西洋妖怪が日本妖怪よりめっちゃ強いみたいな風潮
532: 本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 16:43:10 ID:3+YVFxF00
昔見た動画を思い出した。かなりうろ覚え。

金持ちの夫婦に子供が生まれたが、その子には手足がなかった。
不具の子に激怒した父親は、子供を蔵に閉じこめてしまう。
母親は父親の目を忍びながら蔵に足を運び、子供の世話をした。

蔵の中しか知らないまま子供は成長していく。
ある日、母親に尋ねた。「どうして私には手足がないの?」
母親は動揺しながら「大きくなれば生えてくるよ」と答える(こっからかなりウロ)

それから更に数年。子供は綺麗な女の子に成長した。
そして父親が蔵にやってきた。娘を罵倒しながら父親は娘を犯す。
蔵だけで育った女の子は、自分が何をされているのか理解できない。
抵抗もせずに父を受け入れた。

さらに時は経ち、娘のお腹が膨らんでいく。
母親は娘の身に何が起こったのか、自分の夫が何をしたのか気づく。
驚き恐れる母親に娘はにこにこと笑いかける。

「私のお腹に赤ちゃんがいるの。赤ちゃんはきっと手足が揃ってるわ」
錯乱した母親は娘を殺してしまう。そして腹を引き裂き、子供も殺した。
死の淵に沈みながら娘は喜ぶ。「ほら、手足があった」
母親はそのまま蔵に火を放ち、娘とともに果てた。
あちゃー

10:本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 00:50:51 ID:j3crheTU0
清涼院流水のジョーカーという小説が後味が悪い。
中身がどうの、って言うより「推理小説」の体裁として後味が悪い。

掻い摘んで説明すれば、
幻影城と言う屋敷で推理作家や探偵が
集まっていたがそこで謎の連続殺人事件が起きる。


犯人は芸術家(アーティスト)と名乗り、
推理作家が決めた「推理小説の構成30か条」を網羅する殺人を繰り返す。

例えば密室、アリバイ、暗号、ダイイングメッセージ、
連続殺人、遠隔殺人、装飾殺人、見立て殺人、死体交換、殺人予告状などから、

作中作、意外な犯人、意外な動機、ミッシングリンク、
結末の逆転劇等を全うするための殺人事件を起こす。


そして最後ではお約束通り犯人が指摘されるが、
それが二転三転どころか、四転五転もする。

○○氏は実は真犯人に罪を着せらていた、罪を着せたのは、××氏だ。
しかし彼は実行犯ではない。


実行犯は△△氏だ。だが彼も実は真犯人に操られていただけに過ぎない・・・
とかどんどん犯人が入れ替わる。

途中では実は「紫式部(本当に歴史上の人物の)が
この殺人事件の計画者」という結論にたどり着くも、さらにまだ真犯人が入れ替わり、

最後はある暗号を解くことで犯人は解ります。という終わり方で小説は終わっている。
「しんはんにんは○○○○○○○である」
その○を埋める言葉は








だれでもいいの



12:
本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 01:29:37 ID:OBeKF4sG0
>>10
読者が後味悪いってやつだな



14:
本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 04:26:54 ID:Ep7PotMc0
誰のか忘れたけど短編小説から

主人公は田舎の旧家の若者。
家は金持ちだけど呪われた家系で、
その家に生まれた人ははなぜかみんな50歳で死んでしまう。

成人してしばらくたった主人公は、父親が死んだことを機に、
蔵の中を調べたりしているうちにその理由を突き止める。


実は呪いだと思っていたのは神様の加護で、
その昔、自分の祖先が「子々孫々まで絶対に50歳まで生きさせてくれ」

と氏神様に願い、それが聞き届けられたからだった。
50歳までは絶対に死ぬことはないが、50歳になると必ず死んでしまう。
それでも昔は、平均寿命は短くて50歳まで生きられる人は相当な長生きだったのだ。

それを知った主人公は自暴自棄になり、犯罪組織に入って滅茶苦茶をやった。
危険な仕事や強盗をし、酒を浴びるように飲み、あらゆる麻薬に手を出す。
それでも50歳までは命を保障されているのだから、何だってできる。

無茶をやりすぎて今では複数の犯罪組織から追われる身になり、
すっかり疲れ果てた頃、故郷の母が死んだ。

母はよその家から嫁いで来たので50歳を過ぎていても生きていたのだった。
故郷に帰って母親の遺品を整理していたら、遺言状のようなものが出てきた。

「もう気がついているでしょうが、この家は呪われた血筋です。
みな、50歳になると必ず死んでしまうのです。

でも安心して下さい。あなたをそんな目に合わせないために、
私は近所の男と浮気をしてあなたを生みました。

だからあなたに呪われた血は一滴も入っていません。
50歳になっても死ぬことはありませんよ。」




15:
本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 04:36:02 ID:8KXdsWf80
>>14
似たようなリアル事件があったなあ。

ある男性が末期ガンだと診断される。
余命もわずかで完治は見込めない。
そこで男性は思い切って治療を中断した。
ベッドに繋がれて延命するよりも、残った命を楽しもうと思ったのだ。
家や財産は処分し、老後の資金に貯めていたお金も崩して人生を楽しんだ。
ところが半年経っても1年経っても男性の病状は悪化しない。
不審に思った男性が病院に行き、誤診が発覚する。
男性は末期ガンではなかった。
しかしすでに男性は一文無しになっていた。



78:
本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 20:45:36 ID:3o77WFng0
映画「ノー・マンズ・ランド」

ボスニア人、セルビア人、クロアチア人が三つ巴の内戦を繰り広げていた東欧ボスニア。
陣地を目指して行軍中のボスニア兵の一団が道を間違い、
敵のセルビア軍陣地の真ん前に出てしまう。
銃撃から何とか生き残ったボスニア兵(主人公)は
両軍陣地の中間地点にある遺棄された塹壕に逃げ込む。

その後何やかんやがあって、主人公含む二人のボスニア兵と一人のセルビア兵が
この塹壕の中に孤立してしまう事になる。
もう一人のボスニア兵は気絶してる間に死体と間違えられて
ブービートラップの地雷(圧力=体の重みが抜けると爆発)を
体の下に埋められてて、そこから一歩も動けない。

奇妙な状況にどちらの側もどうしていいかわからず、国連軍に救援要請が出る。
平和維持とは名ばかりで泥沼の内戦を傍観するだけの任務に腐っていた
フランス兵部隊の隊長は出動を希望、無視しろと命令する司令官に対して
事件を嗅ぎ付けたアメリカ人レポーターの援護射撃を受けて出動許可を取り付けた。

主人公とセルビア兵は助けを待つ間にお互い共通の知人がいた事がわかったりして
ちょっと和やかムード。フランス兵部隊やドイツ人の地雷処理係もやって来て、
やれやれこれで助かった…と思いきや



79: 本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 20:46:42 ID:3o77WFng0
現場を検査した地雷処理係は「除去するのは不可能だ!」
それでもマスコミの手前、作業するふりを命じられた処理係は地雷男の傍に体育座り。
隊長は他の二人だけでも塹壕から退避させようとするが、
主人公は地雷男を見捨てるなんてできないからとこれに応じず、
さらに「お前がいなくなったら俺らはセルビア側に攻撃される」と
塹壕から出ようとしたセルビア兵の足を撃って無理矢理引き止めた。

これをきっかけに二人の間で刺した撃ったの報復合戦が始まり、
最後には主人公が隠し持った拳銃でセルビア兵を撃ち、
自身も制止しようとしたフランス兵に撃たれて二人とも死亡。

結局何の成果も無く国連軍もマスコミも撤退。
事態の収拾にやって来た司令官は隊長を慰め、レポーターにコメントし、
両軍には「今晩敵軍がこの塹壕を奪いにやってくるらしい」と偽情報を流す。
世界中から見捨てられた塹壕の中、一人取り残される地雷男。


