128:
本当にあった怖い名無し:2009/09/12(土) 07:10:15 ID:kMGgFITXO
厘のミキの読み切り漫画「黒い世界」
黒い国の唯一の法律、「愛し合ってはならない」。黒い世界の黒い人達なのでそれは余裕です。
極稀に、愛を持った「色憑者」がいましたが、見つかり次第処刑されています。
黒い城の王子(ヨノギ)は、いつも楽しく色憑者を処刑していました。
ある日、ヨノギの元に色憑者の男(クロ)が現れました。クロはヨノギを愛していると言います。
ヨノギはクロを拷問にかけますが、クロは「王子が楽しそうで嬉しい」と笑顔です。
しかし、ヨノギが拷問器具で手を怪我すると一転、「大丈夫ですか」と大慌てするクロ。
ヨノギが試しにナイフで自分の腕を傷つけると、クロは「ヨノギが傷つくのは辛い」と泣きます。
ヨノギはクロを懲らしめる為に、自分の体をナイフで切り刻むことにしました。
日に日にヨノギの傷は増えて行きます。クロは泣くばかり。
その内に、ヨノギの側近がヨノギの傷に気付き、原因であるクロは殺されることになりました。
ヨノギは、最近クロを苦しめても楽しくない自分に気付き、これが愛だろうかと思いながら
「お願い、クロを殺さないで」と泣き叫びましたが、クロは殺されてしまいました。
その後、ヨノギは相変わらず黒いままで、楽しく色憑者を処刑しています。
黒い世界の一幕なので終わり方も黒いです。おしまい。
普通だったら、これをきっかけにヨノギが改心するところなのに、
何も変わらなかったのが黒いなーと思いました
独特の黒さが上手く表せなかったかも
携帯なんで見辛かったらごめん
クロがいつもヨノギの部屋の窓に来ていた烏の化身だとか云々は割愛
8:804:2009/09/09(水) 15:33:28 ID:iD64+hB00
10: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 15:42:28 ID:U6VsOI1N0
乙
良かれと思ってやった事が裏目に出るのは後味悪いよな・・・
12: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 18:53:08 ID:Tib+gyocO
15: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 19:26:48 ID:/WHRVuKnO
>>12
キッツイな…
ほんと土人はなんでこうなんだ
そして国連軍はなんでハンパに撤退したし
何のための国連だし
21: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 20:23:11 ID:yjLeIBZJ0
>>15
つ【連合国】
最初からそのための組織ですが?、常任理事国の利権のため。
仏蘭西なんかすごいよ、フランス軍をコートジボアールに派遣して
「国連軍」の名の下に反仏行進に機関銃乱射w
28: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 23:55:57 ID:Eo5Ndsgr0
>>21
さすがドゥイエの金メダル獲得をまったく恥じずに歓声をあげた国だぜ
38: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 14:23:57 ID:av2cFgtO0
>>28
もっと怖い話。
そこまでして、それどころか更に反乱軍に梃入れしたりとかまでして
フランスがコートジボアールを制圧したかった理由が、カカオの値上げ阻止。
香具師等にとってはアフリカ原住民なんてチョコレート原料より価値がないとさ。
41: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 18:50:31 ID:Si0p9BVE0
>>38
フランスのチョコが美味しいって言われるのは、
植民地時代からのコネ、というか実質的に
いまだ植民地であるかのように扱って良質カカオを
独占しているためだという噂は聞いたことがあるなあ。
そのカカオを使って日本がチョコを作ればさらに
美味しいのができるはずだが、フランスが
それをさせないのだとかなんとか。
29: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 00:08:14 ID:H4iVN3Vr0
30: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 01:56:03 ID:nGc0pqDkO
>勝利記念のセール
ワロタw
85: 本当にあった怖い名無し:2009/09/11(金) 03:26:35 ID:YI/dqbX70
87: 本当にあった怖い名無し:2009/09/11(金) 11:12:08 ID:qfeL6OjIO
>>85
アッー!な絵で脳内再生された。
241: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 10:38:16 ID:mXt/V8VQ0
242: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:03:13 ID:J7ISBUXL0
>>241
>『本当に心当たりは無いんですか~??』、
>『あなたがそう思っているだけかも知れませんよ?』
どちらにしても、流れたり堕ろした子供がいるんじゃないの?それ勘定に入れてる?
