
120:本当にあった怖い名無し:2013/06/22(土) 11:38:10.91 ID:2TqKhv0l0
お口直しにこんなのいかが
ほん怖からの転載だが俺的にはほんのりじゃなかった
126:本当にあった怖い名無し:2013/06/22(土) 11:59:25.37 ID:eyto3Bw6O
>>123
貼ってくれてありがとう
結構こわいね…
301:本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 21:03:50.84 ID:BdqhN7mC0
44:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:32:25 ID:v8TrZYrV0
VIPに立ってた「幽霊より生きてる人間の方が怖い系の話を大量にして下さい」スレに
結構面白いのがあったので転載します
372:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 00:42:07 ID:U6bPb4ASO
419:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 23:35:53 ID:K0l0kxl90
423:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 23:55:50 ID:rMZ/spsG0
お願いします↑
426:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 23:59:46 ID:K0l0kxl90
432:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 00:17:57 ID:GADKRiSN0
あ、ちなみに今貴船神社は防犯カメラ付いてるらしいので、安易に凸しない方がいいかも。
439:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 00:58:27 ID:+bpBpcV00
>>436
面白かった。また、なんか書いて。
438:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 00:56:10 ID:E6jcWNHs0
>貴船神社
って丑の刻参りで有名だったのか
落としたサンダルが気にかかるな
ぬ~べ~と同じ展開になったり
>深泥池
引っ張られたのとは別として
風邪は泥水が体内に入ったのと水浴びて免疫力が低下したのが原因だと思う
444:fumo:2008/02/14(木) 10:14:31 ID:+y6jaZlM0
455:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 10:54:56 ID:PNWr7udY0
528:本当にあった怖い名無し:2008/02/15(金) 13:46:54 ID:mh3Fb4VB0
599:本当にあった怖い名無し:2008/02/16(土) 17:19:50 ID:ZOYQsLquO
828:本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 14:18:01 ID:bAXgUFGi0
転載自由らしいのでコピペ。
934:本当にあった怖い名無し:2008/02/20(水) 13:53:20 ID:DqL3KOQ10
245:藻:2008/01/26(土) 19:07:37 ID:cL5sesV+O
426:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 00:34:00 ID:LIFRqBKrO
453:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 03:23:11 ID:2Kfu/m4o0
怖くはないが、奇妙で面白かった
まさに事実は小説より奇なりだ
しかしその厨房、
ゲームなど使った物の位置を元に戻さなかったり、
カップ麺やら買い置きしたり、自分の存在がばれるとは思わなかったのかね
いくらお礼の気持ちだからといって存在ばれるようなことはしたくないよな
DQN、ゆとりというより、本物の知恵遅れなんじゃないか?
644:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:01:24 ID:2ig1kyEb0
652:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:48:24 ID:LDujEIOf0
>>651
乙でした。
長文でしたけど、とても読み易かったので一気に読んでしまいました。
何とも…弟さんの気持ちも分かるし、居たたまれないですね。
657:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 11:23:22 ID:2ig1kyEb0
>>652
読んでいただきおつかれさまです&ありでした
弟君は現在Sと大の仲良しになっており、一緒に良く遊んでます。
俺にも一応、すぐに謝罪の電話をしてきました。もちろん許しました。
現在は、弟君は母の家をお払い+リフォームして一人で住んでいます。
彼は元々は父方の家で暮らしてたようですが、父親の許しもありそうすることに
なったようです。
Hの自殺については真相を知ろうとは思ってません。
これは、弟君も同意してくれています。彼がそれまでに調べてた事によると
イジメが原因ではなさそうなのと、Hが精神的に病んでいたことを
教えてくれました。そこでこれ以上蒸し返すのや、本人が望む望まないに
関係なく他人を巻き込むのはやめようという事になりました。
Hが死ぬ2週間前にSに送ったメールで「今度又皆で飲みにいこうぜ」との内容を
見た弟君が「兄はSさんたちを恨むはずが無いです。」と納得。Sが
「お前の兄ちゃんは人を恨む奴じゃない。」と言うと大泣きしてたそうです。
弟君はGやMや俺(帰郷時)とも飲みにいったりするようにはなりましたが、
未だに誰も弟君の家には行ってません。怖い+悲しい思いがするのが原因ですね。
これで最後です。読んだ方お疲れ様でした
777:本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 20:25:51 ID:Rhqk3Jsv0
783:本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 21:29:39 ID:R5A71ZZ/O
>>780
片付けるより引っ越した方がいい
821:猫と排水管:2008/02/05(火) 07:34:16 ID:JDiI3Kb10
839:本当にあった怖い名無し:2008/02/05(火) 14:22:32 ID:bbxAAivt0
>>822
洒落コワよりenigma向けっぽいが良い話だね。
この手の自分が行けない場所、地下世界っぽい話は大好きだ。
お口直しにこんなのいかが
ほん怖からの転載だが俺的にはほんのりじゃなかった
七五三
86 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:32:20.40 ID:MxbIc3pC0
昔のことなので曖昧なとこも多いけど投下。
こんなことを自分で言うのは何なのだが、私は小さい頃けっこう可愛かった。
今はどうかってのは喪女だということでお察しください。
でも、小さい時の写真を見れば、髪も肩でまっすぐに切りそろえてたから、
着物着たらマジ市松人形。
が、そのせいで怖い目にあったことがある。
先に言っとくと、変なオッサンに追いかけられたとかじゃない。
時期は七歳の時、場所は祖父母の家。
七五三に行く少し前で、七五三のお参りに来ていく着物を
祖母に着せてもらう練習かなんかだったと思う。
ともかく本番前に一度着物を着せてもらったんだ。
私はきれいな着物を着せてもらって嬉しくてしょうがなかった。
それを見た母は、絶対に汚さないという約束で、
家に帰るギリギリまで着物を着てていいよと言ってくれて、
私は着物姿のままで、祖父母の家をぱたぱた歩き回っていた。
祖父母の家はいわゆる旧家というやつで、
家の奥には今はもう物置になっているような部屋がいくつかあった。
私はそこに入り込んで、薄暗い中、古い道具の入った箱の中を見るのが大好きだった。
それでいつものように奥の部屋に入り込んで、古い道具や何かを見ていると
不意にすぐ後ろに誰かが来て、「楽しいか」と声をかけてきた。
121:本当にあった怖い名無し:2013/06/22(土) 11:41:45.17 ID:2TqKhv0l0
87 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:33:02.55 ID:MxbIc3pC0
若い男性の声だったから上の従兄かなと思って、「うん」と振り向きもせず遊びながら返事。
すると、
「かわいいね。お人形がおベベ着て遊んでいる」
もっと古風な言い回しだったような気がするけど、そんなことを言った。
振り向こうとすると「だめだ」と言う。
目の端に青っぽい模様の入った袴が見えたので、
「お兄ちゃんも着物着たの?」と訊くと、
「いつも着物だよ」
「わたしね、今日はお正月じゃないのに着物着せてもらったんだよ」
と、しばらくの間、その後ろの人を相手に、着物がいかにうれしいかを話していた。
なぜだか後ろは向けなかった。
するとじっとそれを後ろで聞いていたその人は
「着物がそんなに嬉しいの?
じゃあ、ずっと着物でいられるようにしてあげようか。
この部屋で、ずっと着物で遊んでおいでよ。お兄さんも一緒だよ」
「ほんと!遊んでくれるの?やった!」
と嬉しそうな私に、後ろの人は続けて言った。
「じゃあ、ずっとここで一緒に遊ぼうね。約束だよ」
「でも、わたし、お外でも遊びたいよ。木のぼりとか虫取りもしたいよ」
「だめだよ。お人形がそんなことをしてはいけない」
122:本当にあった怖い名無し:2013/06/22(土) 11:45:00.35 ID:2TqKhv0l0
88 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:34:25.50 ID:MxbIc3pC0
「やだよ、お外で遊ぶもん。友達とも遊ぶもん」
「だめだよ。外に出てはいけないよ」
こんな感じの問答をずっと繰り返していると、後ろの人はすっと私の後ろにしゃがみ込んだ。
そして私の髪にさわって、静かな口調で言った。
「かわいいねえ、かわいい。いい子だから言うことを聞きなさい」
ここでやっとおバカな私は、この着物のお兄さんが従兄ではないことに気が付いた。
手元の古い道具ばかり見ていて気付かなかったけども、
いつの間にか部屋は暗くなっていて、うっすら白いもやまで立ち込めていた。
「かわいいお人形だ、かわいい、かわいい……」
やさしい手つきで髪をさわっているけれど、背中が総毛立った。
「かわいい、かわいい、いちまかな、カブロかな、かわいい、かわいい、かわいい……」
少し怖くなった私は頑張って言った。
「わたし、人形じゃないよ」
「かわいい、かわいい、かわいい…」
「この着物は七五三で着せてもらったんだよ」
手がぴたりと止まった。
「七五三?」
「うん、着せてもらったの」
「もう七つ?」
123:本当にあった怖い名無し:2013/06/22(土) 11:48:22.60 ID:2TqKhv0l0
89 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:34:56.42 ID:MxbIc3pC0
ここで私は、嘘でも七つと答えなければいけないような気がした。
実際にはまだ六つで七五三には次の週かなんかに行く予定だったんだけども、
嘘でも七つと答えなければいけないような気がした。だから答えた。
「七つだよ」
すると後ろの人は、すっと立ち上がり、
今度は頭をなでて「かわいいね。でも、もうお帰り」
そのとたん、部屋がふっと明るくなった。
慌てて後ろを振り向いたが誰もいない。
変なの、と思ったが、その後は特に気にせずそのまま遊んでいた。
でも夕方だったのですぐに母親に呼ばれて、部屋からは出た。
それでその時は洋服に着替えさせられて家に帰った。
親には一応話したけど、遊んでるんだろうと思って本気にはされなかった。
それで、次の週かその次の次だったかもしれんが、七五三に行った。
神社の帰りに祖母の家に寄ったけども、奥に行く気にはならなかった。
もしあの時「ここにいる」「六つだ」と答えていたら、一体どうなってたんだろう。
90 :本当にあった怖い名無し:2011/09/04(日) 18:37:31.55 ID:MxbIc3pC0
可愛いからというより、気に入られたのかもしれないけど、
それ以来「かわいい」という言葉には自然と身構えるようになってしまった。
後ろに立ってた人についてはいまだに何もわからない。
長文失礼しました。
126:本当にあった怖い名無し:2013/06/22(土) 11:59:25.37 ID:eyto3Bw6O
>>123
貼ってくれてありがとう
結構こわいね…
301:本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 21:03:50.84 ID:BdqhN7mC0
黒いソファー
高校生の時、親元を離れ家賃2万の風呂無しアパートを借りて住んでいた。
その部屋には何故か黒いソファーが備え付けてあった。
6畳の部屋には似合わない本皮のどっしりとした大きなソファーで、
大家のおじいさんが言うには前の前の前くらいの住人が
「いらないので」と置いていったとのこと。
住人が引っ越す度に「持って行けよ」と言うのだが「いや、いらないです」と断られるらしい。
それを聞いた自分は「うわあ!オカルト話でよくあるやつ!」なんて思ったが、貧乏でテーブルしか持っていなかったので、ありがたくベッド代わりに使わせてもらうことにした。
ソファーは左側の壁にピタリと寄せて置いてあり、
動かそうにも一人ではビクともしなかった。
住み始めて数日経った夜、ソファーで寝ていると突然背中に痛みを感じた。
チクチクと爪楊枝で刺されてるような嫌な痛み。
何か虫?と思いながら体を起こし電気をつけてソファーやTシャツを確認してみたが
何も見当たらず、そのうち痛みもなくなった。
その日から不思議なことが起こるようになった。
背中のチクチクに加え、金縛り、うめき声、モヤモヤとした黒い影が部屋に入ってくる、誰かが背中に顔をベタリと付けてくる、包丁で刺される夢を見る・・・。
全てソファーで寝ている時に起こる。
「やっぱりこのソファー・・・」と思い、引越しを考えたがそんな金があるわけもなく、
仕方なくソファーにシーツをかけ、なるべくソファーに近づかないように生活をしていた。
302:本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 21:04:43.74 ID:BdqhN7mC0
ある朝、便所に行こうと廊下へ出ると大家さんと大家さんの孫と出くわした。
「あ、おはようございます。あれ?どうしたんですか?」
「いやあ、隣のAさんから急に電話着て、もうアパートに戻らないから片付けてくれだってよ」
自分はそれを聞いて思わずガッツポーズをしそうになった。
何故ならこの隣のAさん、かなりアレな人だったからだ。
40歳~50歳くらいの太った眼鏡のおばさんで、
もう10年以上住んでいるらしいんだけど、挨拶も無し、
少し物音をたてただけで壁をドン!、ドアに「うるさい!」「掃除!」と
書かれた張り紙をしてくるなど酷かった。
一番鮮明に覚えているのが、廊下でAさんが突然ひっくり返った。
偶然近くにいた自分が「大丈夫ですか?!」と駆け寄り、
手を差し伸べるとバチーンとすごい勢いで弾かれた。
「なんだコイツ」と思いながらも見守っていると、
近くにコンビニの袋が落ちているのに気付いた。
何の気なしに拾ってみるとエロ漫画とコンドームが入っていた。
それをまた凄い勢いでAさんは奪い取るとドシドシと部屋に戻っていった。
そんな人だったので「引っ越してくれてありがとう!」と心から感謝していた。
鼻歌交りに部屋に戻りダラダラしていると、隣が何やら騒がしい。何かあったのかな?