基調はコメディータッチで、時間に正確なドイツ人とか
会う相手に毎回フランス語が話せるか聞いて「英語なら」と返されるフランス人とか
お国柄ネタも面白いんだけど、最後はあらゆる行動が空回りして救いのない結末に。
ちなみに監督はボスニア人だけど、ボスニア兵も十分DQNに描かれてる。



82:
本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 21:25:10 ID:GoA7eGyb0
既出だろうとは思うけど、『ナイトオブザリビングデッド』の後味悪さはピカイチと思う。

死者が蘇る異常事態が起こり、人肉を食う”歩く屍・ゾンビ”が闊歩し始める。
主人公(黒人)は命からがら郊外の一軒家に逃げ込んだ。
同じく逃げ込んできた人々と共に長い夜を過ごす事になるのだが、
エゴや偏見、ゾンビの
襲撃によって次々と命が失われてゆく。
やがて長かった一夜が明け、主人公はただ独り、惨劇を生き延びたのだった。

その頃、ゾンビを駆逐するための自警団が結成され、
さながらレクリエーションの如き
”狩り”を展開していた。

「生き延びた・・・」感無量に呟く主人公。
ライフルの銃弾がその頭を事もなげに撃ち抜く。

「まだ残ってるゾンビが居やがったぜ! 一発必中だ!」
「おいおい、ゾンビだったんだろうな?」
射手は肩をすくめてニヤニヤ笑うのみだった・・・。


って感じで終わる。
元々人種偏見を含んだ内容だけに、最後の部分が『ゾンビじゃなくても黒人だから別に
良いんじゃね?』的なニュアンスで、それが後味悪いし怖かった。



83:
本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 21:40:13 ID:6N8ervxt0
>>82
俺は似てるようで微妙にニュアンス違うけど
純粋なホラー・スプラッタ系を期待して観たのに
プロパガンダ丸出しな内容だった事に萎えた



84:
本当にあった怖い名無し:2007/06/27(水) 21:58:14 ID:UNGwn8LD0
大分前にやっていたウルトラクイズ高校生大会。
高校生が3人一組で各地を回りながらクイズを勝ち抜くのだが
あざとい受け狙いの演出が気分のわるい番組だった。

テスト方式のクイズの結果発表のとき。
体育館のような場所に集められ、「勝利チームを発表します」

と宣言して次々とチーム名を発表する。呼ばれたチームは壇上に上げられる。
上がった子たちは静かに喜びをかみしめている表情。
司会者も「ここまで来られてどうですか」とマイクを向け「うれしいです」などと言わせている。

しかしここで司会者が
「実は壇に上げられたみなさんは敗者です。
勝利チームを発表するといいましたが勝った方を呼ぶとは言っていないですよ」
ええーっというどよめきが過ぎると壇上は茫然自失になったり思わず泣き出す高校生達の姿。
それを舐めるように撮るカメラ。
あまりの痛ましさに勝った筈のフロアの子達も一応喜びはするものの微妙な表情。

その後勝者は豪華フランス料理が食べられることになったのだが・・・
テーブルマナーとしてナイフとフォークを揃えて皿に置いたら
下げていいの合図であることを知らない高校生も当然いる。


ウェイターは明らかに番組側に指示されて高校生たちのテーブルに目を光らせいて、
ナイフとフォークを揃えて置いた子の皿を光の速さで取り上げてしまう。
まだほとんど食べていない皿を突然取り上げられて高校生は何がおきたかもわからない。
それを尻目にウェイターはさっさと皿を持って立ち去ってしまう。
無論そのシーンをカメラは陰からしっかり押さえている。特にその後のフォローもなし。

シーンが変わって敗者チームは東京に戻るバスので揺られながら、
配られた安っぽい菓子パンをかじっている。
勝者チームとの対比を出そうとしたのだろうが、
さっきの可哀想な勝者チームの子を見た後ではなんだか
勝っても負けても不幸な感じだとしか思えなかった。




99:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 01:56:12 ID:EwOaIzx20
ミートホープ事件で思い出した漫画

高橋葉介「腸詰工場の少女」

腸詰工場で働く貧乏な少女
ある日 腸詰の材料の中から人間の手が突き出してるのを発見
(ミンチの材料に人間の死体を混ぜてた)
工場長は「なんかの間違いだ」と言いくるめ
口止め代わりに自分の息子(少女が密かに憧れてる)とデートさせる
息子に遊ばれる少女
それを知った飲んだくれの父親に陵辱されてボロボロ

そして妊娠が発覚
工場長の息子はどっかの金持ちの娘との縁談がまとまり 海外留学
少女は「自分の父親との子を孕んだふしだらな娘」として本日限りで解雇
「やめさせられたあとで君が何を言っても腹いせとしか思われない」と嘯く社長
最後の仕事に戻った少女はソーセージマシンのそばでよろけ
片腕が巻き込まれてソーセージに

全てに絶望して深夜 お腹の赤ちゃんに詫びながらソーセージマシンに身投げ
「こうして私はソーセージになりました
 ピンク色のツヤツヤしたソーセージになりました
 さあ わたしを食べて きっと美味しいわ」
みたいなモノローグで終わり
・・・・・・・

不幸もこれだけ重なるとギャグにしかならない って言うか・・・
作者もこの話 ギャグとしてゲラゲラ笑いながら描いた って言ってましたし



106:
1/2:2007/06/28(木) 03:39:02 ID:pVz7a8gF0
西岸良平の漫画「地球最後の日」

主人公は平凡なサラリーマン。
ある日TVを見ていると、突然画面に宇宙人が映り主人公に向かって宣言する。
「我々銀河連盟はロクでもない地球人を見限った。地球を宇宙から抹殺する!」
「ただしチャンスがある。君に超能力を与えるから
地球人代表として1ヶ月以内に地球上の悪をすべて葬り去れ!」
それが出来なければ地球を滅ぼすというのだ。

翌日、主人公は会社を辞め恋人とも別れ、一人孤独に地球の悪を滅ぼすことを誓う。
地球の運命は自分にかかっているのだ、と息巻く主人公。
宇宙人にもらった超能力を使って地球上の兵器をすべて破壊しようか、
それとも自分が世界を支配し悪人を牢獄へぶち込んだ方が早いか、とさまざまに作戦を練った。



107: 2/2:2007/06/28(木) 03:41:25 ID:pVz7a8gF0
ともかく、まずは一度超能力を試してみよう!と思い古ビルに向かって指をさし力を込める。
「キエー!!」
気合むなしく何の反応もない。
的がちょっと大きすぎたか、と次はボロ車に向かって同じように
「アチョー!!」
やはり何も起こらない。
結局なんとマッチ1本動かすほどの力しかないことが分かる。
これでどうしろというのだ!

それでもあきらめずに身近な悪だけでも無くそうと、
街宣車で平和を呼びかけてみたり、
ポイ捨て・立ちション注意までしたりするがそんなもので効果が出る筈もなく…。

約束の一ヶ月が過ぎ、地球上のあらゆる生物は滅んだ。
―end―


短編を集めた単行本のタイトルにもなっている作品で、表紙のあおり文句が
「地球最後の日が近づいている この星を救えるのは…主人公、あなただけ!!」
だったから、当然ヒーローたる主人公が地球を救うのかと思いきや(><)
どこにも救いが無くてなんじゃこりゃー。



111:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 10:40:34 ID:BjvpNzekO
ニトロ運ぶ映画なんだっけ?



113:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 11:16:45 ID:5fdZ6c2w0
>>111
古い映画?だったら「恐怖の報酬」?
あれも後味悪かったな

高い報酬を約束されて火災現場までニトロを運ぶ
(爆風で火災を消すため)
報酬が払われるのは一番最初についた者にだけ
様々な苦難を乗り越えて主人公 報酬を手にする

故郷で待ってる家族や友人 その報告を受けてパーティ状態に
ラジオから流れる「美しく青きドナウ」に合わせて皆で踊る
同じラジオを主人公も聴きながらトラックを運転
ハンドル操作を誤って崖から転落 炎上
炎の中 死んだ主人公の顔 バックには曲が流れ続ける


明るい音楽と悲惨なラストのギャップがなー



114:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 11:30:29 ID:jpOCPUyF0
>>113
家に帰るまでがニトロ輸送です



123:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 14:22:57 ID:4wdA+Q2t0
ずいぶん前に見たテレビドラマ。なんで設定その他は曖昧
時代は第二次世界大戦末期の日本。

ある一家の物語。その一家に、肉親が生き別れになったり、
仕事がうまく行かなかったり、大病を患ったりと様々な不幸が訪れる。
一家はいろいろ努力をするが、なかなかうまく行かず
むしろ悪化していく。

しかしあるキッカケで1つの問題が好転する。そして、そのこと
をキッカケにして、肉親の所在がわかったりと全てが好転していくのだった。
そして肉親が帰ってくることがわかる。まちわびる一家。

その肉親の足取りも軽い。ついに一家の住んでいる家がみえる。
ついに出会えるその瞬間、一家の元に原子爆弾が炸裂する。



124:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 14:30:15 ID:USvM5H+u0
>>123
昔見た「パパ、ママバイバイ」(みたいな名前)とかいうのがそんな感じだった。
あれは飛行機の墜落かなんかだったけど、幼心に後味の悪さは異常だった。



165:
:2007/06/28(木) 22:30:15 ID:hmFI5uJRO
>>124
あーパパママバイバイな。
昔は道徳の教科書に必ず載っていたもんだ。

1977年、米軍の偵察機ファントムが住宅地に墜落する。
大量の航空燃料が飛散し辺りは地獄絵図。
しかし駆けつけた自衛隊のヘリは救助活動をせず、米軍パイロットを乗せ帰ってしまう。
多数の重軽傷者の救助は付近の民間人の手によって行われた。

救助された中に幼い兄弟とその母親がいた。
兄は翌日、”パパ、ママ、バイバイ”と言って息を引き取り、
弟も次の日に”鳩ぽっぽ”を歌いながら亡くなる。

母親も危篤状態だったが、「子供たちも別の場所で頑張っている」という
言葉を励みに少しずつ回復していった。

それから数年、母親に兄弟の死が初めて告げられ、後を追うように母親も亡くなった。

この母親の死に関しては精神病院に入れられた末、
心因性の症状で息を引き取ったこともあり、
政府側からの何らかの圧力があったのではという話もある。




169:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 22:41:06 ID:vPaW9vXf0
>>165
小さい頃読んで感動した絵本を大人になって読み返したら
真っ赤な思想本だった事に気付いた時の後味の悪さったらないな



129:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 16:29:00 ID:VJU2HTzv0
>某国が極秘で有人宇宙飛行実験
>     ↓
>失敗して、宇宙船は宇宙の果ての水分の無い惑星に不時着
>     ↓
>国際社会の批判を恐れ、隠蔽の為救助せず
>     ↓
>飛行士はその星の異常気象のせいで怪獣みたいな姿に、復讐の為地球に来て国際平和会議を妨害、最後ウルトラマンに惨殺される
>     ↓
>結局世間に事実は公表されず、宇宙から来た怪獣とされる

>・弱点は皮肉にも、不時着した星に無く、死ぬほど欲しかったであろう「水」
>・ラストは平和会議場の片隅に慰霊碑、でもその意味を知ってるのは科学特捜隊員のみ

ウルトラマンのジャミラ。悲しいな…



139:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 17:20:08 ID:5fdZ6c2w0
>>129
確か 暴れまわるジャミラに隊員が
「人の心を忘れちまったのか!」みたいなことを叫んだら
一瞬ひるむんだよな ジャミラ
悲しい話だよ



154:
本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 20:56:31 ID:ZfJhwVzAO
『200X年のゲームキッズ』
未来の世界のある高校の野球部の同窓会があった。
すっかり年寄りになった監督を含め、20年振りの昔話に華を咲かせる主人公と仲間達。
しかし、話はどうしても甲子園最後の試合で敗北した話になってしまう。

そこでバーチャルゲームを使ってあのときの試合をやり直そうということになる。
そのバーチャルゲームは、プレイヤーを若返らせ主人野球ができるときの体に戻し、
仮想の対戦相手を提供してくれるというシロモノ。


オッサンになった主人公達は高校時代の球児の身体に戻り、
監督もすっかり若くなって、ハツラツとした鬼軍曹になった。

対戦相手は当然甲子園で自分達を負かしたチーム。

八回まで主人公達は互角の熱戦を繰り広げるが、
最終回に相手に一点取られてその裏、ワンアウト・ランナー三塁で打席は主人公。

土壇場の状況で主人公は20年前に全く同じ状況で、
監督にスクイズのサインを出されダブルプレイで試合終了だったことを思い出す。




156: 本当にあった怖い名無し:2007/06/28(木) 21:03:23 ID:ZfJhwVzAO
主人公は自問自答する。なぜこの試合で後悔してるだろう?
それは試合に負けた結果ではなく、中途半端な形で終わったからなんだと気付く。
負けるにしても自分の力を出し切って終わりたかったのだと。


主人公はベンチを見る。監督のサインはスクイズだった。
仲間達は「お前の悔いのないようやれ」と目で訴える。

しつこくスクイズのサインを出す監督。

主人公はあの時本当にやりたかったことを実行しようと決意する。

おもむろに打席を外した主人公は、ベンチに近付き監督の頭を白球だと思い、
頭部めがけてバットをフルスイングした。

カキーン…。



196:
本当にあった怖い名無し:2007/06/29(金) 04:32:25 ID:1+PRC1eb0
後味の悪い話っつーか・・・俺が悪い話。

中1の時、親の財布から金盗むだけじゃ飽き足らず、
金庫にしまってあったキャッシュカード盗んで金引き出してやろうと計画した。
暗証番号なんて大概生年月日入れりゃ通じるだろうと思ってた。

実際盗み出して、銀行のキャッシュコーナーまで行ってカードイン。
暗証番号入力するも、親の生年月日じゃダメだったので
ヤケクソになって自分の生年月日入れたら通った。

中には50万ほど入ってたが中学生だった俺には
大金すぎたので1万づつくらい引き出しては使ってた。

卒業前にはすっかりカラッポになってたよ。

時は流れて、俺が成人した時。
親が封筒をくれたんだけど、その中にあのときのキャッシュカードと通帳が入ってた。
俺が生まれた時に銀行に預けて、成人した時にこれを渡すのが楽しみで楽しみで・・・って。
泣きながら封筒を俺に渡す両親見てすごく心が痛んだけど、結局正直に言えなかった。

今となってはもう打ち明ける機会はなくなってしまったよ、両親共に。



198:
本当にあった怖い名無し:2007/06/29(金) 05:07:17 ID:CC8pjN8t0
>>196がまだDQNなら後味悪いが、
罪悪感も親への感謝の気持もありそう。
だとしたら、親が思ってた形でなかったとしても、
そのお金は無駄にならなかったんじゃないかな。



263:
本当にあった怖い名無し:2007/06/29(金) 22:24:39 ID:YMp+4NCw0
ドラマになった「嫌われ松子の一生」

主人公は国立大学を出て教師になった若くて美人の女性。
けど愛して欲しかった父親は病弱な妹を溺愛してる。
そして本人にも多少の落ち度がある
(校長と二人で修学旅行の下見に疑問を抱かなかった)

等迂闊な所もあるけど優しくて生徒からも人気者。
でもその後校長の画策や濡れ衣で使い込み犯にされて学校を首。
当然父の耳にも入る事に。

そして故郷を捨てるも、同棲した男は自殺するし
愛人でも本気で愛した人からは
遊びだったと散々。
風俗に身を落としてそこでナンバーワンになるも経営者が変って居辛くなる。
そこでスカウトしてきた男と組んで別の店に行くもその男は悪い奴だった。
ナンバーワン時代に作った貯金から何から使い込まれてて逆上して刺し、人殺しに。

その後色々あって刑務所内で美容師の資格をとって
やり直そうとするも出所した後に
色々あって挫折してしまった。



264: 本当にあった怖い名無し:2007/06/29(金) 22:26:35 ID:YMp+4NCw0
最後の最後で刑務所内で出来た友人に「もう1回美容師としてやり直そう!」と言われて
その友人の経営してる会社の名詞を渡させれる。
最初は拒絶したけど、もう1回自分の力でやり直そう・・・!と思って気づくと
友人から貰った名刺が無い。

慌てて夜の道を、昼間友人に会った公園に向かって走る。
そしてそこにいる若者グループに「何だこのオバサン」と言われて
殴る蹴るの暴行を受けて死亡。

・・・救いはどこにあったんだ。
最後は聖書の「神様の力を借りれば許せない人の事も許せる」みたいな事を
事象を知ったヒロインの恋人だった人が言うんだが・・・。
まさかそれで全部終わらせる気なのか?