という、あまりに不謹慎つかデリカシーのない突っ込みにとられかねんわな
結構昔の本なんじゃないの?それ
243: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:10:50 ID:mXt/V8VQ0
>>242
うん、古本量販店で買って、かなり前の出版だったと思う。
244: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:21:01 ID:OEKFNmio0
>『あなたがそう思っているだけかも知れませんよ?』
こっちは流産とか堕胎した子供がいるのでは?じゃなくて
「あなたは自分の子供と思ってるかもしれませんが
2人以外の残りの子は奥さんが浮気した別の男の胤ですよ^^」
になるんじゃないかな…
何にせよ無神経極まりないなその作者
ところで>>241はなぜ手品のタネ本を買ったんだw
245: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:39:55 ID:mXt/V8VQ0
>>244
いや、古本で安かったからw
特に手品がというより、
宴会芸やみんなで集まったときのゲームネタ
なんかを2,3冊まとめて買った一つだったような。
246: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:45:43 ID:OEKFNmio0
>>245
トン
つまらんこと聞いてすまんかったw
気軽に買ったものの中にこんな文章見つけたら後味悪くなるよなあ
278: 本当にあった怖い名無し:2009/09/16(水) 02:21:49 ID:QidMsn8g0
283: 本当にあった怖い名無し:2009/09/16(水) 09:59:40 ID:cKn9LP2d0
>>278
卑近な話になるけど、コインの精っていうファンタジー要素を
「病気で莫大な治療費がかかる彼のために、決心して風俗で稼ぐために入店したら
彼は元気そうに別の女と居て、『なに真に受けてやんのwww』と笑い捨てられた。
いったん水商売の世界に身を落としたらなかなか抜け出せず、今もそのまま働いている」
みたいな比喩に引き直すと、それはそれで結構ありそう。
284: 本当にあった怖い名無し:2009/09/16(水) 10:50:23 ID:OUxgzN0p0
>>283
それはそれで 後味悪いな
300: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 14:03:26 ID:jQ20V0lDO
303: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 15:58:25 ID:jnfwvq370
>>300
おっちゃん…(;w;)
301: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 15:02:14 ID:ZKkNF9UM0
国民の生活が第一で人権や保障が大好きな民主党政権だから
これからは安心だよ★
305: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 22:43:43 ID:8bVI1/ZtO
>>301
ああ、どの国の国民のことかわかんないやつか> 国民の生活
333: 本当にあった怖い名無し:2009/09/18(金) 16:31:21 ID:1FddAOv0O
351: 本当にあった怖い名無し:2009/09/19(土) 09:36:07 ID:dpGc6rzWO
>>333
全俺が泣いた
343: 1/2:2009/09/19(土) 03:45:21 ID:v65S19yj0
350: 本当にあった怖い名無し:2009/09/19(土) 07:56:11 ID:YrP4E9WEO
>>348
ジャンプに普通に載っててビビった覚えが…
昔の少年誌は半端ない、というかあの頃はまだ
少年誌ってほどネタの低年齢化もしてなかった気がする
374: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 03:44:17 ID:cVeuyfSRO
379: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 17:59:31 ID:HW3jLsv4O
>>374
今回の事件が発覚してから、よく2chでそのエピソード紹介されるけど
ほとんど伝聞だけで想像が膨らんでる感じが後味悪い
徳郎さん死亡とその後のまつざか先生のエピソードはたしかに暗い話だが、
ネットで言われてるほど陰惨な話ではないよ
375: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 05:16:15 ID:RSrFbej50
映画のアッパレ戦国大合戦に影響されたんじゃないかと思ってた。
単純にずーっとギャグやっててマンネリ化してて
ほかのことやりたがってたんじゃないかね。
まぁラストは綺麗にまとめてたよ。
それに確か当時自爆テロについての報道が
多かった時期じゃなかったっけ。
382: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 19:01:12 ID:F+XozEsd0
ラストは生きる希望を取り戻したまつざか先生が
徳さんのお母さんと徳さんの発掘した化石を見に行って、
徳さんが生前まつざか先生のことを楽しい女性だとよく話していた、
とお母さんと話しながら涙を浮かべながらもほほ笑む感じの終わりだった気がする。
陰惨な話というほどでは別にない。
もともと作者は大人向けの下ネタ漫画とかも昔は描いており、
しんちゃんの人気と共にファミリー層に移行していただけで、
大人向けのブラックな話も結構好きな人だったんだろう。
昔の漫画の洗礼受けてる人は結構そういうのも描けるんだよ。
ジョージ秋山のザムーンは人類滅亡して終わりだったな。
383: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 19:37:08 ID:HW3jLsv4O
>>382
そう、徳郎さんの死についてのエピソードは
まつざか先生が希望と生きる力を取り戻すまでがひとつのストーリーになってるのに
ネットでは、前半の悲しいところだけ取り上げて
「最近のクレしんは病んでた」と言われたりするのが
正直、ファン的に微妙な気持ちだった
387: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 21:54:06 ID:9bnbOXCUO
しんちゃんの作者が50過ぎって聞いてびっくりしたよ
長期連載だから当たり前だけど、30代くらいのとっちゃん坊や
っぽい人を勝手に想像していた
612: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 16:06:09 ID:+IHFios0O
76:本当にあった怖い名無し :2009/09/26(土) 15:04:45 ID:p0gmxfaAO
625: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 23:10:27 ID:U1QAnO9o0
>>612
みたいなのってさ、自分がやられた本人だと、ショックはショックだけど
心の中でブチ切れるかまぁ仕方ないかって流すし、
周りの人に同情されるのが一番イヤだったりするんだけど、
見てる側だと、なんかもうものすごく可哀想で可哀想で、
胸がズキズキするくらいずっと引きずっちゃうよね。
なんだろうねあれ。
614: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 16:50:53 ID:SaxanCntO
そういう時は机を拳で叩きながら即ギレするといいです
たいてい作り直してくれます
フィリピン人の友達に教えてもらいました
615: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 17:23:22 ID:IhR0A4as0
別に怒らなくてもやんわりと言えば新しいの出してくるよ。
683: 1/3:2009/09/28(月) 00:03:37 ID:xwX2wDag0
714: 本当にあった怖い名無し:2009/09/28(月) 21:06:38 ID:eZy2jw9Y0
>>683
乙でした。
兄も妹もいなくなって遺体(実際は死んでないんだけど)も戻ってこないって
両親気の毒過ぎ。
715: 本当にあった怖い名無し:2009/09/28(月) 21:27:52 ID:SQcES9egO
>>714なだけでも辛いだろうに
「妹が自分で運転中に事故起こして遺体が見つからない」
っていう状況を作られたせいで
兄のほうの事故も、やっぱり運転手は兄だったんだろうと
言われのない中傷が再燃するだろうと思うとさらに後味悪い
772: 本当にあった怖い名無し:2009/09/29(火) 22:43:28 ID:rLVGgEiyO
773: 本当にあった怖い名無し:2009/09/29(火) 23:46:26 ID:RBDNHDm0O
>>772
>いやな子供
いや所の騒ぎじゃねぇwwww
777: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 00:58:57 ID:5yxEJ/5R0
>>772
その話、多分世にも奇妙な物語にあったと思うけど
ラストが帰宅した主人公の目の前に奥さんが呆然として座り込み
主人公が「どうした?」と声をかけると奥さんは
「イヤー!!きゃあああああ」と叫んで取り乱しその場から逃げだし
主人公が呆気に取られるとそこへ例の子供が現れ主人公を上目使いに見ており
お互いににらめっこ状態(?)