303:本当にあった怖い名無し:2013/06/27(木) 21:05:23.08 ID:BdqhN7mC0
なんて思っていると、「B君(俺)!ちょっと来て!」と大家さんの孫が呼ぶ声が聞こえた。
「どうしたんですか?」と隣の部屋に行くと、
大家さんの孫が血相を変えてどこかを指差している。
パッと指差した方を見てめちゃくちゃビックリした。
壁に釘が何十本もぶっ刺してあった。
呆然と見ていると大家さんが「よく見てみろ。色々書いてある」と言うので
近寄って見てみると、釘のぶっ刺してあるところを中心に
壁にバーっと細かい字と汚い絵が沢山書いてあった。
絵は小学生が描いたような女と男の裸の絵で、上から爪か何かで引っ掻いた跡があった。
細かい字の方はもう「死」とか「呪」とか「殺」とか・・・いかにもな字が並んでいた。
「○○死ね」というが沢山あって、もちろん俺の名前もあったのだが
大家さんが言うには「B君の前の住人たちの名前があるな」と言っていた。
それを見て何となく気付いた。この壁の向こうって丁度ソファーがあるあたりだ。
あの現象ってソファーが原因だったんじゃなくて、これが原因だったんじゃないかって。
恐らく前の住人たちはこの事実を知らずに、ソファーに原因があると思って
置いていったんだろうなあと思うと何とも言えない気持ちになった。
Aさんが何でアパート出て行ってから、しばらくぶりにソファーで寝てみたが何も起こらなかった。
やっぱりあれが原因だったのかと確信した。
ちなみに大学を出るまで住んで、出るときに大家さんに
「ソファー持ってくか?」と聞かれたけど「いや、いらないです」って断った。
でかいんだもん。
44:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:32:25 ID:v8TrZYrV0
VIPに立ってた「幽霊より生きてる人間の方が怖い系の話を大量にして下さい」スレに
結構面白いのがあったので転載します
バスの変なおばさん
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 03:52:31.66 ID:Ye/Hp4AVO
俺の怖かった話聞いてくれるかい?文才ないし携帯だから遅いけど
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:08:45.00 ID:Ye/Hp4AVO
俺の学校へのルートはバス→電車→徒歩なんだ。工房でサーセンwww
でさ、その朝のバスにたまに変な人が乗ってるんだ。地元はちなみに横浜です。
なんだろう、障害者なのかなんなのかわからないおばさんがたまにいるわけ。
俺、遅刻ぐせがあって毎朝同じバスに乗るってわけじゃなかったから毎朝は見れなかったけど、噂じゃ、この時間に乗ればこのおばさんがいる!ってくらい有名だったらしい
45:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:33:27 ID:v8TrZYrV0
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:18:02.43 ID:Ye/Hp4AVO
そのおばさんがどんな風に障害者じみてるかというと
口を白いハンカチで押さえながらずーっと誰かしらに文句言ってるんだ。
例えば
「ゴミを散らかしてる人間はゴミとしての自覚があるんですかぁ?」
だとかもうバスの人間に全く関係ない文句。
しかもその言い方が粘着的というかなんというか、何ともいえない嫌な感じがする。
そんでバスの人間がおばさんにとって不快な行動、例えばくしゃみをするだとかね。
そういう行動を取ると一気にそいつに文句の標的がうつる。
「病原菌を撒き散らしてることを自覚してくださいねぇー?」
って感じで
声の大きさは走ってるバスの車内なかほどまで届くくらい。
結構でかいんだ。
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:25:52.64 ID:Ye/Hp4AVO
一応最後まで書くわ
申し訳ないので簡潔めにしてスピードあげます
で、ある朝バスに乗ったらそのおばさんの定位置近くにうっかり座っちゃったんだ。
そのとき初めてまじまじと顔見た。口隠したおかっぱの普通のおばさんだった。
その日も相変わらず文句言ってた。
46:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:34:23 ID:v8TrZYrV0
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:29:40.76 ID:Ye/Hp4AVO
うるせーなと思いながら携帯いじってたんだけど俺はうっかり、
本当にうっかりくしゃみしちまった。
風邪引いてたからな。
そしたらおばさん俺に集中攻撃さ。ぼっこぼこに言い始めた。
あんまり言うもんだから俺はつい
「うるせーよくしゃみぐらいで!黙ってバス乗ってろ!」
ってきつめの口調で言ってしまった。
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:35:10.40 ID:Ye/Hp4AVO
そしたらおばさん黙った。
黙ったんだけど物凄い目開いて俺を見てる。
ひぐらしみたいな感じっていうとわかりやすいかな
人間ってあんな目開くんだと思ったよ。
俺はきつくいっときながらちょっと妙な怖さを感じちゃって目的の停留所の少し前で席を立った。
でもまだ見てるんだ。ずーっと。おかしいほど見開いたまま。
停留所について急いで降りて恐る恐るおばさん見たけど
まだ見てた。窓に張りついて。
47:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:36:45 ID:v8TrZYrV0
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:40:00.19 ID:Ye/Hp4AVO
目があったままバスは走りだして、そのまま視界からおばさんは消えた。
ちょっと驚いた。というか怖さを感じたけど、その日は遅刻ぎりぎりだったので
学校のことにすぐ頭が切り替わっておばさんの事は記憶の隅に追いやられた。
で何日か過ぎた頃。
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:44:48.02 ID:Ye/Hp4AVO
滅多にない部活の話し合いで帰りがいつもより遅くなった日。
空いた車内に喜びを覚えながらバスカードを通して右を見た瞬間、
俺は喜びが恐怖にかわるのを感じた。
おばさん。
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:51:09.14 ID:Ye/Hp4AVO
帰りに会うなんて初めてだった。
その日もまた白いハンカチで口を隠したまま、ぶつぶつ言ってたっぽいが、
俺の姿を見るとあの朝のように目が飛び出しそうなぐらい開いたのがわかった。
ぶつぶつも止んだ。
俺は本気で怖かった。
空いてたのに立っていたぐらいだ。
たまにちらちら見てもずっと俺を見ている。
48:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:38:17 ID:v8TrZYrV0
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 04:55:01.37 ID:Ye/Hp4AVO
家の近くの停留所に着くと俺は急いで降りた。
おばさんがごそごそ動いた気がしたけど気にしない。
後ろから足音が聞こえたけど気にしなかった。気にしないで走った。
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 05:00:13.14 ID:Ye/Hp4AVO
次の日の帰りも遅かった。
また会ってしまうかもしれない。
でも俺の脅えは杞憂に終わった。
ぷるぷる脅えていたくせに乗っていないとなると気も大きくなり、
くしゃみなぞを何度もしてやった。気持ち良かった。
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 05:05:13.28 ID:Ye/Hp4AVO
ヒャッホーウ俺の時代だぜ!
みたいな事を思ってたと思う。マジで阿呆だ。
自宅近くの停留所に着いて、自分のマンションに向かった俺は気分が良かった。
あんまり気分が良かったんでマンションに住み着いてるぬこ達に弁当の残りでも
やろうかな、なんて普段の俺じゃ考えつかないようなナイスアイデアを思いついた。
49:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:39:18 ID:v8TrZYrV0
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 05:18:42.28 ID:Ye/Hp4AVO
遅くてごめん。
臭いんだよ。
糞的な臭さじゃあない。それはわかったけれど、
何の臭さかまでわからなかった。どこかで嗅いだ事があるような、不快感を伴う臭い。
でも、もう2、3歩でポイントだという所で俺は思い出した。
この臭いを嗅いだ場所。
牛をバラす見学をした所。
50:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:40:15 ID:v8TrZYrV0
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 05:27:42.97 ID:Ye/Hp4AVO
なぜこんな所でそんな臭いがするのか?