やっとやり直そうとしたという時にぱっと出の若者グループに
リンチされて死亡
というのが悲しすぎた。
自分の力じゃいろいろエピソードとか削ったし上手くまとめられなかったんで
もし興味があったら原作読んでみて下さい。



273:
本当にあった怖い名無し:2007/06/29(金) 23:23:25 ID:ofOFEgcC0
マンゴーブームで輸入量が過去最大に増えてるそうだ。
言われてみればマンゴーのデザートや飲み物を見る機会が増えた。
でもナタデココブームを思い出すと不安になる。

昔、日本でナタデココブームが巻き起こって需要に応えるために
現地でナタデココの生産が増大、輸入業者も増産を薦めた。
しかしブームは一過性のもの。

あっという間にナタデココブームは終わり、日本では忘れられた。
そして現地には多大な負債を抱えた農園達だけが残った。
同じことにならなきゃいいがなあ…



277:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 00:23:31 ID:XsND3ida0
フジツボはどっかの居酒屋で喰ったよ。磯臭いサザエっぽかった覚えがある。
カメノテに味似てるね。
オタマジャクシはないけどカエルは美味しい。
人肉は出産した人なら食べれた事もあるかもね。
自分も出産したら頼んでみる。



278:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 01:07:27 ID:y6MjTYZ50
>>277
食ってみたいな。カメノテは上手いからな。フジもうまそうだ。

出産すると食べれるだと・・・?



282:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 01:50:37 ID:4awXzOmQ0
>>278
多分、不要になった胎盤を食べるんでしょ。
たしか、ちゃんとフレンチのソテーみたいに
調理して出してくれる産婦人科テレビで見たことある。



279:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 01:20:15 ID:l0dRlSoz0
胎盤は普通に美容食として食べられるらしいね。
叶姉妹の美の秘訣だとかなんとか…。



310:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 11:37:12 ID:tIVsGZVI0
>>279
ちょ、普通じゃないでしょ。

最初の細胞分裂で片方が胎盤に、
片方が胎児になるんだよね?
赤ちゃん食べるなんて考えただけでも
ゾッとするので胎盤も無理だなー



284:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 02:12:37 ID:D0avBh6hO
野生動物は普通自分で胎盤食べちゃうんでしょ。
捕食者の目を逃れるためと、産後の体力回復のため。
だから胎盤食べるのはそんなにおかしな行為でもないんじゃない?
胎児は新生児食べるのはイカン気がするけど。



294:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 03:10:51 ID:mY5I9xql0
>>284
野生動物が胎盤を食べるのは体力回復の為もあるけど、
胎盤に子宮収縮成分が含まれているからだよ。
人間は胎盤食べないから、わざわざ子宮収縮剤を飲まないといけないらしい。
せっかくの胎盤モッタイナイ!みんな食べりゃいいのにー



321:
1/2:2007/06/30(土) 14:27:45 ID:q41+9ZvN0
既出かもしれないけど投下
三家本礼「ゾンビ屋れい子」のうちの1エピソード


主人公の姫園れい子は、死体に一時的に生命を与え、ゾンビとして使役する
能力を持つ「ゾンビ屋」。彼女が普段使役しているゾンビは、連続殺人犯として
世間を騒がせ、れい子との死闘の末に敗れて死んだ「百合川サキ」という
女性ゾンビである。

サキには「百合川みどり」という妹がいた。姉妹仲は最悪で、みどりは6歳の頃、
サキによる虐待の末に階段から突き落とされ、10年の間昏睡状態に陥っていた。
しかし、主治医の女性の懸命の治療によって、意識は6歳の少女のままだった
ものの、みどりは10年ぶりに昏睡から目覚めることができた。

連続殺人犯の妹であり、顔立ちもサキと瓜二つであるということで、世間から
みどりへの風当たりは強い。昏睡しっぱなしで姉の所業を何も知らなかったみどりは
戸惑うが、主治医の女性はみどりへ同情的であり、みどりも彼女に対しては
打ち解けていった。

主治医の女性・その娘・みどりの三人で、レストランで夕食を済ませたあと、みどりは
娘が生徒手帳を落としていったことに気付く。娘と仲良くなりたいと思っていたみどりは、
記されていた住所をもとに家まで手帳を届けに行くが、世間の人と同じくみどりのことを
よく思っていなかった娘は、みどりを殴って拒絶する。自分を殴る娘の姿に、昔自分を
虐待していた姉・百合川サキの姿を重ねてしまったみどりは、ショックと恐怖と怒りで
娘を殺してしまう。

自分の患者だったみどりに娘を殺された主治医は、その3日後手首を切って自殺を図る。
発見が早かったので死ぬまでには至らなかったものの、出血が多く予断を許さない。
一刻も早く輸血が必要だったが、不幸なことに、主治医の血液型は「ボンベイ型」と呼ばれる
特殊なタイプで、血液バンクにも在庫が無い。しかし調べてみると、なんと百合川みどりが
同じボンベイ型の血液を持っていることがわかった。主治医の命を救うためには、みどりを
捕まえて輸血に協力させなければならない。



322: 2/2:2007/06/30(土) 14:29:30 ID:q41+9ZvN0
続き

殺された娘と友人同士だったこともあり、れい子は逃亡しているみどりを確保するのに
協力することにする。みどりは自分を虐待していたサキに怯えているため、れい子の
ゾンビ・百合川サキを使えば確保は簡単かと思われたが、れい子はそれをしない。
みどりによって絶望し自殺を図った主治医のために、サキによって強制するのではなく、
みどりの意思で輸血に協力させることが必要だとれい子は考える。

また、れい子にも自分と対立している姉(やはり何人も殺していて、悪役として登場している)が
いるため、みどりの境遇はれい子自身にもかぶるのだ。れい子はみどりの心情をも慮って、
今回の件ではサキを使わないと宣言する。

その後なんやかんやあってれい子はみどりと遭遇。必死の説得の甲斐あって、サキを
出すことなくれい子はみどりの確保に成功する。病院を訪れたみどりは、周囲の視線にも
めげずに主治医に輸血をし、主治医は意識を取り戻す。主治医に優しくしてもらった
思い出が甦り、涙を流して自分の犯した罪を悔いるみどり。れい子たちもほっと胸を
なでおろした次の瞬間、主治医は隠し持っていたメスでみどりの喉を切り裂いた。

実は主治医は、自分の血液型が特殊なこと、みどりが同じ血液型であることを承知しており、
みどりを自分のもとにおびき寄せるためだけに、すぐ発見される場所で手首を切って
病院に収容されたのだった。すべては娘を殺された復讐のために主治医自身が仕組んだこと
だったのだ。みどりを殺した主治医は「百合川の血なんか誰が要るか、そんなものが
自分の血管を流れているなんて耐えられない」とばかりに、すぐに自分も首を掻っ切って自殺する。
「こんなつもりじゃなかった」と、みどりを連れてきたれい子が絶望して終。


ハッピーエンドかと思いきや…
殺人犯の妹ってだけで、何も知らないみどりが迫害されるのも後味悪いし
(それでも人殺しは駄目だけど)、娘を殺されているんだから仕方無いとは言え、
優しかった主治医が豹変するのも後味悪い。れい子が頑張ったのに報われないのも
なんだかなという感じで救いがない。



330:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 16:10:07 ID:YAOBDAfvO
>>322
みどり可哀相だな…
目覚めてからずっと色眼鏡で見られて良い事なくて、善意でした事も拒否されて…
主治医の娘はどこまで事情を知ってたんだろう?
姉に暴力ふるわれて昏睡していたって聞いたら同情するけどな。
(主治医もその娘も可哀相だけどやっぱみどりに感情移入してしまう)

あとまとめ方がうまいからか、ゾンビを使役するという奇抜な設定がすんなり受け入れられた。
どちらかというとキョンシーに近いのかな。



336:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 17:07:24 ID:/WTQt4lO0
1/2
うろ覚えだけど、昔見た海外ドラマ「予期せぬ出来事」。

とある刑務所で死刑にされた囚人がいたが、
実は冤罪事件だったことが後に明らかになる。

この冤罪事件に、ある刑務官が関与しているという情報を得た新聞記者(主人公)は、
刑務所への潜入取材を試みる。

マスコミの力を盾に刑務所長から
取材の許可を取り付けた主人公は、取材の事実を所長以外の

誰にも漏らさないように依頼し、囚人として潜入取材を始める。

しばらくの間、一囚人としてすごしていた主人公だが、冤罪事件に関わりのあると見られる刑
務官から部屋の移動をつげられ、囚人服も着替えるように指示される。

囚人服に付けられた囚人番号が自分のものではないことに
気がついた主人公だが、その刑務官
はまったく取り合おうとしない。
後に主人公はその囚人番号がまもなく死刑となる、他の囚人
のものだということを
知り、刑務官が自分を死刑にしようとしていることに気がつく。




337: 本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 17:09:36 ID:/WTQt4lO0
2/2
このままでは死刑になってしまうと思い、主人公は取材をあきらめ自分自身が新聞記者であり
秘密取材であることを他の刑務官に告げるが、だれも信じようとはしない。
頼みの綱の所長も
出張で連絡が取れず、戻ってくるのも自分の死刑執行の後。

泣きながら人違いを訴える主人公だが、
結局だれも取り合わず電気椅子による死刑執行の準備が
淡々と進められていく。

髪の毛を剃られ、頭・手足に電極を付けられ、目隠しの袋を頭から被せられる主人公。
そして電気椅子のスイッチが入れられる。

一瞬の暗転の後、部屋の電気がつけられると、
目隠しをされたままの主人公の前に件の刑務官が
現れ、
「自分も冤罪事件を無くしたい人間の一人であり、今回の措置は、冤罪で死刑にされる人間

の苦しみをよりリアルに体験してもらうために、所長の了解の下行ったことである。この体験を
に基づいてすばらしい記事を書いて下さい」と涙ながらに訴えながら、主人公の目隠しをはずす。

そこには、目を見開いたまま既に息絶えた主人公の姿があった。



421:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 09:20:17 ID:75YDY53v0
>>337見て昔の実際の事件を思い出した。
あるアパートの住人が意地悪な管理人に仕返しをしようと、
部屋の中に監禁して日本刀を見せ、「これからお前の
首を斬る」と言って目隠しをし、濡らした手ぬぐいで首を
叩いたら本当に死んじゃった、という奴。
やった人は何の罪になったのかは知らん。



338:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 17:14:39 ID:zylSA26n0
昔読んだ短編小説。阿刀田だっけ?

会社で愛妻弁当を食べていたサラリーマンが、
コロッケを口にするとガリッという固い感触があり、
慌てて吐き出してみると爪の付いた指先が出てくる。

そういえば今朝家を出るとき、妻は指に包帯を
していたような気がする。
だが、妻のものだとして、なぜ指をそのままコロッケに入れるのか?

指を見せて誰かに相談するわけにもいかず、捨てて見つかってもマズイ。
考えあぐねた主人公は
結局その指を食べてしまう。

家に帰った主人公に、妻が「お弁当美味しかった?」と聞いてくる。
「今日は時間がなかったから
昨日買ったお惣菜で済ませちゃったのよね」。
よく見れば、妻の指の包帯はもう外してあった。




342:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 17:37:43 ID:y6MjTYZ50
>>338
阿刀田高のショート・ショートは
そういうブラックユーモアみたいなのが多いよな。

俺はそれが好きでよく読んでる。



350:
本当にあった怖い名無し:2007/06/30(土) 19:01:49 ID:1Q4q242V0
>>338
ずっとずっと昔、30年ぐらい前に、実際に指入りコロッケ事件というのがあったらしい。



478:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 23:39:38 ID:V3/+dzxH0
>>350
遅レスですが。ここ5、6年だったと思うけど(2chでスレ立ってたのを覚えてる)
指入りおにぎり事件というのもありました。
おにぎり工場で工員があやまって指を切ってしまい、なのにラインは一旦休止後、
指の破片を探し切れないまま何事もなかったかのように稼動。
結果、指入りおにぎりが出荷され消費者のお手元に。



382:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 00:33:35 ID:O9I73UCL0
そういえば、財布を拾ってそのまま交番に届けたら、
「あなたはえらいなー」と殊更褒められ、
「なんでそんなことであんなに褒められたんだろうか?」
と職場の人に話したら、
「え? 中味を抜かなかったの? バカだなー」と笑われた。
……こんな民度の低い連中ばかりなのかと、後味悪かったよ。



384:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 00:41:05 ID:4iDJCOk70
>>382
あるあるある。
友達が普通に「この前サイフ拾ってさー、ラッキーだった。儲けた」と言ってて固まった
冗談で言ってるのか本気なのかわからなかったんだが、まあ本気だったんだろう
価値観の違いかな



385:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 00:48:07 ID:yeTkYKoZ0
自分、財布を落としたことあって、
その中にはその月の生活費が全額入っていて、
「もうおしまいだ…」と絶望したんだけど、
ちゃんとした人に拾われて、戻ってきた。
あのときの感動は忘れられないな…。
そういう経験があるから、落し物は自分もちゃんと届けることにしている。



386:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 00:51:14 ID:bXVi2MkS0
そういえば以前、財布を拾って主婦が交番に届けたんだけど、
その交番のおまわりが財布から現金を抜き取って、
すべてその主婦に罪を擦り付けて、
誤認逮捕されたって事件がなかったっけ?
結局その主婦の家族や友人が協力して無実を晴らしてくれたんだけど、
その事件を知って以来、私は落し物には関わらないようにしてる。



387:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 00:56:42 ID:B1QJDHK/0
>>386
こわ・・・・

ちょっと考えてしまうな
拾う前にほかの人が抜き取ってて、それ交番に届けて疑われたりするんじゃなかろうかとか



391:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 00:59:38 ID:yeTkYKoZ0
>>387
そういう事件もあったと思う。
ほとんど中味を抜かれて捨てられた財布を届けたら、
その人が疑われたという事件。
正直がアダになるという、このスレ的にはとても後味の悪い話。
それでも、自分は、落し物があったら届けます!



388:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 00:57:18 ID:yeTkYKoZ0
>>386
あったあった。
結構昔だけど。
でも、今は、その場で中味をひとつひとつ確認してそれを書類に書いて、
控えもくれるから、さすがにそんな隠蔽はできないとは思うんだけど。



409:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 03:01:41 ID:mGWsg49w0
冤罪で思い出した。
昔テレビで見た、「クルーシブル」という映画。
実際にあった魔女裁判が元ネタらしい。
うろ覚えなので、かなり端折りますし、間違っているかもしれません。

善良で信仰厚い農夫の主人公。妻とつつましく暮しています。
そんな主人公に横恋慕する村の少女。
彼の心を射止めたいばかりに、森の中で仲間たちと土着的な占いに興じます。
カトリック一筋のこの時代、そんな占いはタブーもいいところです。

そんなこんなで、仲間の一人がヒステリー状態に陥り、大人たちは「悪魔がついた」と大騒ぎ。
自分たちがやっていたことがバレると大変ということで、
少女は「神の声を聞いた。あの人には悪魔がついている」と、適当に悪魔のせいにします。

すると、またまた大人たちは大騒ぎ、早速裁判がはじまり、
少女たちが名指しした大人が処刑されてしまいます。
調子にのった少女たちは、気に入らない大人たちを次々と名指し、
「悪魔がついている」と、告発します。
「神の声を聞いた」とする少女たちは、すっかり神格化され、みんなが少女たちの言葉に従います。

大人たちもそんな少女たちを利用し、利害関係にある無実の村人を告発するよう仕向けます。
で、村の大人たちががんがん処刑されていきます。
いったい何事か、と、その村を管轄する検事?がやってきて、現状を調べます。
これはなにかおかしい、と思いながらも、
神の声を聞いたとする少女たちを取り調べることはできません。


で、主人公です。
彼もとうとう告発されてしまいます。
せめて主人公は救いたいと、検事は画策します。
「私は悪魔に魂を売ったが、改心します」という懺悔文に署名するように主人公に言います。

が、「私は悪魔には魂を売っていない」と主人公は署名しませんでした。
というわけで、夫婦ともども、処刑。
村の大人たちがほとんど処刑されて、村そのものが壊滅状態に。
そんな村を捨てて、他の村に逃げる少女。
終わり。

どこをどうとっても、後味の悪い作品でした。



420:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 07:36:08 ID:F/KS7Ziq0
>>409
カトリックじゃなくてプロテスタントな。
しかも入植間もない頃のアメリカだから、極端に禁欲的なヤツ。



414:
409:2007/07/01(日) 03:57:51 ID:mGWsg49w0
あらすじにいまいち自信がないな…。
主人公の奥さんは妊娠しているということで助かったかもしれない。
あいまいで、すまん。
いずれにしても、17世紀のアメリカで実際にあった事件らしい。
少女たちの遊びが元で、嘘の告発がはじまり、
数百人が逮捕されてそのうち19人が処刑されたらしい。



417:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 06:22:29 ID:h1qKh6uk0
>>414
セイラムの魔女裁判が元の話かな?詳しい過程は知らないけど、よく聞く事件だ。

後味が悪いとは違うけれど、現在のセイラムは魔女とかがたくさん居るそうだ。
(魔女というよりオカルティストか?)そっち系の店も多いそうです。



418:
本当にあった怖い名無し:2007/07/01(日) 06:25:46 ID:Od2p09bw0
>>414
主人公は少女と浮気して、少女は本気になってしまった。
でも主人公は肉欲に負けて少女とやっちゃったけど奥さんのことを愛していた。
それを知って少女が主人公夫婦を陥れようとした。
処刑の前の夜に少女は主人公に一緒に逃げようと誘うけど拒否される。
奥さんは妊娠していたから助かっていたよ。



509:
本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 11:07:50 ID:WSmV8rou0
丸尾末広「少女椿」
主人公の少女は9歳の時に父が失踪、
12歳の時に母が死にフリークスだらけの見世物小屋に下働きとして引き取られる。


見世物小屋には、怪力の大男、顔面ケロイドの手無し男、
四肢の無い男(でもコイツが一番優しかったりする)、元娼婦の蛇女

同い年の軽業師(女装した美少年)、首が曲がった少年がいるが皆少女を酷使し、
少女も見世物小屋のメンバーを化け物として嫌悪している。


夜になれば怪力男と蛇女、美少年と同性愛者の
団長がそれぞれ抱き合い、嬌声を聞かされる。

少女自身もケロイド男にちょっかいをかけられていた。
ある日、見せ物小屋に新メンバーとして小男が来る。

小男は超能力があり、何もないところから花やお菓子を出したり

口の小さい瓶に出入りする事が出来た。
小男は少女を気に入り、少女も自分に優しい小男のことが好きになった。
男の芸は大評判になり、小男の恋人である少女も小屋の中で一目置かれるようになった。

しかし、団長が経営不振の見世物小屋を捨て、金を持ち逃げする。
蛇女は娼婦、怪力男と美少年はサーカス、他の者は別の見世物小屋に行く事になり
少女と小男は二人で旅をすることになる。

少女に辛く当たった皆も最後には少女と小男を祝福し、門出を祝ってくれる。

小男は少女をバスの停留所に待たせ、弁当を買いにいくが途中で泥棒に殺される。
少女はいつまでも帰ってこない小男を探しに行くが見つからず疲れ果てて神社の境内で休む。
神社の並木道がやけに騒がしいことに気づいた少女は並木道を覗き仰天する。

小男を中心にした見世物小屋もメンバーが楽しそうに宴会を行っていたのだ。
「あっちへ、いけ!!行けったら!!」少女は持っていた傘で
メンバーを蹴散らすとメンバーの姿も、御馳走も笑い声も消える。

一人取り残された少女は号泣する。



511:
本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 11:21:43 ID:zvpqEvAYO
>>509
結局ラストって、
「みんな居なくなって、私は一人ぼっち。化け物でもイイヤツもいた、一緒にいられたのに。」

って解釈と、

化け物達が「お前は幸せになんてなれないんだよ」
(つまり小男との駆け落ちや何かは全て幻。)

っつー解釈かわかれるよね。



512:
本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 11:43:12 ID:LcyK+S1n0
>>509
どっちかというと、前者かな。
でも少女が慕っていた小男の幻まで「どっか行け!」と蹴散らしたのはひっかかったな。



545:
本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 21:21:17 ID:0daP7KIFO
>>509
丸尾末広と聞くとどうしてもちびまるこちゃんの丸尾君が頭に浮かんで離れない…
丸尾君が机に向かって原稿を書いているイメージが…
どうでもいい事でごめん



549:
本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 22:06:02 ID:quPqF2zR0
>>545
丸尾君のモデルか名前?は丸尾末広らしーよ



556:
本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 23:03:09 ID:gRu9czqO0
随分前に見た障害者夫妻のドキュメンタリー。奥さんは身体障害。
旦那さんは
身体に加え、ちょっと脳にも障害がある。
小学校低学年の子どもが一人。家族三人アパート暮らし。
子どもは朝食を作り、洗濯し、学校帰りに晩御飯の材料を買って、
帰って来てから晩御飯を作る。両親に食べさせ、後片付け。

家族を心配して来てくれる地区の民生委員の女性に奥さんは
「人の世話にはなりません。家族でちゃんとやっていきます」と宣言。

テレビの取材の人達には
「働けないから生活費は国からお金を貰うしかないけど、その代わり
人の助けは借りたりしません。私たちは模範的な障害者です」と胸を張る。
そして、小学生の娘を嬉しそうに見て言う。

「この子を産んでよかった。この子がいないと生きていけない。ね、
○○ちゃん、お父さんとお母さんをずーっとよろしくね」
にこにこ嬉しそうな両親の横で笑顔のない女の子。
女の子一人では片付け切れないのか乱雑な部屋。

女の子の将来は、と思うと後味悪くて。



558:
本当にあった怖い名無し:2007/07/02(月) 23:15:56 ID:Z8eswxhzO
>>556
これは子供が可哀想…



578:
1/2:2007/07/03(火) 01:11:09 ID:AYrHpDjAO
時代はたぶん近未来、ワープ装置が移動手段として使われてる
(現代でいう飛行機みたいな感覚だと思う)
ある家族がそのワープ装置【ジョウント】を使うために順番待ちをしていて
父親が小学校低学年くらいの息子にジョウントについての話をしてあげている

ジョウントは、ある博士がまったく偶然発見した現象を基に作られている
装置の形はゲートが二つあり、片方をくぐるともう片方から出てくるタイプで
ゲートを通すと一度物体を分解して、反対側に再構築するって仕組みらしい
すぐに実用化されず、当然慎重な実験を何度も繰り返された

最初はペンなどの無機物、次に生物として小型のマウスなどをワープさせた
何故かワープしたマウスはまともに動くことができず、しばらくして死んでしまう
試行錯誤してるうちに、睡眠状態のマウスは
ワープした後に起してみても普通に動けることがわかった

どうやら、物理的な物体は再構築できるが
生物の【意識】を構築する時になにか起きているらしい
分解してから再構築するまでの時間は、限りなく同時に近いがほんの少しだけ遅れてる

そのほんの少しの遅れが【意識】にとってはどんな感じ方なのか
興味が沸いた研究グループはある実験を試みる
死刑囚に「無事生還できたら無罪放免」という条件を提示し初の人体実験を試みたのだ
(同時に睡眠状態の人間に対しても実験しているが
そちらは成功していて実用化への第一歩になっている)

志願した死刑囚がゲートをくぐり、もう一つのゲートから無事に出てくる
だが、やはり様子がおかしいようだ、まともに動くことができない様子
そして一言だけつぶやいて、直後に死んでしまう

「あそこには永遠がある」

それ以降、起きてる人間をワープさせる事は禁止された



579: 2/2:2007/07/03(火) 01:12:55 ID:AYrHpDjAO
――だから僕達も今から催眠ガスを吸うんだよ
ぐっすり眠って起きた時にはワープは完了、何も恐がることは無い、いいね?