その後主人公は「うぉ~」と怯えてジ・ENDだったと記憶にある
810: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 14:54:37 ID:zrV3w+wj0
837: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 20:42:52 ID:dn8pZ12b0
841: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 22:21:20 ID:jjOk8xEr0
>>839
後味悪…
というか最後主人公。
優しい人に全部擦り付けんな。
852: 本当にあった怖い名無し:2009/10/01(木) 03:46:14 ID:Voi3fUYU0
>>841
いや擦り付けてない。
というかラスト微妙に違う。
虚脱状態の主人公は
「自分も同じように誰かに擦り付けてやる」
と思いかけるんだが、
駆けつけてきた彼女(の存在)によって思いとどまるとこで〆。
865: 本当にあった怖い名無し:2009/10/01(木) 23:07:06 ID:nL6ZUMDCO
868: 本当にあった怖い名無し:2009/10/01(木) 23:45:50 ID:CrqMrqgb0
>>865
大型トラックの運転手(&会社)が可哀相だな
876: 本当にあった怖い名無し:2009/10/02(金) 00:15:51 ID:2wi3MtcVO
>>865
補足。
男は確か母親の再婚相手。
ずっと前に離婚したのに最近、家に上がりこんできた。
(母親が何も抵抗しないのは男が末期癌であることを知ってたから。)
妹は性的暴行はされてない。実は妹は男の連れ子(実の親子)。
男は妹の部屋に無理矢理入り込み、妹に実の父であることを告げただけ。
級友ってのは幼なじみだが、DQNで中退して以降、主人公とは疎遠だった。
主人公は秀才だが、夜神月風の中二病w。
コンビニは主人公のバイト先。
DQNに凶器の変圧器?をかくしてるところを目撃され、
脅されたのでコンビニ強盗の芝居をしてくれたらレジから大金を払う、と誘い込む。
そして襲われて倒されたフリして刺殺。
主人公は童貞ではなく、クラスメイトのヒロインの処女を美味しく頂くシーンもある。
22:本当にあった怖い名無し:2009/08/17(月) 17:36:49 ID:CwYxB8T5O
24: 本当にあった怖い名無し:2009/08/17(月) 18:49:04 ID:7InN+XVsO
>>22
うわ~、あらすじ読んだだけでモヤモヤするわ…
87: 本当にあった怖い名無し:2009/08/19(水) 14:00:46 ID:lY4NgGf/0
>>22
殺しが静かにやってくる 監督セルジオ・コルブッチ
子供の時、片手を失うのではなく声が出なくなる
それ以外は>>22のまんま
北米版ではハッピーエンドバージョンもある DVDも出てる
26: 本当にあった怖い名無し:2009/08/17(月) 19:14:07 ID:wqrBS3Mu0
118: 1/3:2009/08/20(木) 15:03:05 ID:r4AYFEQg0
132: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 00:05:17 ID:tv57jDBp0
>>120
乙です。
読み易かったし面白かったよ。
主人公も元嫁も初めて好きなった相手が忘れられなかった
わんわん鳥ってことなんですね。
まさか本当に鳥になってしまうとは思わなかったので
吃驚したけどw
123: 本当にあった怖い名無し:2009/08/20(木) 16:30:29 ID:ETeYysNJ0
うん、後味の悪さより悲しさを感じる話だ(´;ω;`)
でも面白かった。
73:本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 02:12:34.31 ID:rNsvfALK0
74: 本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 02:30:45.06 ID:Hbv3lRIi0
>>73
駄目だウェカピポのせいで笑いが堪えきれない
82: 本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 10:37:54.61 ID:G/ZB1T0Z0
>>74
読み始めてすぐにここは突っ込んじゃダメだよな…
と思ってたのにおまいときたらw
109: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 13:31:22.35 ID:XClP/APDO
ちょっと話題逸れるけど、昔虫歯菌がいないから
虫歯になったことない、虫歯にならないから歯磨きしないみたいなことを
自慢気に語ってるガキがテレビに出てたなー
子供の時は、なにそれうらやましい!と思ったけど、
今思うと虫歯菌以外の菌はいるんだから歯周りガタガタになるだろうし、
なんで親は注意しないのかとか色々思うところあるな
112: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 17:23:02.98 ID:pTOYmu1Z0
>>109
同じような主張をする中高年の歯周病患者
(しかも手遅れ)が増えてるって何かで見たな
113: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 17:53:54.66 ID:3gBEVm1NP
昔、はいしゃの治療ミスで死んじゃった患者、って話を思い出したな。
しかも、知らずとはいえ、親が子供を殺す手伝いまでしてしまったという。
115: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 19:04:25.38 ID:u4bu7JQ8O
これだぬ、探してみた
てかこんな最近だったっけ?