目を凝らすとすぐにわかった。
変わり果てた猫が何匹か転がっている。
全身に鳥肌がぞっと立った。
ポイントにいた人がゆっくり立ち上がり、振り向く。
そいつは血走った目を見開いていた。
51:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:46:22 ID:v8TrZYrV0
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 05:32:30.78 ID:Ye/Hp4AVO
「ひぃっ!」
まさか漫画以外で、しかも自分の口からこんな叫び声を聞くとは思わなかった。
その叫び声は声にならず喉の奥で鳴っただけだった。
何でこいつ俺の家知ってるんだ
まずそう思ったけど思い出した。
足音が聞こえた日のことを。
あれは俺を追うためじゃなくて俺の家を確かめるためだったって事だろう
52:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:46:45 ID:v8TrZYrV0
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 05:50:27.39 ID:Ye/Hp4AVO
「え?え?なに?」
こんなことを言った気がするけどマジで声出てなかったと思う。
本気でいっぱいいっぱいだった。
その日のおばさんは俺が怒鳴るまでバスの車内に響かせていた早口の文句を再発させていた。
「猫を飼うなんて迷惑だと思わないんですか
糞はどうするんですか
周りに迷惑ですよ
なきごえとかも迷惑ですよ
わからないんですかふえるいっぽうで
へらないですよ
ずっと
めいわくがかかるじょうしきしらずきんも
まきちらすわかりませんかわからないのかにんげんのくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくずくず」
53:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:47:11 ID:v8TrZYrV0
173 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 06:02:32.33 ID:Ye/Hp4AVO
うろ覚えだけどこんなこといってたと思う。
クズのところはよく覚えてるけど。
おばさんはクズクズ言いながら早足で俺に向かって歩いてきた。
マジで怖くて俺は走ってマンションの自動ドアの中に逃げ込んだ。
大した運動もしてないのにぜーぜーいってたから一息ついた。
後ろを見るのが怖くて、自分の家にも腰抜けて帰るに帰れなくてそのままへたりこんでた。
30分ぐらいそうしてたのかな
恐る恐る後ろ見た。
バスの窓に張りつくように、自動ドアに張りついてこっちを見てるおばさんがいた。
俺はそのまま気を失ってしまった。へたれです
54:本当にあった怖い名無し:2008/02/09(土) 08:50:34 ID:v8TrZYrV0
182 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 06:06:24.04 ID:Ye/Hp4AVO
目が覚めた。そんな時間は経ってなかった。
夢だったのかと思ったけど自動ドアに血がついてたことで、現実と認識できた。
うわあああん落ちはないけど実話だよみんなもおばさんとかにはきをつけよう
372:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 00:42:07 ID:U6bPb4ASO
くだん
むりくり3レスにまとめた。
もう20年くらい前になるかな。
ある日実家の父から電話があった。
先日祖父の法要で田舎(父の実家ね)に帰ったとき
仏間で面白いものを見つけたから見に来いという。
実家まで車で30分ばかりだし俺はさっそく行ってみた。
父は他の家族の目をはばかるように俺を手招きすると奥へ向かった。
そして卓の前に座ると古そうな木の箱をとりだした。
そして顎をしゃくって開けて見ろという動作をした。
俺はよく要領を得ないまま蓋をとった。
正直それを見た第一印象はウェッなんだこれといった感じだった。
綿の敷かれた箱の中に入っていたのは体長20㎝程の猿の赤ん坊?のミイラだった。
既に目玉も鼻もなく。ぽっかりと穴が開いてるだけ。
剥き出しだ口にはギザギザと小粒な歯が生えているので辛うじて人間とは違うなと思う。
ただ猿とも少し違うような。
何コレ?俺は父に尋ねた。
父はニヤニヤしながらワカランと首を振った。
祖父の部屋には昔からオカしなものけっこうあったそうで
なんぞ面白いものでも無いかと漁っている内に天袋の中から見つけたそうである。
それを黙って持ち出してきたらしい。
373:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 00:45:49 ID:U6bPb4ASO
俺も父もこういった珍品は大好きだったが、
それにしてもこれは余りに薄気味悪く禍々しかった。
箱の面には何か札のようなものが貼ってあったが、文字はもう掠れていて読めなかった。
その日はそこそこ居て帰ったが翌日から俺は体調を崩した。
熱があると言うわけでもないのに体が重く体が火照った。
何をするのも億劫だった。
仕事も休んで部屋でゴロゴロしていた。
翌日も休む。
そこへ実家の父から電話が掛かってきた。
お前体に異変はないか、と尋ねてくる。
ヒドくダルそうな声だった。
俺が状況を説明をすると父も同じ状態らしい。
俺の頭にあのミイラの姿がよぎる。
そんな状態がダラダラと幾日か続いた後、再び父から電話がある。
父の所に叔父(父兄弟の長兄)から電話があったそうだ。
あのミイラを持ち出したことかバレた。
電話口で鼓膜が破れる程怒鳴られたそうである。
直ぐにあれを持って戻ってこいと言う。
あれを見た俺も一緒に。
俺と父は重い体を引きずって姉の運転する車で父の郷里にむかった。
374:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 00:48:00 ID:U6bPb4ASO
到着すると俺達は再び叔父に散々小言を言われた後、
今度は叔父の運転する車で檀家になっている菩提寺へむかった。
叔父はあの箱を脇に抱えていた。
車中父はあのミイラの事を尋ねた、アレはいったい何なのですかと。
叔父はぶっきらぼうに、あれは、くだん、だと答えた。
くだんってあの生まれてすぐ予言をして死んでいく牛の妖怪か?
何でも数代も前のこの家の当主の嫁が産んだと伝えられているらしい。
病死なのか余りに醜いので間引いたのかはわからないと言った。
また嫁もその子を産んだときに死んだとも伝えられている。
ずいぶんと昔の話らしいがこれから行く寺の記録に数行だか残っているらしい。
その後箱と俺と父は寺で経を上げてもらった。
つまりあれは人間ということになる。
件としたのは人と明言するのを避けたかったからではないのか。
そしてアレは絶対に持ち出してはならないもので、
毎年決まった日に菩提寺で経を上げてもらうそうだ。
丁度数日前がその日だったが見つからない。
もしやと思って父に電話したそうだ。
叔父が言うにはオマエ等のお陰で経をあげてもらえず件が祟ったのだと言う。
あのまま放っておけは二人とも死んでいたぞ、とも。
419:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 23:35:53 ID:K0l0kxl90
外畑
ここらで俺の実体験を一つ。
京都の外畑という所での話。
文章下手なのはご勘弁。
外畑という場所は大昔行き倒れだかなんだかが多くて、
辺りに無縁仏が多いっていうウワサを聞いたんだ。
何でも霊感が強い人だと無縁仏の地蔵の周りに見えるらしい。
それで、一回見に行こうって話になって先輩とその彼女、
俺と友達の4人で車に乗って肝試しに行ったんだ。
詳しい地理は忘れたんだけど、確か山の方にどんどん入って行って夜景見たり、
途中で山の中の霊園に行ったりとか結構長い時間走り回ってたんだ。
しばらくは別に何も無くて暗闇でワイワイいいながら楽しんでた。
つづく
420:外畑 続き:2008/02/13(水) 23:36:55 ID:K0l0kxl90
そのうち先輩が道の脇の茂みにぽつぽつと崩れかけた様な
地蔵っぽい石があるのに気づいて車を止めて降りて見に行ったんだ。
それを見ながら「確かに地蔵っぽいなぁ。」とか「この辺に出るんかな?」とか
話してたら突然彼女が「車に乗って!もう行こう!!」と必死に言い出した。
先輩の彼女は『良く見える人』だったので俺達は何か見えたんだと思い、
急いで車に乗って出発しようとした。
そうしたら先輩の彼女が車の周りにいるから早く車を出してと言い出した。
確かにさっきとはうってかわって物凄く嫌な雰囲気だった。
慌てて車を走らせたんだけど、しばらくしたら先輩が
「バックミラーにずっと人が写ってる・・・」と言い出した。
先輩の彼女はずっと「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・」と
泣きながら言ってるし皆軽いパニック状態だった。
しばらく走っているともうついて来てないみたいだった。
つづく
422:外畑 続き:2008/02/13(水) 23:44:17 ID:K0l0kxl90
とにかくどこか明るくて人のいる所に行こうって事になりファミレスに入った。
飲み物を注文して落ち着いてからさっきのは何だったんだって話になった。
彼女が言うには地蔵の周りでずっと誰かがこっちを見ている感じがしてたらしい。
それで、嫌な雰囲気だなと思っていたら黒っぽい人影がずーっとこっちを見てる、
というより物凄い形相で睨んでいるのに気がついたんだそうだ。
その異様さにこのままここにいたらマズイと思い早く行こうと言い出した。
そして、車を出してからもずっとついて来るので本気で危ないと感じて、
騒いで邪魔したのをずっと謝っていたんだそうだ。
おわり
長文ウザがられそうなんで短くまとめたけど、分かりにくかったら申し訳ない。
他にも実体験があるので投下してもいいですか?
423:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 23:55:50 ID:rMZ/spsG0
お願いします↑
426:本当にあった怖い名無し:2008/02/13(水) 23:59:46 ID:K0l0kxl90
貴船神社
では、貴船神社で遭遇した話
かなり昔の話なんで伝わりにくかったらご勘弁。
免許取り立ての頃って皆そうだと思うけど、
車の運転が嬉しくてよく夜中に車であっちこっち行ったもんだった。
その日は俺を入れて男3人女2人の5人組で友人の運転する車に乗り、
特に行くあてもなくドライブしてた。
ちょうど今くらいの季節で当然というか何と言うか、肝試しにでも行くかって流れになった。
どこに行こうかって話をしていて、最初は深泥池に行こうってなったんだけど
以前に俺と友人がちょっと怖い目に遭ったので猛反対した。
そうしたら女の子の一人が貴船神社の丑の刻参りの話を始めた。
みんな丑の刻参りのウワサは知っていても実際にやってないだろうと思っていた。
今みたいにネットが普及する前の事だったから、こういう怖いウワサは人から
伝え聞く話ばっかりだったし、まして人伝に聞く話は眉唾ものだと思っていた。
じゃあ、本当にやってるか確かめようって事になり、軽い気持ちで貴船神社に向け出発した。
深夜にこんな所を車が通っているはずも無く、辺りは静まり返っていた。
真夜中で車もいなかったので構わないだろうと思い手前の駐車場ではなく、
参道入り口の鳥居の前に車を停めておいた。
後でこれが幸いするとは、この時は微塵も思っていなかった。
続く
428:続き:2008/02/14(木) 00:00:44 ID:GADKRiSN0