息子は「わかったよパパ」と素直な返事をする、が、目が少しだけ輝いた気がした
そして丁度自分達の番が回ってくる
乗客が皆、目の前のマスクでガスを吸いコトリと眠る
係員が全員眠った事を確認して、ジョウントに通す

無事ジョウントは成功し、少しして父親が目を覚ました、だが・・・
辺りが騒がしい事に気付く、なんと自分の息子が移動ベッドで運ばれているではないか
息子はガスを吸わず寝たフリをしてジョウントを通過していたのだ
手足をバタバタ動かし、奇妙な声を発している変わり果てた息子に近寄る父親
息子は父親の存在を理解したのか、首をこちらに向けて叫んだ

「パパ!ねぇパパ!すごいんだよ!
 永遠ってね!意外と長いよ!
 意外と長いよ!永遠って長いんだよ!!」



580:
本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 01:19:35 ID:AYrHpDjAO
後味が悪いっつーよりは
もし自分が経験たらどうなるんだろうと考えると
奇妙な不安感があって面白い作品だと思った
どうせ所詮は作り話だとか言わないでくれなww



582:
本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 01:21:32 ID:m/rndLX60
最後の台詞で思い出したwオカ板のどっかで一瞬流行ったような覚えがあるww
その時は息子が何を感じたのか解説されてたと思うんだけど…



584:
本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 01:36:35 ID:AYrHpDjAO
>>582
読んだのが何年も前だからちと曖昧なんだけどこんな表現があった気がする

意識をワープさせると、凄く長い時間(それこそ永遠と呼ぶくらいの)を
意識だけで過ごさなくてはならない
見えるとか聞こえるとかそんな感覚はもはや関係なく
だけど意識があることは鮮明で、そんな状態で永遠を過ごした後に
いきなりフッとワープが完了するわけだ
そしてひさしぶり(長すぎるが)に体と合流するんだけど
体の動かし方すら忘れててもおかしくはないんだ

みたいな事書いてあったかもな~
息子が喋れたのはなんでよ?ってなるけどな
どっちにしろ経験した人間しかわからないって恐い



588:
本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 01:44:57 ID:m/rndLX60
>>584
thx
そうそんな感じだった>当時の解説



585:
本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 01:41:52 ID:V8/7k0Q/0
>>582
このスレで流行ったんだよw



583:
本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 01:34:56 ID:Ux7VB6Rp0
補足すると、覚醒状態でジョウントすると”永遠を見て”老化するの。
正確には精神の老化なんだけど、肉体も変化するらしく、実験用ラットは老衰死、
死刑囚も白髪の老人と化して死亡。

息子の場合は、『身体は少年のまま白い髪を振り乱し、涎を垂らしながらクネクネと
絶え間なく身体をくねらせ、皺だらけの顔に狂った笑みを浮かべてけたたましく叫ん
でいた』って感じだったと思う。



588:
本当にあった怖い名無し:2007/07/03(火) 01:44:57 ID:m/rndLX60
>>583
thx
そうそんな感じだった>当時の解説



737:
本当にあった怖い名無し:2007/07/04(水) 15:32:17 ID:g/tMDb/S0
アメリカでさぁ、団地じゃないけど、近所の奥様同士でさぁ、
二人とも同じ年の娘がいてさぁ、
その娘が二人ともチアガール目指しててさぁ。

奥様Aは昔チアガールになりたかったが、露出度の高い服装に両親に反対され、
なれなかったその夢を、娘のA´で実現させようと躍起になっている。
奥様AはA´をダンスレッスンに通わせたりして、もう凄い気の入れよう。

奥様Aと奥様Bは初めは友達付き合い。Aの娘A´とBの娘B´も友達同士だった。
けれどもA´とB´が年齢を重ねるにつれ、ライバル意識が前に立ち、だんだんと仲が悪くなる。
特にB´は容姿、性格、運動神経がすぐれており、なにかとA´の劣等感をあおる。

なんだか忘れたが、学校の役員の選挙活動(生徒会長みたいなもん?忘れた)で、
A´とB´はその地位を互いに争うことになった。
奥様Aは娘の勝利させるために、娘の名前を掘り込んだ
カスタムメイドのペンとノートを
ばらまく。
これが学則違反だとされ、A´は候補からとりはずされる。


その事件があった後、A´とB´がチアガールの選出試験に候補。
A´は落ち、B´は受かった。

これに激怒した奥様A。旦那の親戚のDQN男に連絡を取り、
奥様BとB´をこらしめたいと相談をもちかける。びびったDQN男は警察に連絡を取る。
DQNの話がマジらしいと気づいた警察は、おとり捜査を開始して、刑事をその道の者だと
DQNから奥様Aに紹介させる。奥様Aはそれを信じ、初めは奥様BとB´を
脅かすだけと囮捜査官に言っていたのが、だんだんと頼む内容がエスカレートし、
奥様Bを殺害してくれまでになる。

そして金の受け渡しが終わったところで、殺しの依頼をしたとの罪でしょっぴかれる。

たしかテキサスで起きた実話。奥様Aもう刑期終えてたしか出所してるはず。



747:
本当にあった怖い名無し:2007/07/04(水) 16:37:35 ID:TyHzfZ+20
>>737
そのDQN、善良な国民としての義務を果たしてるじゃんw



749:
本当にあった怖い名無し:2007/07/04(水) 16:53:02 ID:g/tMDb/S0
>>747
職不定でぶらぶらしてるみたいな?
奥様Aに、汚い仕事を金につられてやる男だと思われるような素行であったのは確か。
しかしこの場合、DQNのほうが確かにまともだな。



793:
本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 03:39:32 ID:vGPRpK5k0
トワイライトゾーン「核シェルター」

田舎町 住民はみんな仲良し
医者 いつか核戦争が勃発すると信じてて
自宅の地下にシェルターを作り みんなにも作るように勧めてる
みんな「しょうがないなー先生は」って感じで
シェルター話には取り合わないが 医者のことは敬愛している

ある夜
その医者の誕生日を住民総出で祝っていたとき
ラジオが突如政府広報を流し始める
核ミサイルが飛んで来る と言うニュース
住民たちはパニックに陥る
医者一家はシェルターにこもる

住民が家族を連れて来て「入れてくれ」と頼むが
シェルターは医者の一家で定員オーバー
「だからいつも言ってたじゃないか
 頼む どうにもできないんだ 自分たちでなんとかしてくれ」
と繰り返すしか出来ない医者
(続きます)



794: 本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 03:41:34 ID:vGPRpK5k0
町の人たちは「自分と家族を救いたい」思いから次第にエスカレート
とうとう丸太とか持ち出して来て 全員でシェルターの入口をぶち破り
応戦する医者一家を殺してシェルターを奪おうとする

あわやと言うとき 再度政府広報が
核ミサイルは誤報だった と言うニュ-ス
気まずい沈黙
「俺たちも必死だったんだ わかってくれ」
「仲直りパーティを開こう」と住民

医者は
「そんなことして取り繕っても もう私たちは元には戻らないよ
 今夜 お互いの腹のうちをぶちまけあってしまったから
 私も 君たちも」
と言い置いて家の中に入り 扉を閉める