124: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 20:08:18.86 ID:GmJQLI3/O
>>115
うわぁ
子供もだけど母親の事を考えると泣きそうになってきた
126: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 20:43:02.20 ID:FfybKUzcO
>>115
2ちゃんでよく書き込まれてる事件だけど、
見る度に心が痛む。誰の立場に立っても辛い。
確か、歯医者の奥さんが電話で注文を言い間違いして、
受けたのが新人だった為に何の疑問もなく劇薬持って来たんだよね。
歯医者さんはその後回復したのかな?してても地獄だろうけど…。
128: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 21:45:24.37 ID:BM3iO55z0
>>126
受けたのは新人かどうか知らないけど、
フッ化水素酸は歯科技工士が使う薬品だったため、
歯医者の人(奥さん)が受け取りに来ても
何も疑問に思わず渡したって流れだったと思う
118: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 19:10:10.26 ID:u4bu7JQ8O
あっ勘違い、レスが2010年で事件自体は1982年だた
119: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 19:49:20.68 ID:K7xb8xi+0
医者も加害者とは言え可哀相
結構後味の悪い話だよね。
125: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 20:21:14.89 ID:f5yYP6fb0
腹腔鏡下外科手術の失敗で自殺してしまった男性の例も後味悪かったな。
へたくそな医師に腸を傷つけられて排便のコントロールが全く出来なくなってしまい
夜は何度もトイレに起きて熟睡できないとか、
いつ粗相をしてしまうか分からないので外出する時は前日から絶食とか。
毎日トイレと部屋の往復で仕事もできなくなり手術した病院の前で焼身自殺した。
裁判で一応病院側の過失は認められたんだけど
医師のミスについては曖昧なままだった。
130: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 22:17:22.64 ID:mqZuLm2+0
>>125
テレビでちらっとだけ見たけど、亡くなった場所知らなかった
病院の前で亡くなったのか…
なんでよりによって一番苦しそうな死に方を選ぶんだって思ってたけど
病院関係者に「お前らがここまで追い込んだんだぞ」って
見せつけてやりたかったんだなあ
225: 1/6:2009/09/15(火) 00:53:07 ID:I9d4/ZoC0
238: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 08:23:54 ID:shEo0PiAO
>>230
乙です!すごいおもしろかった
233: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 02:37:46 ID:kH6ABlQm0
普通に面白かった。
1/6って時点で「長文過ぎんだろw」と思ってたがw
サラっと読めた。乙。
235: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 03:56:34 ID:iSuz27s20
後悪というより普通に青春でせつない話だった。長すぎだけど何とか読めた
239: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 10:11:28 ID:d13+mac7O
すげえ。
大絶賛の嵐だな。
まあ、面白かったから当然か。
画像見て懐かしくなったら叫べ






最近ネットコミックで読んだ後味悪いというよりはなんだかな~と思った話。
(作者名、作品名も失念)
昔、といっても(昭和初期?)山間の村に屈強な若者Aは村に流れる川の
渦を巻いている渕を泳ぎ切る事のできる唯一の若者であり、自他共に認める
村一番の力自慢でもあった。
そして幼馴染で、村一番の器量よしの娘Bと誰もが(本人達も)近いうちに
結婚するだろうと思っていたが、ある日、東京の大金持ちの大学生のCが
休暇で村に遊びにやってきて滞在中に器量よしのBを見染めた。
Bにとって、それまでは確かにAは好ましい男性だったがそれは
狭い世間でのことで、東京からやってきたこのスマートで博識な美男子のCに
直ぐに惹かれるようになり、いつしかAへの思いは冷める。
そして村祭りの夜、BはAの誘いを断りCと参加する。
それは村人たちの面前でコケにされたのも同然で
憤慨したAはCに喧嘩を挑む。
村一番の力自慢のAと、優男のCでは勝負にならないと思われたが
案に相違して、コテンパンにのされたのはAだった。
実はCは東京での拳闘の学生チャンピオンであり、いくら力自慢とはいえ
我流のAが叶う相手ではなかったのが、AにBを諦めさせる方策として
二人が画策したもので、作戦は成功して以後AはBの前に現れなくなり
BはCと一緒に東京にいくと結婚した。
そして数年、今やBは上流階級の奥方として息子も生まれて幸せの絶頂。
そして久方ぶりで故郷に息子を連れて休暇にやってくる。
もう昔の村娘の面影はなく、人々は「奥方様」と敬い、AもBには近づこうとは
しなかったが、たまたまBが幼い息子を連れて川沿いを散歩している時に
Aが通りかかった。
9: 8:2009/09/09(水) 15:36:14 ID:iD64+hB00
ありゃ、804なんてコテハンになっちまってる(´・ω・`)モキュ?
続き
昔のAへの仕打ちを後ろめたく思っていたBは、謝るためにAに話しかけるが
Aは会釈だけするとBを無視するようにさっさと通り過ぎた。
その時、Aに話しかけている間に手を離していた息子が川に落ちてしまい
そのまま渦巻く渕に流されてしまう。
絶叫とともに必死でAに助けを求めるB(この淵を泳げるのはAのみ)。
だが、Aは知らぬ顔でBの懇願を無視してどんどん離れていき
そうこうしているうちに息子はとうとう渕に沈んでしまった。
Bの「今でも私を怨んでいるのね!でも、子供は関係ないじゃない!