懐中電灯なんか準備していなかったので、
山の間から射す月明かりを頼りに参道を昇り始めた。
月が明るくて風も気持ちよくて、肝試しというより
夜の散歩みたいな雰囲気で普通に話をしながら歩く余裕すらあった。
参道のゆるい階段を上りきり、門をくぐって手前の広くなっている所にたどり着いた。
さすがに木がうっそうと茂っていて月の光も射して来ず、
さすがにさっきまでの冗談を言い合うほどの余裕は無くなっていた。
ちょっと躊躇いもあったんだけど、とりあえず奥へってことで
暗闇に目を凝らして建物を回り込み、奥の木立の方へ入っていこうとした。
予想以上に暗く静かなのとさっきまでの余裕が無くなったせいか、
皆一様に無口で雑草や木の枝を踏む音が結構響いているように感じた。
丑の刻参りの釘を打つでも聞こえて来るかと思ったがそんな音は聞こえて来なかった。
意を決して。とか言うと大げさだが、皆顔を見合わせ「行くぞ」って感じで足を踏み入れた。
木立の方へほんの数メートル踏み込んだ時に明らかに自分たちの足音とは違う物音を聞いた。
皆驚いて足を止め、茂みに身をかがめて息を殺し、聞き耳を立てていた。
物音は木立の奥から聞こえてくるようだった。
ガサガサと草や木の枝を踏む音が近づいて来るように感じた。
その音は明らかに人間の歩く足音だった。
じっと暗闇に目を凝らしていると遠くの方で白い物がチラチラと動いているのに気がついた。
チラチラしているのは白い服を着た人が木の間を通っているからで、
真っすぐという訳ではないが確実にこちら側へ近づいて来ている。
さすがに皆マズいと感じたのか小声で「誰かいるな・・・」「ヤバくない?・・・逃げようか。」などと囁いていたが、これ以上近づくと気づかれそうに感じたのでとりあえず木立から出ようとした。
つづく
430:続き:2008/02/14(木) 00:01:37 ID:GADKRiSN0
茂みを5人組で動くとなるとさすがに気をつけていても音が出る。
白い人影がぴたりと歩くのをやめたので、気づかれたと思い皆一気に茂みから走り出た。
とにかくこんな所で出会うヤツに関わったらロクな事がないと思い、必死で走った。
後ろの木立から「あー!!」とも「わー!!」ともつかない叫び声が
聞こえたときは洒落にならないくらい怖かった。
女の子はパニック状態で「キャー!!」と叫んでいたが俺達も気がついたら
「うわー!!」と叫び声を上げていた。
とにかく女の子を置いて行けないので慌ててサンダルが脱げて
裸足になっているのも構わず、男全員で後ろから急き立てるようにして走った。
走りながら振り返って後ろを確認すると明らかに
着物を着た人影がこちらを目指して走って来ていた。
俺達は必死で「こっちに来んな!!」とか
「おらぁ!!ぶっ殺すぞ!!」とか口々に意味の無い事を叫びながら走っていた。
参道のゆるい階段で誰も躓かなかったのは奇跡的だった。
とにかく捕まったら洒落にならないと思い、
すぐに乗り込めるように車の持ち主に「鍵!車の鍵!!」と叫んでいた。
普段では出せないくらいのスピードで一気に参道を駆け下りて車に飛びついた。
鍵が空くまでの時間が物凄くもどかしかった。
鍵が開いた瞬間皆飛び込むようにして車に乗り込んだ。
助手席に回り込んだ俺が最後に参道の方を見たら、参道の中程で
車に乗り込んだ俺達を見て諦めたのか着物を着た人は立ち止まってじっとこちらを見ていた。
多分その人影は女の人だったと思う。
車を切り返す時に慌ててガードレールを擦ったが、
その間にもこっちに走って来るんじゃないかと気が気じゃなかった。
運転している友人は車をぶつけた事を気に掛ける余裕も無く、
相手は徒歩なのに追いかけて来ないかバックミラーで確認しながら必死で逃げ出した。
町中へ出てようやく安心してお互いを見やるとみんなボロボロになっていた。
男の一人が膝を擦りむいていたので恐らくこけていたんだと思う。
女の子も裸足で走っていたので足が血だらけだった。
もしもあの時すぐ近くに車を停めていなかったら。
もしもあの時捕まっていたら。と考えると心底ぞっとした。
おわり
以上、長文お目汚しでした。肝試しは幽霊以外にも気をつけて行かないとあかんね。
432:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 00:17:57 ID:GADKRiSN0
あ、ちなみに今貴船神社は防犯カメラ付いてるらしいので、安易に凸しない方がいいかも。
深泥池
ついでと言っては何ですが、深泥池での話。
自分が直接体験したのはごく一部です。
ほとんどが後に聞いた話になるので、
できるだけ補完しながら書きますが分かりにくい所はご勘弁。
当時、俺は高校生で深夜のガソリンスタンドでバイトしていた。
(このスタンドも不思議な事が起きる所だった。)
バイト先は社員・アルバイト問わず皆仲良くて
よく一緒にご飯を食べに行ったり遊びに行ったりしていた。
季節は確か夏になる前だったと思う。
その日は週末で自分は早番のシフトだったので夜の8時に仕事が終わった。
ちょうどその時一緒のシフトだった社員のEさんの彼女と俺の友達のTがスタンドに来ていた。
仕事終わりに皆で晩ご飯に行こうという事になった。
俺とT、EさんとEさんの彼女の4人でEさんの車に乗って
市内の北の方にあるお店に行く事になった。
そのお店は大皿でパスタを出している店でおいしくてボリューム満点、
その上値段もリーズナブルで人気のある店だった。
それで仲間内でも評判が良く、いつも利用している店だった。
つづく
433:続き:2008/02/14(木) 00:18:56 ID:GADKRiSN0
お店に着くとさすがに週末なので何組かのお客さんが順番待ちをしていた。
店員に声をかけて順番を取ろうとしたら順番待ちの中にEさんの友人グループがいた。
それで合流して一緒に入ろうという事になった。
合流したメンバーは俺とT、Eさんと彼女、Eさんの友人Aさんとその彼女、
Aさんの友人のBさんとその彼女、それからもう一人の女の子のCさんの
合計9人で大皿料理を囲んでワイワイと食事をした。
AさんとBさんは地方出身者で、京都の地理に疎くて
遊びに行く所を探すのが大変だと言っていた。
かなりの時間店にいて話も楽しく盛り上がり、この後はどうしよう?という事になった。
Eさんが「丁度ここから近いから深泥池に肝試しにでも行くか?」って冗談ぽく言ったら、AさんとBさんがそれに何故かがっちり食いついてしまった。
俺は凄く嫌だった。女性陣も最初は嫌がっていたんだけど、
何だかんだで押し切られて肝試しに行く事となってしまった。
つづく
434:続き:2008/02/14(木) 00:19:26 ID:GADKRiSN0
つづき
車2台に分乗して深泥池に向かった。
車を博愛会病院寄りの道路脇に停め、Eさん達はノリノリでさあ行こうかって事になった。
だけど、俺は本当に行きたくなかった。Tも行きたくねぇって感じだったので
2人で待ってると言うと、ヘタレとか根性無しとかもう散々な言われようだった。
その時Cさんが「私、今日は踵の高い靴履いてるし、あんなとこ入って行けないから
ここで待ってる。」と言い出したので是幸いと「こんなところで女の子を一人で待たせるわけにはいかない。」とかなんとか言い張って結局行かずに済んだ。
後の6人はノリノリで「じゃあ、ちょっくら行って来るわーwww」とか
「帰って来なかったら迎えに来てやw頼むでwww」などと軽いノリで入って行った。
しばらく3人で話をして待っていた。
夏も近いはずのにあの辺は夜になると何故か肌寒い。
30分程経ったかというころに深泥池の脇の草むらがガサガサと鳴り出した。
俺達3人は驚いて一瞬会話が止まった。
だが、皆が帰って来てこっちを怖がらせようとしてるんだろうと思い、
「はいはい、おかえり。もうバレてるってwww」とか声を掛けたけど返事が無かった。
3人ともちょっと怖かったが、とりあえず野良猫か何かだという事にして納得しておいた。
実際、野良猫だったんだろうけど。
それからしばらくして、Eさんの呼ぶ声が聞こえたので
深泥池の際まで行ってみると皆帰って来ていた。
何故かBさんがずぶ濡れの泥まみれになっていた。
Eさんが言うにはBさんが足を滑らせてコケたという事なんだが、
Bさんは「思いっきり引っ張られた。」と言い張っていた。
俺達が「またまた、どうせEさんとAさんがふざけて押したか何かしたんやろう。」
と言うとBさんは「押されてもそうそうこけたりしない。」と言う。
確かにBさんはアメフトをやっていただけあって大柄のがっちり体型だった。
とにかく泥が臭かったので綺麗にしないと車に乗れなかった。
近くのコンビニで水を買って来てもらいBさんは頭から水をかぶって泥を洗い流した。
しばらくするとBさんが肌寒い所に水をかぶったので寒い寒いと言い出した。
仕方ないので帰ろうと言う事になりその日は解散となった。
つづく
435:続き:2008/02/14(木) 00:19:56 ID:GADKRiSN0
つづき
それから2日後、Eさんと同じシフトになった時に
グダグダで解散になったあの日の事を聞いてみた。
深泥池沿いの右方向に踏み分けた道があるのでそっちへ進んで行ったんだそうだ。
男性陣は彼女もいる手前、「別にたいした事無いなあ。」とか
強がりを言いながらウロウロしていた。
しばらくしたら池の方から水面を「パシャーン、パシャーン」と
何かが撥ねる様な音が聞こえて来たらしい。
皆で「幽霊と違う?」とか「鯉か何かが撥ねたんやろ。」とか言っていたらまた、
「パシャーン、パシャーン」と聞こえて来たらしい。
女性陣が怖いからもう帰ろうと騒ぎ出した。
そこでAさんが「大した事無いって。魚やって。」と言って石を拾い、
音がしたと思われる方へ投げたそうだ。
石が水面に落ちてボチャンと音を立てると「パシャーン、パシャーン」が止まったそうだ。
女性陣が帰りたがっていたので、もう帰ろうと言って引き返し始めた所、
Bさんが「うわっ!!」と叫んだ途端、池の方へよろめいてハマったらしい。
それで、慌てて泥まみれのBさんを引き上げて帰って来たとの事だった。
実際には池の側にいたのは15分から20分足らずの事だったらしい。
Aさん曰く、「パシャーン、パシャーン」が魚の撥ねる音じゃない感じがして怖かったそうだ。
つづく
436:続き:2008/02/14(木) 00:21:01 ID:GADKRiSN0
つづき
ここからはEさんが友人のAさんから聞いたと言って話してくれた事。
あの日、俺達と別れたAさん一行はとりあえず寒がるBさんを家に送り届けたらしい。
それからBさんは風邪を引いたらしく2日ほど悪寒が止まらず、
仕方なしに病院に行ったそうだ。
病院で薬をもらい何とか仕事をしていたそうだが、
ある時どうにも気分が悪く職場のトイレで吐いたそうだ。
普通なら食べた物とか胃液とかが出そうな物だが、
ただの水の様な透明のものがジャージャーと出たらしい。
それがしばらく続いて物凄くしんどかったそうだ。
それでまた病院に行ったんだが、多分ウイルス性の胃腸炎かなんかで
大した事無いみたいな事を言われて薬をもらって帰ったそうだ。
それでもあまりに体調の悪いのが続くので、
心配したBさんの彼女の勧めで神社で厄落としのお祓いみたいなのをしてもらったそうだ。
それが効いたのか、それとも本当にただの胃腸炎だったのかは分からないが、
体調は徐々に良くなったらしい。
それ以降特に変わった事も無いらしいので
結局何が原因だったのかは分からずじまいだった。
ただ、京都最恐と言われる心霊スポットを舐めたらいけないと思ったのは事実だ。
自分は実際に被害にあったり、何かを見たりした訳じゃ無い。
実際には大した事の無い話かもしれないが、
これが自分の中で一番得体の知れないヤバさを感じた出来事だった。
おわり
他にも色々と体験してるけど、機会があればまた。
439:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 00:58:27 ID:+bpBpcV00
>>436
面白かった。また、なんか書いて。
438:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 00:56:10 ID:E6jcWNHs0
>貴船神社
って丑の刻参りで有名だったのか
落としたサンダルが気にかかるな
ぬ~べ~と同じ展開になったり
>深泥池
引っ張られたのとは別として
風邪は泥水が体内に入ったのと水浴びて免疫力が低下したのが原因だと思う
444:fumo:2008/02/14(木) 10:14:31 ID:+y6jaZlM0
山に入る祭り
1/9
何処かわかってしまいそうなので、方言などは省かせていただきます。
子供の頃の話です。
私が住んでいた山奥の村では、年に一度、奇妙な祭りがありました。
松明を持って、村の大人(男の人達)が山に入っていくだけの祭りです。
この祭りの日は、子供は外に出てはいけないことになっていました。
一度外に出ようとして、すごく怒られたのを覚えています。ばあちゃん曰く、
「知らんでいい」だそうです。
445:fumo:2008/02/14(木) 10:14:55 ID:+y6jaZlM0
2/9
私には、B君という幼馴染が居ました。(私をAとしておきます)
B君とは、よく親と一緒に川に行って泳いだり、
近所の山にいって野苺とかを食べたりして遊んでいました。
B君はとてもやんちゃな子でした。いつも危ない所や行ってはいけないと
言われている所に行こうとするので、私はいつも
「あそこは行っちゃダメだって言われてるから、怒られる」と言って止めていました。
実際、山や川は都会のように整備されておらず、
マムシが出てくることも多かったので、大人の言っていたことは正しかったのだと思います。
あそこの山はマムシがよく出る、崖が多い、あそこの川は昔子供が溺れた、
流れが速い・・・等々。どれもちゃんとした理由があるものばかりでした。
しかし、一つだけはっきりとした理由を教えてもらえないまま、
行ってはいけないとされている場所がありました。
それが、祭りのときに大人が入っていく山でした。
あえて理由を探すなら、ばあちゃんの忠告くらいでしょうか。
446:fumo:2008/02/14(木) 10:15:33 ID:+y6jaZlM0
3/9
ある日、B君が綺麗な水晶のたくさん付いた石を見せてくれました。
どこで取ってきたのかと聞くと、「あの山で採ってきた」と言い、また明日にでも
その場所に行くから、Aちゃん(私)も付いてくるといいよと言ったのです。
大人たちからはハッキリとした理由を聞かされずに行ってはいけないとされて
いる山だったことと、何より綺麗な水晶を羨ましく思った私は、嬉々としてその
言葉に頷き、次の日に山へ行くことを約束しました。
翌日、大人たちにバレないように、野苺を食べに行くとかそんな理由で家を出
ると、水晶の採れる場所までコソコソと向かいました。
山に入ってからしばらくすると、目的の場所に着きました。
雨で崩れ、山肌が露出した場所です。
私たちは手を傷だらけにしながらも、綺麗な水晶をたくさん見つけていきます。
そして、だんだん何処に大きな水晶があるかわかってきました。
それに従うように、どんどんと場所を移動していると、
森の奥に少し開けた場所を見つけました。
ちょうどお腹のすいていた私は、野苺でもあるだろうと、
B君を誘ってその場所へと足を向けました。
447:fumo:2008/02/14(木) 10:17:50 ID:+y6jaZlM0
4/9
鬱蒼と茂る森の奥に、それはありました。
少し苔むした祠のような物で、周りに岩を幾つも置いている、そこだけ特別だ
と一目でわかる場所です。そして、これがあの祭りに関係している物だという
こともすぐにわかりました。
「これって祭りの・・・」
「そうだと思う」
何の祭りか聞かされていなかった私達は、その祠に興味津々でした。
「ここって開けられそう」
「開けたら怒られると思う」
そう言って私が止める間も無く
「何が入ってるんだろう?」
そう言って、B君は祠を開けてしまいました。
中には、白や茶色の石のようなものがたくさんありました。
後になって知るのですが、それは子供の歯でした。
「何?これ。気持ち悪い」
「もう帰ろう?怒られるよ・・・」
私が帰りたいと言っても、B君は「もっと調べるから」と言って、祠の周りを漁りだしました。
その時、急に寒気を感じました。肌を刺すような痛みと、呼吸ができない程の
息苦しさ。いつの間にか、周りから聞こえていた蝉の声が聞こえなくなっています。
448:fumo:2008/02/14(木) 10:18:46 ID:+y6jaZlM0
5/9
「・・・ダ・・・オッタ・・・」
そんな声が聞こえたので慌ててB君を見ると、B君は気味の悪い満面の笑みで
「???コノ??????モウ???(憶えてません。何かの唄かも)」
と言うと、森の奥へと走り去っていきました。
途端に怖くなった私は、泣きながら急いで山を駆け下りました。
そして、山から出ると、運良く近所のおっちゃんに見つかりました。
山から出てきた私を見つけるなりオッチャンは
「なんで山に入った!?」
と怒鳴りつけてきました。
「祠でB君がどこか行った」と私がしどろもどろ伝えるなり、おっちゃんは真っ青になりながら
「・・・お前はオッチャンと一緒に家に帰ろう。Bはすぐに皆で探す。絶対に一人で
いるな。家に帰ってからもだぞ!」
そう言うと、おぶって家に連れて行ってくれました。
家に着くと、オッチャンはすぐにBの家、そして近所へと知らせに行きました。
私はなんとか両親と祖父母に先程の出来事を伝えると、父はすぐに山へと向かい、
母は泣き出してしまいました。
449:fumo:2008/02/14(木) 10:19:56 ID:+y6jaZlM0
6/9
「Aは何を見た!?」とばあちゃんが聞くのですが、私はもう母の動揺ぶりを見て泣き
止まない状態。それを見かねたじいちゃんは、家の奥からペンチを持ってきて、いき
なり私の歯を抜きました。もう私は訳がわからず泣き喚くばかり。
「もうAは大丈夫」
とだけ言い、じいちゃんはそれを持って家の外へ出て行きました。
もう空は赤く染まり始めていましたが、村じゅうの大人達がB君を探しにあの山へ向か
いました。
ようやく泣き止んだ私は、ばあちゃんと母にすがるように家の前でB君の帰りを待ちま
した。
450:fumo:2008/02/14(木) 10:21:07 ID:+y6jaZlM0
7/9
何時間たったかわかりません。
もう日が沈んで随分経った頃、道の奥が騒がしくなりました。B君が見つかったのです。
それがわかるとすぐ、ばあちゃんと母は嫌がる私を家へと押し込もうとしました。
家に押し込まれる間際、私はB君を見ました。
大人たちに引きずられるB君は、縄で手足を縛られて全身血まみれでした。
しかも、それはB君自身がつけた傷で、B君は自分の体を食べようとしていたのです。
B君の母は泣き喚いて、B君の父は呆けたようにしてB君を見ていました。
B君は手当てをされた後、お寺に連れていかれたそうです。
その後、私は両親と一緒に違う土地へ引っ越しました。
B君がどうなったのか、知りたくないというのが本音です。もう私は村へ帰ることはでき
なくなりましたし、あれ以来、山が怖くなってしまいました。
451:fumo:2008/02/14(木) 10:21:46 ID:+y6jaZlM0
8/9
後日談として、つい最近、祭りとあの山について教えてもらえました。
以下、父の話を思い出しながら書きます。
あの山には昔、人食いの化け物(?)がいたそうです。
村にたびたび下りてきては子供を攫っていき、山で食べていたらしいのです。
それをどうにかしたいと思った村人達は、
旅の偉いお坊さんに化け物を殺してもらうことにしました。
そしてお坊さんと村人達は、なんとか化け物を殺します。
しかし、お坊さんは「これはまだ自分が死んだとわかっていない。
だから、本当の意味で死んでいない。これからもこれを殺していかなくてはならない。
それでもし死なないなら、それでも子供を救う手はある」と、その方法を教えたそうです。
子供を救う手というのは、じいちゃんがやった歯を使うやり方だそうです。
アレは骨や歯を食べなかったそうで、その食べない部分を見せることで、
「お前はもうこの子を食べた」と思わせていたようです。
普通は自然に抜けた乳歯をあの祠に持って行くんだそうです。
(そういえば、抜けた乳歯はばあちゃんに取り上げられていました)
私はアレに姿を見られていたので、もう一度歯を抜かれ、そしてもう一度見られない
為に村を離れることになったというわけです。
452:fumo:2008/02/14(木) 10:22:43 ID:+y6jaZlM0
9/9
そして、あの祭りはアレを殺した時の再現なんだそうです。
しかし、殺すというより封じると言ったほうが良いかもしれません。
B君の件で、若い村人達(といっても全然若くない)もアレの存在が
伝承ではないと知ったようです。なにより、まだ人を食おうとしているのですから。
本当なら、この話は乳歯が全て永久歯に
生え替わった時点で聞かされる話だったようです。
知らない方が山に関わるまいとのことらしいですが・・・
私は土地の人間ではないことになっていたので、最近になってやって聞けました。
そして話の中で、父から村の過疎化を聞かされました。
もしかしたら、近い内に廃村になるかもしれない、とも。
もし誰もアレを殺す人が居なくなったら、アレはまた人を食おうとするのでしょうか?
止めてはならない祭りというのもあるのだと、そう思いました。
455:本当にあった怖い名無し:2008/02/14(木) 10:54:56 ID:PNWr7udY0
電車の連結部分
電車でさ、運転室(車掌室)の部分が連結してる奴有るだろ
あそこに入る奴って結構居るよね、俺もそうなんだけどさ
本読んだりCD聞いたりしても人の迷惑になり難いし、反個室だから落ち着くしね
ある時、ほぼ最終電車の時間に乗った車両にもそれがあって、
いつも通りその部分に乗ったんだよ
で、荷物を下に置いてその上に腰掛けて、ぼーっと窓の外見てた訳なんだが
なんか気配を感じて上を見ると、あの長細い窓の上の部分を女がのぞいてる訳よ
走っている電車でだ・・・・ぞっとした・・・その女の顔はニヤっと笑って引っ込んだんだが
即人のいる車両に移って、窓にも近寄りたくなくて座席にも座らずにつり革につかまって
目的駅に着いたら速攻で飛び降りて、少し離れて車体見たけど、もちろん何もないしさ
あれってなんだったんだろう
あれ以来連結部分には乗っていない・・・・
528:本当にあった怖い名無し:2008/02/15(金) 13:46:54 ID:mh3Fb4VB0
点滴
当方、資料室配属ではないのだが某ひょんな事情から
職場の事件簿を何冊か見る機会を得た。
この板に相応しい心霊事例みたいな不可解なものはワンサカあったけど、
敢えて非心霊の事例を報告いたす。
覚えてる範囲から簡潔に言うと、
「昭和61年に開放病棟で、入院患者(病名・性別・年齢は不掲載)が
側管タイプの点滴に水銀を混入されてあぼーん」。以上。
流石に医療ミスでは起き得ない事だし、下手人も不明。動機も予測不可能。
余人がだいたい想うことだろうから先回りしておくが、
現場は当時もそれ以前も精神科病棟ではなかった。
入院中で点滴の必要な人間にそういう事をする者が存在したということ。
これが洒落にならない怖い。
599:本当にあった怖い名無し:2008/02/16(土) 17:19:50 ID:ZOYQsLquO
旧校舎の体育館
初めて書き込みます
動物園で有名な某市の中学校で実際体験した先輩から聞いた話
校舎改築する前の旧校舎の体育館で
中体連で女子卓球部が15人くらい先生同伴で夜まで特訓してたんだって
館内の空気がいや~な感じになって 何人かが「気持ち悪い」と言い出してザワザワして
でも明日試合だからってがんばってたら気持ち悪くて泣き出す子まで現れて
しかたない今日は解散…て時にいっせいに悲鳴が!