今度 同じようなことがあったら
そのときはケダモノのように浅ましく生きるのではなく
人間として 人の心を持ったまま死のう
と誓いながら



801:
本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 07:52:10 ID:aVmVU4XP0
扉をぶち破ったら
シェルターとしては、もう使い物にならないんじゃないだろうか?w



814:
本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 11:03:36 ID:fjgeBQNd0
トワイライトゾーン『真夜中の太陽』

地球が軌道をはずれ 太陽の方に徐々に引き寄せられている
気温はぐんぐんとあがり 真夜中でも太陽が沈まない
人々は先を争って少しでも涼しい南北の極側に移住してゆく
それすらも「時間の問題」で自分たちはいずれ干からびて焼け死ぬと知りつつ

主人公は画家
彼女は 移住しても時間の問題なら 住み慣れた自分の部屋兼アトリエで
最後のときまで絵を描いていたい と町に留まっている
大家のおばさんも いまさら見知らぬ土地で生きられない と残っている

徐々に徐々に気温はあがり 放送局も沈黙し
ついに彼女は熱中症で消耗し 部屋の中で倒れて動けなくなる
壁一面に掛けられた自分の絵の 油絵具が高温で溶けて流れ出し
火がついて燃えてゆくのを見ながら 絶叫する彼女

そこで彼女は目を覚ます
自分の部屋のベッドの中
大家のおばさんと(北に移住していったはずの)医者が自分を覗き込んでいる
窓の外は雪 そして吹きすさぶ風 窓にはびっしりと霜
「もう大丈夫ですよ」と医者
「あなたはすごい熱を出して倒れてたの よかったわ」と大家さん
(続きます)



815: 本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 11:05:13 ID:fjgeBQNd0
帰る医者を見送って廊下に出る大家さん
二人の会話が聞こえてくる

医者「薬をもっと置いてゆけるといいんだが 手持ちがなくなってしまった
   それに もう来れないと思う もっと南に移住するつもりなんでね」
大家「フロリダの方はまだ少しは暖かいそうですね」
医者「それも時間の問題でしょうがね」
大家「今朝のラジオで言ってたんですけど
   どうして私たちの地球が軌道をはずれて太陽から遠ざかりつつあるのか
   それによるとあと数週間で太陽はまったく見えなくなるだろうって
   そしたら私たちはみんな・・・凍え死ぬだろうって」

大家さんが戻って来る 画家は熱明けで朦朧としながらつぶやく
「夢を見てたの 熱くて とても熱くて 夜でも明るくて 太陽が沈まなくて・・・
 ね? 暗さと冷たさがあるって素敵なことね」
大家さんはやつれた顔で精一杯微笑んで答える
「・・・そうね すてきね」

・・・・・
トワイライトゾーンはこう言う 負のどんでん返しが好きだった



823:
本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 11:55:01 ID:fjgeBQNd0
ついでに「冷たい方程式」自信はないがまとめてみる

主人公は緊急小型宇宙艇EDSのパイロット バートン
開拓途中の惑星ウォードンに熱病の血清を届けにゆく途中
ウォードンにはふたつのキャンプがあり 片方は熱病で全員やられ
もう片方は嵐の影響で救助に向かうことが出来ない
そこで惑星間連絡船からEDSが派遣された

EDSには 未開の開拓星に逃れようと 犯罪者がときどき密航を試みる
しかしEDSには「船」と「パイロット」と「積荷」を目的地まで運ぶ
ギリギリの燃料しか積まれないため 密航者を乗せるわけにはいかない
そのために特別の法律が制定された
空間条例第8条 項目L
「EDS船内で発見された密航者は 発見と同時に船外へ投棄すること」

バートンは EDS内に密航者を発見する
20歳になるかならないかの娘 マリリン
彼女は地球育ち 他の開拓済みの惑星にある大学に合格し 向かう途中
兄のいるウォードンに向かう船があると聞き
しばらく会ってない兄さんに会いたいと その一心で乗り込んでしまった
(兄のいるのは無事な方のキャンプ)

彼女は安全な地球で育ち 辺境の環境がどれだけ苛酷であるか
そこではどれだけ簡単に人の命が失われるかを知らない
自分が何をしでかしてしまったのか まったく分かっていない
「渡航費は雑用で払うわ」と無邪気に言う彼女
(続きます)



824:本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 11:56:10 ID:fjgeBQNd0
バートンは彼女を助けたいとあらゆる可能性をさぐる
が 彼女を助ける方法はない
母船の連中も状況を聞き あらゆる手を尽くしてくれるがダメ
彼女を引き取る方法はない
母船は戻れない(スケジュールが乱れ 多くの星に回復不能の被害が出る)
代わりのEDSを打ち出せる船も近くにはいない
彼らに出来るのは 彼女がEDSにあとどのくらい留まれるのか を算出することだけ

そこでバートンは 彼女に全てを説明する
彼女が何をしてしまったのか
何故 死ななくてはならないのか
このままではバートンも彼女も死ぬ ウォードンで血清を待つ者たちも全員死ぬ
彼女が出て行けば 死ぬのは彼女だけで済む
これは人の力ではどうにも出来ないんだということ

彼女は結局「何故自分が死ななくてはならないか」を理解は出来ない
でも「何かとんでもない 取り返しのつかないことをしてしまったこと」だけは理解する
そしてバートン始め 周りの人が自分を助けようと必死になってくれたこと
誰も「彼女に死んで欲しい」と思ってる人なんていないこと も何とか理解する
(続きます)



825:本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 11:57:11 ID:fjgeBQNd0
彼女はバートンにふたつの願い事をする
「家族に手紙を残したい」そして「ウォーオンの兄さんと無線で話したい」
バートンは自分の手帳を渡し マリリンは地球の両親と兄に当てて手紙を書く

みんなに感謝してること みんなを愛してること
自分のことは心配しないで 私は大丈夫 怖くないから
と 最後の一行がウソであることが一目瞭然な 震える文字で
バートンはそれを預かり 必ずご家族に渡すことを約束する

ウォードンのキャンプに連絡は取れたが マリリンの兄は朝から嵐の観測に出かけている
ヘリの無線機は故障中 使えない
キャンプの連中も事情を聞き 出来る限りのことをしてくれるが それも限られている
まもなくキャンプはウォードンの自転によってEDSの反対側に回ってしまう
そしたら無線も切れる と聞き 「それまで待つ それから出て行く」と言うマリリン

制限時間ギリギリでやっと兄が無線に出る
数言 別れの言葉を交わし 無線は切れる
マリリンは 自分の足でエアロックに向かい バートンは彼女を船外に投棄する



・・・・・・
これ読んで一ヶ月くらい あまりの衝撃に活字を一切受け付けなくなったよ 俺



830: 本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 12:14:10 ID:Mo9y7U+X0
>>823 乙。
お兄さんとは少しだけ話せたんだったと思うけど。
あと、事態がなんとか飲み込めた時の少女の台詞は必須かも。
「私は死ぬような事はしていないわ・・死ぬような事はなんにも・・」

少女を宇宙空間に放出した後も、その台詞が主人公の耳に残る。



826:
本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 12:01:08 ID:d5BLQHZ00
自業自得とはいえ、ちょっと残酷だわな。

つーか
もっと余裕のある設計しとけw



827:
本当にあった怖い名無し:2007/07/05(木) 12:08:43 ID:fjgeBQNd0
>>826
それも無理なんだよ
EDSは小さいから核融合タービンは積めない
昔ながらの固形燃料エンジンを搭載してる
固形燃料はかさばるからスペースに限りのある母船に搭載できる量も限られる
他にまたEDSを打ち出さなくてはならない事態も予想できるため
燃料はギリギリしか積むことが出来ない

バートンが変わりに死ぬことも出来ない
彼女はEDSの操縦が出来ないから

状況を追い詰めるために 
本当によく出来てるんだよ この話逃げ場なし



転載元:http://hobby9.2ch.net/test/read.cgi/occult/1182836388/
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