人でなし!!!!!」と泣き叫ぶ罵り声も無視して去っていくA。
実はAは少しもBを恨んではいなかった。
しかし、村祭りでの殴り合いの時に運悪く両耳を痛め、それから完全に
聴力を失ってしまっていたが、Bがそのことで負い目を感じないように
わざとその事を知らせず、聞こえない事がバレないようにできるだけ
Bとの会話を避けていただけであった。
なんつーか、そりゃ夏祭りの晩にBとCがやった事は胸糞悪いが
世間知らずの田舎娘が、粗野な村の力自慢より都会の大金持ちので
学もあって優しいCに惹かれたのは当然だし、Cにしたって
別にBを弄んだ訳でなく、誠実に結婚しているのだし
Aにしたって良かれと思って、失聴した事を隠していただけだったのに
この結末は切ないと思ったよ。
10: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 15:42:28 ID:U6VsOI1N0
乙
良かれと思ってやった事が裏目に出るのは後味悪いよな・・・
12: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 18:53:08 ID:Tib+gyocO
実際にあったルワンダ大虐殺を映画にした「ルワンダの涙」
携帯なんで、読みにくかったらごめん。
以下あらすじ。
アフリカのルワンダに英語教師として来ている白人男性と、白人老神父が主人公。
ルワンダ国内には主に2つの部族がいて、政治的に対立しているんだけど
民間人レベルでは普通に暮らしていた。
ある時、大統領が乗った飛行機が墜落する。
大統領側の部族Aが「敵対している部族Bの陰謀だ」と思い込み
(本当にB族のせいなのかはわからない)、
敵対する部族Bを皆殺しにしようと煽り出す。
A族は暴徒化し、街でも何もしていないB族の民間人を撲殺し始める。
B族の人たちは、国連軍監視下の主人公達が勤める学校に避難してくる。
武装したA族に取り囲まれる学校。
国連軍がいるからA族は入ってこられないが、国連軍も民間人であるA族を攻撃することができない。
A族は学校の外で自分達を鼓舞する歌を歌っていたり、
A族の監視が緩いところから抜け出そうとした人達が撲殺されたりと緊張感は高まっていく。
そして、ついに国連軍に撤退命令が出る。
国連軍は白人は一緒に連れていくが、B族の人達は無理だと言う。
B族は「それならば撲殺は苦痛が大きいので、せめて子供達だけでも銃殺していってほしい」と頼むが、
国連軍は一般人を撃つことはできないとB族を見捨てて撤退してしまう。
国連軍の車が学校から出て行くと同時にA族が「作業開始!」と叫びながら学校になだれ込んでくる。
最後に学校のB族の死体の山が映る。
ちなみに主人公の英語教師は国連軍と一緒に逃げて、
老神父は学校に残り、数人の子供達を逃がす替わりにA族に殺される。
この虐殺を生き残った人達が映画のスタッフとして参加してて、
スタッフロールに本人の名前と写真、親戚が○○人殺されたとか
家族の死体の下に隠れて生き延びたとかも紹介されてさらに鬱。
同じ事件を題材にした「ホテル・ルワンダ」って映画もあるけど、
こっちは虐殺の描写もぬるめで最後に救いがある。
15: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 19:26:48 ID:/WHRVuKnO
>>12
キッツイな…
ほんと土人はなんでこうなんだ
そして国連軍はなんでハンパに撤退したし
何のための国連だし
21: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 20:23:11 ID:yjLeIBZJ0
>>15
つ【連合国】
最初からそのための組織ですが?、常任理事国の利権のため。
仏蘭西なんかすごいよ、フランス軍をコートジボアールに派遣して
「国連軍」の名の下に反仏行進に機関銃乱射w
28: 本当にあった怖い名無し:2009/09/09(水) 23:55:57 ID:Eo5Ndsgr0
>>21
さすがドゥイエの金メダル獲得をまったく恥じずに歓声をあげた国だぜ
38: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 14:23:57 ID:av2cFgtO0
>>28
もっと怖い話。
そこまでして、それどころか更に反乱軍に梃入れしたりとかまでして
フランスがコートジボアールを制圧したかった理由が、カカオの値上げ阻止。
香具師等にとってはアフリカ原住民なんてチョコレート原料より価値がないとさ。
41: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 18:50:31 ID:Si0p9BVE0
>>38
フランスのチョコが美味しいって言われるのは、
植民地時代からのコネ、というか実質的に
いまだ植民地であるかのように扱って良質カカオを
独占しているためだという噂は聞いたことがあるなあ。
そのカカオを使って日本がチョコを作ればさらに
美味しいのができるはずだが、フランスが
それをさせないのだとかなんとか。
29: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 00:08:14 ID:H4iVN3Vr0
旅物のライトノベル、キノの旅より
キノの立ち寄ったA国は長年C国と戦争をしていた
最初はお互いの国の国民同士が殺し合いをしていたが
近年はお互いの国の国民を殺し合わずに別の方法で
競っている事をA国の人はキノに言う
その方法とは定期的にA国とC国真中にあるB国の国民達を殺し合い
B国の国民を多く殺せた国の方が勝ちというしくみ
その勝負はキノが訪れた時にもありA国が勝利したので盛り上がるA国
勝利記念のセールで携帯食料を買い込んだ後、出国した直後
普段A国とC国に虐げられているB国の人達がよそ者のキノに
うっぷんを晴らそうとして殺そうとしたがキノは正当防衛で
殺して終わり
30: 本当にあった怖い名無し:2009/09/10(木) 01:56:03 ID:nGc0pqDkO
>勝利記念のセール
ワロタw
85: 本当にあった怖い名無し:2009/09/11(金) 03:26:35 ID:YI/dqbX70
ジョークの小ネタではあるんだが。
ある名門教会に、神学校を優秀な成績で卒業した若い修道士がやって来た。
「我々は、あなたが教会の一員として迎え入れるに相応しい人物か確かめる必要がある。」
そう言って司祭は彼に入門試験を課した。さすが彼は難しいテストも立派にこなしていった。
「それでは、これが最後のテストです。」
司祭は彼の衣を脱がせ、一物に鈴を結わえた紐をくくり付けた。
次の瞬間、扉が開いて一糸まとわぬ美女がこちらへ歩いてきた。
若者に付いていた鈴が高らかに音色を立てた。
「残念ながら、あなたは不合格です。」 司祭は告げた。
「納得いかない。私は信仰心は強いし大抵の欲求を理性で抑えられるが、こんなやり方は卑怯すぎる!」
若者は抗議した。しかし司祭は、ここにいる修道士たちは全員この試験にパスして入ったのだと説く。
どうしても信じられず、それなら証拠を見せてくれと若者はなおも食い下がった。
部屋に修道士たちが一列に集められ、皆 同じように抜き身に鈴を付けられた。
裸体の美女が再び登場し、男たちの前をモデルのようにくねくねと腰を振って練り歩いて行く。
またしても鈴が騒々しい音を立てたのは、若者ただ一人だけだった。
この状況を突き付けられては事実を受け入れざるを得ず、
若者はいきり立ったモノが未だ抑まらないまま、更衣室へ戻ろうと修道士たちの前を横切って行った。
その瞬間、部屋じゅう一斉に鈴がけたたましく鳴り響いた。
――こんな修道士ばっかり集めている教会があったら、嫌だな…。
87: 本当にあった怖い名無し:2009/09/11(金) 11:12:08 ID:qfeL6OjIO
>>85
アッー!な絵で脳内再生された。
241: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 10:38:16 ID:mXt/V8VQ0
宴会芸などの中年の素人向け手品を扱ったタネ本の一節。
詳細は忘れたけど、「あなたの子供の人数を当てる」というようなネタで、
四つに折りたたんだ紙を人形型に切っていくと、大人2つに小人2つ
と、大小のついた四つが繋がって切り出されるものだった。
で、解説には、「今時はたいていの夫婦が子供は二人くらいなので、大体はこれで当たる。
もし一人とか居ないと言われたら『本当に心当たりは無いんですか~??』と混ぜっ返し、
三人以上と言われたら『あなたがそう思っているだけかも知れませんよ?』と悪戯っぽく言っておく」
みたいな事が書かれてあった。
おいおいおい、占い師ネタでそれと全く同じオチのジョークを知ってるが、
トークの技もあるプロのマジシャンが軽妙なからかい混じりに喋るならまだしも
素人がそんなきわどいネタをやったら、下手すると
冗談じゃ済まないくらい相手の気分を害ねたり場の雰囲気を悪くしたりしかねないだろう!