壇上の隣に足を引きずる男の霊が全員にはっきりみえてパニックになったらしい。
先輩から話しきいてふぅ~んて感じだったけど、
家に帰ってばあちゃん(もと教師)に話したら
「それ○○さんだわ…」って青ざめて話し出した。
昔その中学にばあちゃんと仲よかった男の先生がいて、
事故で片足が不随になりながらも教壇に立っていたらしい。
でもヤンキー女子生徒に足ばらいされて転ばされたり陰で陰険ないじめをされていて、ばあちゃん夫婦に「教え子に虐げられてる」と相談しに来た次の日
体育館の裏で自殺したんだって
裏付けを後から知って一人で怖くなったわ
駄文長文すんません
828:本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 14:18:01 ID:bAXgUFGi0
転載自由らしいのでコピペ。
廃屋のかくれんぼ
【廃屋のかくれんぼ 1/3】
私が幼稚園児の頃の話。
幼稚園の隣りに木造二階建ての廃屋がありました。
当時の私はその建物(隣接大学の旧校舎らしい)が何なのかわからず、
ただ先生の「あそこで遊んではいけません」という言葉を無視して、
毎日のようにその廃屋で友達とかくれんぼをしたりして遊んでいました。
その日もまた、友達数人とかくれんぼをしていました。鬼はA君です。
A君は廃屋の外で数を数え、私たちは一斉に廃屋内に自分の隠れ場所を探しました。
私は2階の部屋にある、アップライトピアノと積み上げられた
段ボールの間(鍵盤の下側の空間)に隠れました。
しばらくすると、二階に上ってくる足音が聞こえました。
足音は私のいる部屋とは反対にある部屋へ向かって遠ざかって行きます。
息を潜めて隠れていると、あの足音が私のいる部屋に向かって近づいてきました。
部屋に人が入る気配を感じ、さらに身体を低くして隠れました。
「どこー?どこー?」という声が、段ボールを隔てた向こう側でしました。
あれ?これ・・・・・・・・・誰の声?
829:本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 14:18:27 ID:bAXgUFGi0
【廃屋のかくれんぼ 2/3】
私はその声に聞き覚えが有りませんでしたが、
鬼役のA君の声ではない事はわかりました。
ただ、当時の私たちには「遊び(かくれんぼ等)の途中から参加した人は、
最初は鬼をやる」というルールが遇った為、
誰かがA君と入れ替わって鬼をやっているのだろうと思いました。
鬼は「どこー?どこー?」と繰り返しながら、部屋の中を歩き回っています。
結局私は見つからないまま、鬼は部屋を出て行きました。
どれ位時間が経ったでしょうか。
「おーい!B君(=私)とC君!!降参だから出て来てー!」と、A君の呼ぶ声がしました。
「やった!勝った!」と思い、一階へ降りて行くと、
玄関の入ったところに、A君と見つかった数人の友達が立っていました。
A君は私を見るなり「B君、今日は二階は禁止っていったじゃん!!見つかる分けないよー。」と言うのです。
人数が少ない時は二階を禁止して一階だけでかくれんぼをする時もあったため、
私は「え?そうだった?ゴメン・・・。」と謝ると
「でも、さっき二階に誰か探しに来たよ。A君、誰かと鬼変わったんじゃないの?」と聞きました。
「え?鬼は僕だよ。誰とも変わってない。」とA君。
「あれ?C君は?」誰かが言いました。最後まで見つからなかったのは、私とC君です。その場にいた全員で「Cくーん!!」と呼ぶと、目の前の廊下の床下が
「ガバッ!!」と開きました。
830:本当にあった怖い名無し:2008/02/19(火) 14:19:16 ID:bAXgUFGi0
【廃屋のかくれんぼ 3/3】
出て来たのはC君です。
そこが収納スペースだったのか、たんに床板が脆くなって外れたのかは覚えていませんが、C君は廊下の床板を持ち上げ、その下のスペースに隠れていたのです。
「そんなところに隠れてたの!?すげえ!」と皆が声を挙げました。
次の瞬間、「わぁーーーーーーっ!!」という悲鳴を上げて、C君が駆け寄ってきました。
C君は自分が隠れていた床部分を指差し、「あれ、なんだよ!」と怯えています。
私たちは廊下にポッカリと空いた穴に近寄りました。
真っ暗な穴の中を玄関から入る陽の光で照らして覗き込むと、
そこには、3cm程の小さな「人形の右手だけ」がギッシリと敷き詰められていました。
私たちは悲鳴・驚嘆の声を上げ、一斉にその場から逃げ出しました。
それ以降もその廃屋で幾度となく遊んだとは思うのですが、もう全く覚えていません。
人形の手が、何故あんな場所に、あんなに大量に有ったのかもわかりません。
ただあの床の穴を覗いた時の光景は、今でも鮮明に覚えています。
そして今では、「どこー?どこー?」という声の主は、
あの右手を探していたんではないかと思っています。
【終】
934:本当にあった怖い名無し:2008/02/20(水) 13:53:20 ID:DqL3KOQ10
違和感
工房2年の10月頃、夕方に友達の家から帰る途中だったんだ
もう、その時はあたりが薄暗くて足下が見えないくらいだった。
通り慣れた道を自転車で走ってると、大きな声で呼び止められた。
「おい、ちょっと動けなくなってしまったから助けてくれ」
薄暗い中、目をこらして声のする方を見たら、30くらいの兄ちゃんが
塀に寄りかかった状態でこっちを見ていた。
その時、違和感を感じたんだよな。
胴体から頭にかけて壁にめり込んでいるというか…。
でも、その格好がアホみたいだったので笑いながら(どうしたんですか)
って聞くと、どうやら何かに挟まって身動きがとれないらしい。
「すまん、ちょっと俺の手を引っぱってくれんか。そしたら抜けるかも」
(どうして、こんな事に?ww)
「事故かな…。そこに俺のバイクあるでしょ。」
男の目線の先見たら原付が転がっていた。
(大変でしたね。怪我があるんだったら救急車呼びますけど)
俺がそう言いながら、その人の腕を強く引っぱったら、メリメリって音
立てて壁から離れた。んで、「ありがとう」とか言ってくれるのかと
思ったら、そのまま倒れた。よーく、その人の体見たら、顔の半分潰れてるし
胴体の半分も異様な形に凹んでた。しかも潰れてない方の目開いて死んでる。
もうね、その後は警察やら何やらで…ショックだった。さっきまで話してただろ。
俺が見たのは人が死ぬ直前だったのか、それとも既に死んでいたのか。
245:藻:2008/01/26(土) 19:07:37 ID:cL5sesV+O
閉ざされた空間
神奈川県Z市にあるZ高校に通っていた頃の話。
高校時代は放送部に所属してたんだけど、そこの高校の放送部は自分が入る
前の年までは15年連続県大会優勝とかっていう、割とその筋では有名な学校だった。
そんな部だから大会前ともなると最終下校くらいまで当たり前の様に活動するのよ。
ある夏の日、いつもの様に遅くまで残って作業をし、そろそろ帰ろうって事になった。
トイレに行きたかった自分は、部室を片付けてから
先輩や同級生に先に学校を出る様に告げてトイレに向かった。
無事用を足し、みんなに追い付こうと携帯で
帰りの電車の時間を調べながら小走りで昇降口へ向かった。
と、放送室の手前で肩が誰かにぶつかった。
(やべ、携帯ばっかで前見てなかった)
と思い、『すみません!』と言いながら振り向くと誰も居ない。
前にも横にも後ろにも誰も居ない。
ちなみに廊下の真ん中に居たから壁とかにぶつかったわけでもない。
(???確かに誰かにぶつかったのになぁ。)と思いながらも、みんなに追い付きたいから先に進もうとした瞬間。
246:藻:2008/01/26(土) 19:08:53 ID:cL5sesV+O
思いっきり顔面をぶつけた。しかも何もない空間に。
更に、顔面をぶつけたであろう空間を境に一歩も前に進めない。
大混乱に陥った自分は慌てて反対方向に進んだ。
しかしちょっと歩いてまた顔面を強打した。
もうわけがわからなくなってた。
『うわー!うわー!うわー!』って叫びながら、何もない空間にぶつかりまくってた。
1・2分くらい経ったころ気付いた事があった。
段々と空間が狭まってきていた。
最初は前後で10m程度あった空間が、半分くらいになってきていた。
『うわー!うわー!うわー!うわー!』って言いながら見えない壁?にタックルしまくった。
と、次の瞬間友人が急に目の前に出て来たと思ったら、タックルした体が空をきった。
友人は驚いた表情で自分を見ていた。
自分は恐怖と安堵で泣いていた。
その後みんなに合流し落ち着いてから話を聞くと、
友人は先輩に言われて放送室に鍵を掛けたかチェックしに来たとのこと。
廊下を歩いていたら急に目の前に自分が現れてわめきながらずっこけてきたらしい。
しかし、その瞬間まで友人は自分の姿も見ていないし、声も聞いていないと言っていた。
一体あの空間は何だったのか。
もし友人が来なかったらどうなってしまったのか。
想像したくはない。
426:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 00:34:00 ID:LIFRqBKrO
知らないセーブデータ
こないだ凄く怖かった体験したから投下します
正月明けからバイトが連勤で目茶苦茶忙しくて、
家に居る時間があまりありませんでした(汗)
バイト→帰って5時間程寝る→バイト…のループで本当忙しくて…
んで一週間前ぐらいからやっと地獄のループから抜け出す事ができて、
2連休になったから家でゆっくりしようかなって思って
2連休の前日に近くのスーパーに買い出しに行きました
今思うとこの辺りから変だなって思ってたのかも
…っていうのも、近くのスーパーだからサンダルで行こうかなって思って下駄箱開けたらサンダル無くて、下駄箱の上にもう一段下駄箱があるんだけどその中に入ってた。
その下駄箱は普段から、履かなくなった靴とか入れておく用にしてあるやつで、
結構頻繁に履いてたサンダルがなんでそっちにしまってあるんだろ?って。
まぁバイト連勤中に俺が無意識に入れたのかも知れませんが。
そんでスーパー行って買う物買って家着いて冷蔵庫開けたら
427:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 00:45:42 ID:LIFRqBKrO
賞味期限がまだまだの卵(パックのまま)とかパンとか牛肉とか入ってる。
もちろん俺は買ってきて無いです(汗)
なんでだろ?とか思って、取り敢えず買ってきた物冷蔵庫に入れて、
その日はテレビ見てパスタ作って食って寝ようかなと思って、
レトルトのカルボナーラのパックあったかな?って思ってシンク下の棚開けたら驚愕。
レトルトのカルボナーラやらミートソースやらカップ麺やらが雪崩みたいにくずれて来た。
「はぁ?俺こんなに買ってねぇよ?」と普通に声に出して言ったw
だって明らかにおかしいんですよ。量も量だし、俺が良く買ってくるレトルト系の商品、
好きなカップ麺とか買い置きされてるんやもん。
オカンでも来たんかとか思うでしょ?
俺オカン居ないんスわ。
おとんならおっけどさ。
でもおとん田舎やし、来る時は絶対携帯に電話してくる筈やし。
元カノとかの線も考えたんですがかれこれ2年彼女居ませんw
まぁそれは置いといて、なんか気持ち悪くなったんで床に散らばった商品とかを
戸棚にガサガサ入れて(みさえw)ちょっと不審に思ったんで家ん中調べてみる事に。
432:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 01:00:16 ID:LIFRqBKrO
寝室は特になにも無かった。
本棚とかDVDラックとか調べたけど異常無し。
次はリビング。俺が1番寝たり喰ったりで良く使う部屋。
なんか違うかな~っ?て思ったけど実際長い間家具とか
触ってなかったりすると違ってるとことかわからんw
良くPS2するんで、一応ソフトとかに異常ないかとか調べてみたら、微妙におかしい。
俺、新しく買ったやつを上に。古いやつは下にって感じでゲーム積んでるんスわ。
(因みに、1番最近購入したのはウイイレの新しいやつw)
んでおかしいのは積み方。
新しいのも古いのもバラバラに積んであった。
ウイイレは下の方。
んでRPG系のが上に来てる感じ。
基本PS2の中にソフト入れっぱなしな俺は、一応ディスクトレイを確認してみた。
最後にやったのがウイイレだからウイイレが入ってる筈。
ってディスクトレイ開いたらロー○ギャラクシーが入ってた。
また「はぁ?」な俺。
これかなり前にクリアして、積んであるソフトの最も最下層にある筈のゲームなんだけど。
積んであるソフトに目やったらロー○ギャラクシーは上から2番目。
やった記憶なんかないです。
んで、ふとある事に気付きました。
434:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 01:18:27 ID:LIFRqBKrO
もう普段からオカ板良く見るんでそん時から不信感とかがMAXだったんでしょうね俺w
んで気付いた事ってのが、PS2のメモリーカード管理の事。
ほら、ディスク何も入れずに起動したらあの画面いけますよね?