…と思って、その本の著者の無神経さが後味悪かった。
242: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:03:13 ID:J7ISBUXL0
>>241
>『本当に心当たりは無いんですか~??』、
>『あなたがそう思っているだけかも知れませんよ?』
どちらにしても、流れたり堕ろした子供がいるんじゃないの?それ勘定に入れてる?
という、あまりに不謹慎つかデリカシーのない突っ込みにとられかねんわな
結構昔の本なんじゃないの?それ
243: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:10:50 ID:mXt/V8VQ0
>>242
うん、古本量販店で買って、かなり前の出版だったと思う。
244: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:21:01 ID:OEKFNmio0
>『あなたがそう思っているだけかも知れませんよ?』
こっちは流産とか堕胎した子供がいるのでは?じゃなくて
「あなたは自分の子供と思ってるかもしれませんが
2人以外の残りの子は奥さんが浮気した別の男の胤ですよ^^」
になるんじゃないかな…
何にせよ無神経極まりないなその作者
ところで>>241はなぜ手品のタネ本を買ったんだw
245: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:39:55 ID:mXt/V8VQ0
>>244
いや、古本で安かったからw
特に手品がというより、
宴会芸やみんなで集まったときのゲームネタ
なんかを2,3冊まとめて買った一つだったような。
246: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 11:45:43 ID:OEKFNmio0
>>245
トン
つまらんこと聞いてすまんかったw
気軽に買ったものの中にこんな文章見つけたら後味悪くなるよなあ
278: 本当にあった怖い名無し:2009/09/16(水) 02:21:49 ID:QidMsn8g0
偶然手に取った少女漫画の回想エピソードがちょっと後味悪かった
主人公は魔法使いの少女。最愛の恋人と幸せに暮していたが
ある日恋人が重い病にかかってしまう。
それを治すには莫大な治療費がかかり、二人にはとても工面できない。
思い悩んだ少女は覚悟を決め、人間である自分を捨ててコインの精霊
(ランプの精のコイン版?お金を対価にして持ち主の願いを叶える)
になる契約を結び、お金を稼いで恋人の病気を治そうと決める。
無事精霊に転生した少女は、自分の決意を伝えるべく恋人の元に向かう。
しかしそこで見たのは、見知らぬ女と腕を組む健康そうな彼の姿。
病気というのは、他に本命が出来た彼が少女を遠ざけようとした狂言だったのだ。
元恋人は人間ではなくなった少女を見ても罪悪感一つない様子で、
「何お前あれ信じたのwwでも人じゃなくなったなら恋人なんて無理だよなww
じゃあ俺この子と付き合うことにしたからwww」
と言い捨てて去ってしまった。
それ以降数百年の間、少女は精霊として望まない魔法を使い続けている…
そのシーン以外は子供向けのぬるいファンタジーだったから急に何事かと思った
作中で人は死なせない、ってこだわりのある作者らしいんだけど、
こうするよりは間に合わなくて病死しました~とかの方がまだこう…
283: 本当にあった怖い名無し:2009/09/16(水) 09:59:40 ID:cKn9LP2d0
>>278
卑近な話になるけど、コインの精っていうファンタジー要素を
「病気で莫大な治療費がかかる彼のために、決心して風俗で稼ぐために入店したら
彼は元気そうに別の女と居て、『なに真に受けてやんのwww』と笑い捨てられた。
いったん水商売の世界に身を落としたらなかなか抜け出せず、今もそのまま働いている」
みたいな比喩に引き直すと、それはそれで結構ありそう。
284: 本当にあった怖い名無し:2009/09/16(水) 10:50:23 ID:OUxgzN0p0
>>283
それはそれで 後味悪いな
300: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 14:03:26 ID:jQ20V0lDO
168:おさかなくわえた名無しさん 2009/09/16 15:38:54 lXV8JWr8 [sage]
俺の顔見知りだったホームレスのおっちゃんは、
右手の薬指と中指が先っぽえぐれて、骨が剥き出しになってた
爪側はごっそり肉がはがれて、指の腹の肉はまだかろうじて残ってるんだが、
真っ黒に腐って骨にへばりついてるような状態
ビックリして「エライことになってるよ!」と言ったら
「ああ、糖尿だか凍傷だかわかんねえけど、落っこっちまったよ」なんて笑ってた
「病院行かないと」「金も保険証もねえしなあ」
「じゃ、俺が出すし」
「病院行ったら入院させられっちまう。俺が死ぬまで入ってたらえっらい額とられっぞ。
若いのがそんなんで高い金使っちゃダメだ。いいんだよお、もう人差し指っきゃうごかねえしさ」
引き取って世話するなんて義理も覚悟もなかったし、それ以上は「でも…」以外返せなかった
そんな会話した1週間後には、おっちゃん死んじゃってたけどな
303: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 15:58:25 ID:jnfwvq370
>>300
おっちゃん…(;w;)
301: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 15:02:14 ID:ZKkNF9UM0
国民の生活が第一で人権や保障が大好きな民主党政権だから
これからは安心だよ★
305: 本当にあった怖い名無し:2009/09/17(木) 22:43:43 ID:8bVI1/ZtO
>>301
ああ、どの国の国民のことかわかんないやつか> 国民の生活
333: 本当にあった怖い名無し:2009/09/18(金) 16:31:21 ID:1FddAOv0O
小児科にあったので読んだ「けんぼうは一年生」絵本だからつまらないかもすまん
「お父さん!おかえり」といつものように父を迎えにきたけんぼう3歳
途中ふと父を見失う。「お父さん!」と叫ぶと、
父はたばこやさんに寄り道していた。
「ごめんごめん」「もう、お父さん絶対いなくならないで!」
と父にしがみつくけんぼう。
父は「けんぼうが大きくなるまでは絶対消えないよ」と約束する父。
けんぼうは父が年をとってからできた子供なので病気になるわけにはいかないと固く誓う。
それからしばらくしてけんぼうは車にひかれて
死んでしまった。
母はやせ、編み物をしながら時々泣きます。
そんなとき、父は黙って肩に手をおくのです。
迎えにきてくれたあの帰り道で、父はふと思い出す。
けんぼうが生きていたらもう一年生だなと。
でもけんぼうは三歳のままずっと年をとらないのです。
もしや父が亡くなるのではとは思えたがけんぼうが…
絵本なのに何の救いもないし死後描写が寂しい
何で小児科に…
351: 本当にあった怖い名無し:2009/09/19(土) 09:36:07 ID:dpGc6rzWO
>>333
全俺が泣いた
343: 1/2:2009/09/19(土) 03:45:21 ID:v65S19yj0
ジャンプで「魔城ガッデム」とかで散々ネタにされた漫画とか描いてた人の読みきり
ある画家(中年男性)が自宅で拳銃自殺をした所から始まる
死体の確認をしに来た画家の友人が「本人です、間違いありません」と涙を流す
画家は天使や神の絵(ハッキリ覚えてないが、とにかく美しい物)専門に描いていたと言うのだが
部屋に置いてある数々のキャンバスにはおぞましい悪魔・怪物の類にしか
見えないような物ばかりだったので「え、これが・・・?」とビックリする刑事
実際は、以前はそういう綺麗な絵ばかり描いていたがある事件を切欠に
悪魔が人間を食ってるようなグロ絵ばかり描くようになったのだと友人は語る
その事件とは、画家が愛する妻・娘と共に団欒していた所に宅配便だとインターフォンを鳴らし
3人の強盗が押し入り、金を奪うばかりか妻と娘を画家の目の前で殺したという物
画家は絵の売り上げを恵まれない人への寄付などもしており、本当に良い人だったのに
何故こんな目に遭わなければならないのか、私は神を憎みますと言う友人
その後、回想なのか画家が妻・娘と団欒してるシーンになる
インターフォンが鳴り「宅配便です」と言うので奥さんが開けると強盗が入って来た
奥さんと娘はガムテープで縛られ、口を塞がれる
画家は言うとおり金を渡し「私はどうなってもいいが妻と娘だけには手を出すな」と言うのだが
強盗のリーダーは奥さんを銃殺、挙句娘を子分に婦女暴行させ、最終的に銃殺させる
目の前で愛する家族をメチャクチャにされ何も出来ずに涙を流す画家
強盗リーダーは「俺はお前みたいな綺麗事言うような奴が嫌いなんだ
だからそういう奴をいたぶるのが趣味、お前が自分は死んでもでも良いが2人を助けろと言うなら
2人は殺してお前だけは助けてやるよ」等と言い笑う
344: 2/2:2009/09/19(土) 03:46:00 ID:v65S19yj0
その瞬間、奥さんと娘の死体がいきなり白骨死体に変化
ビックリして飛びのく子分共
「何だこりゃ、何が起こったんだ」と震える強盗共に「これはあの日と一緒なんだ
何も変わっちゃ居ない、指名手配され逃れる為に整形したお前らの顔以外はな」と言う画家の
後頭部から別の男の顔が出現、完全にその男(悪魔)へと変身する画家
あまりの出来事に体が動かなくなってる強盗一味、その中の娘を婦女暴行し殺した男は
気が付くと片足ずつ縛られ逆さ吊りにされた形になる
そこへ「これは貴様ら人間が昔生み出した拷問法」と言い股間からノコギリでギコギコ切断
逆さ吊りにされた人間は頭に血が上るから、心臓に達するまで失神する事も出来ず
切り刻まれる痛覚に苛まれるという
続いて、リーダーはアイアンメイデンに入れられ「急所は外すよう計算し針が設置されてるから
ひたすら苦しみながら死ねる方法」と言われる
「これが愛する妻や娘を目の前で犯され殺された男の心の痛みだ」
と2人始末した所で、残りの1人はあまりの恐怖に拳銃自殺
全てが終わると悪魔は画家に
「これでいいのか?これでもうお前は妻と娘が待っている天国には行けない」と言うが
「あなたと会った瞬間からそれはもう諦めましたから」と返す画家
最後は画家を引き連れて地獄へ帰る悪魔
とりあえず強盗共が皆殺しにされた事自体はスッキリできるけど
「どんだけ酷い目に遭わされても復讐殺人に手を染めた時点で救われない」
というテーマが根底にある作品はもれなく後味悪くなる
奥さんと娘も可哀想だし・・・
350: 本当にあった怖い名無し:2009/09/19(土) 07:56:11 ID:YrP4E9WEO
>>348
ジャンプに普通に載っててビビった覚えが…
昔の少年誌は半端ない、というかあの頃はまだ
少年誌ってほどネタの低年齢化もしてなかった気がする
374: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 03:44:17 ID:cVeuyfSRO
有名な話だし、携帯で文章も下手なので、読み難かったらすみません
クレヨンしんちゃんの作者が行方不明+本人らしき遺体発見だってね
クレヨンしんちゃんは昔こそちょっとお下品とPTAから苦情の来る漫画だったけど
今ではサザエさん、ちびまる子ちゃんに続く、ギャグだけど家族愛を感じられる親子で楽しめる漫画