そんで、メモリーカードの中見たんですよ
もうわかりましたよね?
PS2って最近起動したゲームごとにそのゲームのデータが上にくるじゃないですか。
そしたらロー○ギャラクシーやら他の古いゲームが上にあってウイイレのデータは、
だいぶ下の方にありました。
もちろん確認しましたよ。
「最終データ更新日」みたいなの。
ウイイレは正月中にやっててそのままだから当然日付も、
[1/2 18:32]みたいな感じで。
んで肝心の上の方にあるゲームのデータ見てたら
[1/20 22:30][1/22 1:40]
とか。
1/22?昨日やん…
もちろん俺やってませんよ。
昨日の1時とか思いっきりバイト中なんで。
マジで「はぁ?」ってなって段々怖くなってきましたよそりゃ
誰だよってw
436:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 01:35:56 ID:LIFRqBKrO
もうそれ確認してから頭の中が???になった。
俺のバイトは大体朝11時から夜3時位まで。
連勤最後の方は家に帰るの面倒臭かったんで、バイト先の店長の家に泊まったりが多かった。
友達が俺んちに居たのかなとか、「でも俺友達に合い鍵渡したっけ?」ってなって
友達にすぐ連絡したら
「知らんよw」
まぁそりゃそうだわなと思って一応合い鍵あるか確認しようと思って、
車の中探したら、鍵無かった。
(スペアキーは車の中に置いてる)
もうドキドキしながら部屋戻って、部屋に鍵ある筈と思って寝室行って鍵探してました。
まぁ普段車に置いてある鍵がこんなとこにある訳無いって思いながら。
んでやっぱり無くって、もう一回車の中探そうと思って車戻って
ダッシュボードやら後部座席の下やらを必死に探してました。
無い。。。
落としたなコリャと思い部屋に戻ろうとしたその時。
アパートに見知らぬ厨房っぽい子供(多分リア厨)が歩いて行きました
??このアパート家族居たっけとか思いながら厨房を目で追ってったら
階段昇ってって(俺の部屋は3F)「あぁ同じ階の子供か」と思ってたら、
俺の部屋のドアの前でなんかしてる。。
441:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 02:03:37 ID:LIFRqBKrO
厨 房 鍵 あ け や が っ た
俺んちを普通にin。
ダッシュで部屋戻りました。
ちゃっかりドアに鍵かけてました厨房。
俺が鍵を勢い良く「ガッチャッ!」ってあけると部屋から
「バタバタッ!」って音が聞こえて、玄関のドア閉めて
「なにやっとんじゃ糞ガキャ!!!!!」
って叫んで中入ると
リビングに居ました厨房。
リュックサックを持ってベランダから逃げようとしてる。
ここ3Fなんだけど…。
携帯で警察に事情説明したらすぐに来てくれて少年と俺は警察へ。
警察ついたら少年は2階連れていかれて俺は1階で事を説明してました
1時間位経った頃、30過ぎのセレブっぽい女の人が駆け込んできた。
「○○!○○はどこに居ますか!?」って取り乱してた
○○は多分厨房の名前かと。
その人は厨房の親でした。
んで厨房の親が俺と俺が話してた刑事さんのとこに来て一緒に事情を聞く事になった
444:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 02:21:13 ID:LIFRqBKrO
○○は冬休み前から虐めにあって不登校になっていた
○○は正月明けから家出をしていた
○○に携帯を持たせていたが着信拒否にされていた
どうやら○○は正月に手に入れたお年玉を利用して家出→ネカフェ、カラオケBOXなどを点々としていたらしい
そこで偶然俺の家の近くのコンビニで朝飯を買いに行く途中で
バイト先に遅刻しそうになる俺が車へ走るのを目撃(w)
ここで鍵を落としたらしい。
厨房鍵拾う→アパート全部屋の鍵が合うかどうか試す→俺の部屋が空く→侵入→ゲームしたりバレない用にキッチン使ったり
を繰り返してたんだって。
それだけでも恐いが、俺が帰って来た時は押し入れの天井裏で寝てたらしい。
んで俺が出掛けたのを確認してまたゲームしたりキッチン使ったり。
洒落になんねぇよゆとりと思った。
445:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 02:21:51 ID:LIFRqBKrO
で、どうやらレトルトの食品やカップ麺とかは元から入ってたやつを見て、
居させて貰ってるお返しにって同じ物大量に買って入れといたんだと
冷蔵庫の食料とかも。
そんなんで許されたらどんだけ平和な世界だよw
その一件があってから、鍵はキチンと部屋の中に置いてあります(汗)
厨房は住居不法侵入で書類送検。後日申し訳ありませんでしたって言う手紙が届いたよ
セレブ母からはご迷惑を掛け本当に申し訳ありませんでしたとの事で、
喫茶店で会う事になって30万お伏せが。
馬鹿みたいな話だけど実話ね。
お陰で連休はパーだしまたバイト連勤続いてて忙しいです。
長々と駄文読んでくれた人ありがとう。
自分としてはなんかオカルトだったから投下してみたんだけど…
とにかくゆとりは恐いよ。
453:本当にあった怖い名無し:2008/01/30(水) 03:23:11 ID:2Kfu/m4o0
怖くはないが、奇妙で面白かった
まさに事実は小説より奇なりだ
しかしその厨房、
ゲームなど使った物の位置を元に戻さなかったり、
カップ麺やら買い置きしたり、自分の存在がばれるとは思わなかったのかね
いくらお礼の気持ちだからといって存在ばれるようなことはしたくないよな
DQN、ゆとりというより、本物の知恵遅れなんじゃないか?
644:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:01:24 ID:2ig1kyEb0
友人の自殺
体験談を書きます
友人(H)が自殺をしたときの話
高校時代からの仲で凄く良い奴だった。
明るくて楽しい事も言えて、女子には人気が無かったが
男子には絶大なる人気を持ってる奴だった。
高校卒業後に俺は東京の大学に行き、
彼は地元の大学へ通ったため別々になり
連絡もあまりとらなくなった。
大学卒業後、俺は東京で就職をしたが、
彼は引き篭もりになった。
彼が一切笑わなくなっていたことを、
彼の葬式の時に彼の父親に聞いて俺と友人達は驚いた。
大学で何かあったのか聞くと、3年生になったあたりから
段々と引き篭もり始めたとの事だった。
葬式には彼の大学時代の友人も来て居た為、
俺や友人達は彼らに色々尋ねてみたが、
彼らもわからなかった。ただ、3年生の9月になってから
彼らをも避けるようになったという。
色々情報を集めていると彼が大学の2年生の2月頃に両親が
別居をし、彼の母親が家を買い、彼と2人で住む事になったらしい。
ただ、これが原因とも思えなかった。彼の両親の不仲は彼が高校時代から
嘆いていたし、本人が「早く離婚しないかなー。」とさえ言っていたのだから。
645:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:02:33 ID:2ig1kyEb0
それから三年が経ったある日、友人のSから電話があった。
「あのさー、すっごい変な事言うけど、信じてくれ。」と
かなり神妙な感じで話を切り出す。
「あのね、Hから着信があった・・・。」
冗談にも程がある。Hが死んでもう既に三年。
「お前、馬鹿にすんなよ?」流石に怒って言う。
だけどSは、「いや、いや・・・。三年経ってるから携帯は解約してるはずだよね?」
と涙声。
「昨日、久しぶりにG(高校時代の友人)と会って飲みに行ったのよ。
そしたら、23時ごろに携帯が鳴って見てみたらHから着信って・・・。」
SはHの携帯番号を残しておこうと思い削除していなかったらしい。勿論俺も残してた。
ただ、それでも信じられなかった。「お前掛け直してみたか?」と聞いてみた。
「うん・・・。2回掛け直したけど、不思議な事に2回とも?がった・・・。」
この時はかなり背筋がゾッとした。
「え??がった?ってことは誰か出たって事?」
「いや、いや・・・・。」とSは泣き始めた。
何が起きたか分からなかった為「何?どうした?おい?」と呼びかける事しかできなかった。
「お前さー、マジで信じてくれるかわからないけど。
Gも次に電話してみたから知ってるよ。お前も確認してくれたら分かるけど・・・。」
と話を続けない。「だから、何だよ?何があったのか言えよ。」と少々声を荒げて言う。
聞かなきゃ良かった。(内容は後で書きます)
その後、「お前もHの携帯に電話してみろ・・・。嘘かどうかは直ぐ分かる。」と
Sはそれだけ言って電話を切った。
俺は怖くて電話できなかった。聞かなきゃ良かった。と思った
646:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:06:35 ID:2ig1kyEb0
何故聞かなきゃ良かったかというと、その夜電話が鳴ったから。
着信はHの携帯から。Hは三年前に自殺してる。
棺の中でのお別れもした。彼の母親が泣き狂いながら
「H!起きなさい!まだ、間に合うから!」と叫んでたのを思い出した。
その時にふと思った。もしかしたらこれは
彼の母親が子供が死んだ事が悲しくて受け止められずにやってる事なのでは?
と。
2回目の着信が鳴った時に俺は思い切って出てみた。
「もしもし?Hのおばちゃん?」と少し震えるような声で言うと
電話口で「ちがうよ。」とHの声で言われて切られた。ぞくっとした。
低い男の声で、しかもHの声で返事があったから。
意味がさっぱり分からなかった。Hは死んだはず。
じゃぁ、今のは誰だ?何で俺らの電話番号を知ってるのか。
何故彼の携帯からの着信履歴が残ってるのか。
30分近く震えながら考えたが答えは出てこない。
こっちから電話をしたいがSの話が忘れられず躊躇してしまう。
ただ、このままだと埒があかない。
結局電話をする事に。手は振るえ、心臓はどきどきしていた。
部屋中の電気をつけて襖やドア、部屋のカーテンを閉めて
着信履歴からHの携帯に電話をしてみた。
やっぱりするべきじゃなかった
647:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:08:44 ID:2ig1kyEb0
受話器から聞こえるコールの音。1回、2回、3回・・・
心臓がバクバクする。5回、6回、7回。プッ。。。
留守番電話に切り替わる。
その瞬間
「今から死にます。」とHの声が流れ始める・・・。
「今から死にます。全部の音を残しておくよ。お前を呪ってやるから。
呪ってやるからなあああああああ。ガあああああああああああああああああああああああ
あああああああああああああああああああああああああああああああ」
ピーー・・・・。
直ぐに電話を切って放り投げた。Sの言った事は本当だった。
「電話したら、Hの声で。。死ぬ前に取ったっぽいのが留守電のボイスに入ってた・・・。」
648:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:09:37 ID:2ig1kyEb0
すぐにSに電話した。夜中だったが怖くて、怖すぎて、他人の迷惑とかに気が回らなかった。
Sは寝てたらしいがHの携帯から着信があったこと、誰か出た事、電話したら同じように声が流れた事を
説明したら、Sは「どういうことなんだよ。」とポツリと言い、その後は落ち着くまで付き合ってくれた。
しかし、恐怖は未だ続いた。
「なぁ、S、お前はどういう事だと思う?俺は最初Hの母親があ プッ やしいと
おもってたんだけ プッ ど、どうも プ・・・・やばい・・・・キャッチが入った・・・。」
怖くて誰からか見れない。。「おい、×(俺の名前)。無視しろ・・・。俺と話しとけ。」とSが言うので
そのまま話を続ける。が。手から汗が吹き出てくる。
耳下にある携帯が凄く異質なものに感じて今すぐ投げ出したい。
プッ プッ とキャッチの音は続く。数秒後やっとキャッチの音が終わった。
直ぐに電話を自分から離したかった俺はSに断りをいれ
電話を切り投げて部屋のTVをつけ、DVDに取っていた
お笑いを入れて見続けていた。
朝まで起きており、会社に行く気になれずに上司に電話しようと携帯を取ると着信履歴14件。
全てHの携帯から。最後の一件には留守電が入っていた。
朝になっていた為か少し強気になってきていた俺はそれを聞いてみた。
ピー 「お前じゃないかあ。お前かあ?ははははははははははははははははははははははははは」
一気に寒気が来た。「はははは」の笑い方がHの笑い方にそっくりだったから・・・。
649:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:12:03 ID:2ig1kyEb0
直ぐにSに連絡しHの家に行って欲しいというと、他の友人とGも一緒に行って確認してくれる。
との事だったのでお願いをして連絡を待った。
夕方の4時ごろ電話が鳴った。
Sの話をまとめると
昼過ぎにSとGとM(高校時代の友人)はHの家に行くが誰もでない。
MがHの大学時代の友人と知り合いだった為連絡を取り、
母親の家の住所(同じく地元)を聞き向かう事へ。
しかし、母親の家の住所にあるのは蔦がグルグル巻きになっており見た目は
ボロボロに。買ってまだ10年も経って無いはずだが手入れも全くされていない様子で
ガラスが割れている窓さえある。人が住んでる様子には見えなかったらしい。
Sが何度かチャイムを押すも音は出てない様子だったので玄関を何度か叩き、
高校時代の呼び方で「Hのおばちゃーん、Sですー。居ませんかー?」と呼びかけるも
出てこない。ダメかと思い帰ろうとした瞬間にSに電話が。
着信はHから。かなり恐怖を感じたらしく逃げようとした瞬間に
割れている窓から目が見えた。Sは怖さから逃げようとしたが、腰を抜かしたらしい。
しかし、霊などに全く恐怖を感じないMは
「居るなら出てきてください。警察よびますよ。これは犯罪ですよ」と言う。
650:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:14:09 ID:2ig1kyEb0
見ていた人物は直ぐに奥に。その後Sの携帯に再度電話が。
ここでMはSにしか電話して来ないのは、先ほどの人物がSの呼びかけで
Sの名前しか確認できなかったのではないかと思い、ドアを開けて(鍵は開いてたらしい)
「おい!いい加減に出て来い!Hに対しても侮辱になるだろうが!!」と叫んだらしい。
そうすると奥から携帯を持ったHが出てきたので流石に驚いたらしい。
でもHだと思っていたのは、Hの弟で泣きながら「お前らが兄貴もおかんも殺したんだ!」と
殴りかかってきたらしい。Gが直ぐに取り押さえて話を聞いたところ
Hの母親はHが死んだ事を受け入れられずに
携帯などは解約しておらずお金を払い続けていたらしい。
しかし、Hは自殺する際に遺書の代わりにmp3レコーダーに声を残しており、
それを母親が見つけてしまい毎日仕事にもいかず聞いて、最終的に気が狂い、
同じ部屋で自殺したらしい。
弟は母親の遺書に[Hは誰かを恨んで死んでいった。それを見つけれなかったのが悔しい]
と書かれていたのを見てMP3から音源をとり携帯の留守電のヴォイスに変えて
全員に電話をかけるつもりだったらしい。
651:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:20:02 ID:2ig1kyEb0
数人目にかけた俺が、電話に出て「Hのおばちゃん?」と言ったため、何故この電話が母と思ったのかと
疑い、兄の恨みの相手は俺に違いないと思い、何度も電話をしたらしい。
Sが、俺は高校以後あまり会えなくなっていた旨を伝えると理解してもらえたらしく、
SとMとGが必死にこのようなことはしないようにと説得し何とか分かってもらったとの事だった。
ただ、弟はS達が来た時はずっと2階から様子を見ていたので下には誰も居なかったとの事。
S達が誰か居たよ。俺ら見てたよと言うと
Hの弟は涙を流しながら「お払いしてもらって、もう2人とも成仏してもらいます」
大泣きしたとの事。(ただし、S達もかなりの恐怖だったらしく、Mでさえも何度も
Hの弟に聞いてたぐらいらしい)
結局Hの自殺の原因は不明ですが、今まで生きてきた中で一番の恐怖体験(霊ではなかったですが)
だったので書いてみました
長文なうえに駄文になってしまい申し訳ないです。
652:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 03:48:24 ID:LDujEIOf0
>>651
乙でした。
長文でしたけど、とても読み易かったので一気に読んでしまいました。
何とも…弟さんの気持ちも分かるし、居たたまれないですね。
657:本当にあった怖い名無し:2008/02/02(土) 11:23:22 ID:2ig1kyEb0
>>652
読んでいただきおつかれさまです&ありでした
弟君は現在Sと大の仲良しになっており、一緒に良く遊んでます。
俺にも一応、すぐに謝罪の電話をしてきました。もちろん許しました。
現在は、弟君は母の家をお払い+リフォームして一人で住んでいます。
彼は元々は父方の家で暮らしてたようですが、父親の許しもありそうすることに
なったようです。
Hの自殺については真相を知ろうとは思ってません。
これは、弟君も同意してくれています。彼がそれまでに調べてた事によると
イジメが原因ではなさそうなのと、Hが精神的に病んでいたことを
教えてくれました。そこでこれ以上蒸し返すのや、本人が望む望まないに
関係なく他人を巻き込むのはやめようという事になりました。
Hが死ぬ2週間前にSに送ったメールで「今度又皆で飲みにいこうぜ」との内容を
見た弟君が「兄はSさんたちを恨むはずが無いです。」と納得。Sが
「お前の兄ちゃんは人を恨む奴じゃない。」と言うと大泣きしてたそうです。
弟君はGやMや俺(帰郷時)とも飲みにいったりするようにはなりましたが、
未だに誰も弟君の家には行ってません。怖い+悲しい思いがするのが原因ですね。
これで最後です。読んだ方お疲れ様でした
777:本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 20:25:51 ID:Rhqk3Jsv0
G
去年の夏は思い出深かった・・・
部屋はもともと汚かったが何故去年になって急に・・・今でも不思議だ
とにかくゴキが大量に出没
夜家に帰ると壁にゴキが一匹、殺虫剤をかけるも
ダッシュで逃げられ服や物が散乱した床に逃げられた
とっさに床を漁るも発見できず・・・・夜寝てるとどこからかゴソゴソ物音がした
とても怖かった
夜中、目が覚めて台所にいくとシンクの中で黒いものが動き出す
俺の気配でゴキの子供がダッシュで逃げるのだ
俺も負けずに毎日4,5匹ペースで叩いて抹殺した、
このペースなら徐々に数が減ってくと思った
奴らを甘くみすぎていた
778:本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 20:32:29 ID:Rhqk3Jsv0
朝起きてふと肩を見るとゴキの子供が止まっていた
首がくすぐったかったので手で払うとゴキがポタリと落ちた
台所の食器棚にゴキがいた、追い込むと半開きの引き出しに逃げ込んだ
とっさに引き出しを閉めた
翌日恐る恐るあけると死んでいた
俺の勝利
残りのパスタを食べようと袋から出すとゴキの卵がついていた
全然数が減らない・・・仕方が無いので最終兵器コンバットを買って設置する事にした
779:本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 20:40:22 ID:Rhqk3Jsv0
コンバットを買って来て設置しなければならない
シンクや台所を中心に設置していく・・・・シンク下も置かなければ、、扉を開けた
大量のゴキの糞、真っ黒な粒がいっぱい・・・更に実際2匹のゴキが逃げていく
俺はゾっとした
シンク下の排水パイプとキッチンの隙間を埋めるリングがあるのだがそれがズレていた
要するに床とシンク下に隙間ができゴキの通路ができていた
780:本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 21:00:07 ID:Rhqk3Jsv0
更に色々調べてみた
食器棚の引き出しは数段ある
以前半開きの引き出しはしらべたが、下段はまだだ・・・
これはぴったり閉まっていてしばらく開けてない
久しぶりにあけてみた
真っ黒だった・・・塗装したように黒い
最初はわからなかったが糞がこびりついて擦れたり解けたりしたのかもしれない
その下もその下の引き出しも・・・
泣きそうになり外に引き出しをもって行き、
中の物を取り出し燃えるゴミと燃えないゴミに取り分けた
紙で包んだ皿などを入れておいたのだが、取り出す際に中からゴキが噴出した
当然卵も何個もあった
ずっと放置の玄関マットをめくった
ゴキが飛び出し、ここにも卵・・・
全て退治
それから、まだたまに見かけるものの数は激減した
部屋の散らかりは相変わらずでまだ潜んでいると思われる
この夏までには整理したいと思う今日このごろ
783:本当にあった怖い名無し:2008/02/04(月) 21:29:39 ID:R5A71ZZ/O
>>780
片付けるより引っ越した方がいい
821:猫と排水管:2008/02/05(火) 07:34:16 ID:JDiI3Kb10
猫と排水管
自分がまだ小さい頃のこと。
近所では沢山の猫を見かけたんだ。
町営の団地に住んでいて排水溝などの設備もあった。
高低差がある場所などはコンクリで覆ってあって、
地面から1メートル以上も高くなっている事もあった。
小さい自分はそのコンクリの壁をよく見上げたものだ。
ある時、近所の猫を後ろから追いかけていた。
そしてコンクリの壁に開いている配水管に
猫が入っていくのを自分はそのまま追いかけた。
排水管を覗き込むと猫がこちらを振り返って見ている。
目線を送り配水管の向こう側をみると地面があり、
草も生えていてまるで春のような感じの場所があった。
小さい自分はその光景を目にして心の中で
「ああ、いいなあ…ここをくぐれたら行きたい」と思った。
822:猫と排水管:2008/02/05(火) 07:34:46 ID:JDiI3Kb10
ずっとその事が気になったまま、時だけが流れ…
最近になってふいっとその場所に通りかかる事があって
そうだ、あれはどうなっているのだろうかと確認すると…
排水管の先は真っ暗で何も無かった。
排水管は地中に埋まっていて覗き込んでもただ暗いだけなのだ。
しかし、未だにあの光景を忘れる事が出来ない。
ひょっとしたら、猫だけが行ける世界があるんじゃないかと。
今でも、心の中でひっそりと信じている。
839:本当にあった怖い名無し:2008/02/05(火) 14:22:32 ID:bbxAAivt0
>>822
洒落コワよりenigma向けっぽいが良い話だね。
この手の自分が行けない場所、地下世界っぽい話は大好きだ。
転載元:http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1371461063/
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1200909111
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1202396512
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1200909111
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/occult/1202396512
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