でも数年前にこんなエピソードがあった事にびっくりした
主人公の通う幼稚園の先生、プライドが高いせいかなかなか恋人が出来なかった。
その先生が怪我をした事をきっかけに、やっと本当の恋人が出来る。
しかし、その人は海外に赴任
その赴任先でテロにあい死亡
先生は自暴自棄になって、アル中になりかけ、自殺未遂をする
このエピソードは作者が是非にと入れたらしいけど、
昔のエロ路線からも、今のほのぼの路線からも離れてるし…
正直、知りたくなかった
379: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 17:59:31 ID:HW3jLsv4O
>>374
今回の事件が発覚してから、よく2chでそのエピソード紹介されるけど
ほとんど伝聞だけで想像が膨らんでる感じが後味悪い
徳郎さん死亡とその後のまつざか先生のエピソードはたしかに暗い話だが、
ネットで言われてるほど陰惨な話ではないよ
375: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 05:16:15 ID:RSrFbej50
映画のアッパレ戦国大合戦に影響されたんじゃないかと思ってた。
単純にずーっとギャグやっててマンネリ化してて
ほかのことやりたがってたんじゃないかね。
まぁラストは綺麗にまとめてたよ。
それに確か当時自爆テロについての報道が
多かった時期じゃなかったっけ。
382: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 19:01:12 ID:F+XozEsd0
ラストは生きる希望を取り戻したまつざか先生が
徳さんのお母さんと徳さんの発掘した化石を見に行って、
徳さんが生前まつざか先生のことを楽しい女性だとよく話していた、
とお母さんと話しながら涙を浮かべながらもほほ笑む感じの終わりだった気がする。
陰惨な話というほどでは別にない。
もともと作者は大人向けの下ネタ漫画とかも昔は描いており、
しんちゃんの人気と共にファミリー層に移行していただけで、
大人向けのブラックな話も結構好きな人だったんだろう。
昔の漫画の洗礼受けてる人は結構そういうのも描けるんだよ。
ジョージ秋山のザムーンは人類滅亡して終わりだったな。
383: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 19:37:08 ID:HW3jLsv4O
>>382
そう、徳郎さんの死についてのエピソードは
まつざか先生が希望と生きる力を取り戻すまでがひとつのストーリーになってるのに
ネットでは、前半の悲しいところだけ取り上げて
「最近のクレしんは病んでた」と言われたりするのが
正直、ファン的に微妙な気持ちだった
387: 本当にあった怖い名無し:2009/09/20(日) 21:54:06 ID:9bnbOXCUO
しんちゃんの作者が50過ぎって聞いてびっくりしたよ
長期連載だから当たり前だけど、30代くらいのとっちゃん坊や
っぽい人を勝手に想像していた
612: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 16:06:09 ID:+IHFios0O
76:本当にあった怖い名無し :2009/09/26(土) 15:04:45 ID:p0gmxfaAO
3:名無しさん@お腹いっぱい。 :2008/12/13(土) 00:02:09 ID:0heWTUFq0 [sage]
そんなことより、松屋で悲惨な光景に遭遇しちまった。
時間は夕方の6時をちょっとまわったくらい。
オレの隣の香具師が豚めしの大盛りを食ってたのよ。
ちなみにオレはカレーと生野菜
するとそいつは食ってる途中でなんか追加注文したくなったのか知らんが
入り口の券売機の前へ食券を買いにいったんだよ
そしたら店員がさ、もう帰ったと勘違いして半分以上残ってる丼をさげちまったのよ
そいつ可哀想に、戻ってきてしばらく呆然としてた。
でも小心者なのか何なのかそいつは文句を言うわけでもなく
その単品の食券を店員に渡してた。
っていうか店員、自分のミスに気づいてるくせに
「単品キムチ一丁~」なんて元気に言ってんじゃねぇーよ!
そいつ可哀想に単品キムチを食って帰っていったよ・・
本当は豚めしにキムチ乗っけてハフハフ食いたかったんだろうな・・
そう思うとやりきれなくなる・・・
下げられた瞬間、何もできずにただアホ面してみてた自分が情けないよ!
今日ほど自分の無力さを痛感した瞬間はなかったと思う
625: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 23:10:27 ID:U1QAnO9o0
>>612
みたいなのってさ、自分がやられた本人だと、ショックはショックだけど
心の中でブチ切れるかまぁ仕方ないかって流すし、
周りの人に同情されるのが一番イヤだったりするんだけど、
見てる側だと、なんかもうものすごく可哀想で可哀想で、
胸がズキズキするくらいずっと引きずっちゃうよね。
なんだろうねあれ。
614: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 16:50:53 ID:SaxanCntO
そういう時は机を拳で叩きながら即ギレするといいです
たいてい作り直してくれます
フィリピン人の友達に教えてもらいました
615: 本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 17:23:22 ID:IhR0A4as0
別に怒らなくてもやんわりと言えば新しいの出してくるよ。
683: 1/3:2009/09/28(月) 00:03:37 ID:xwX2wDag0
宮部みゆきの短編集の中の一つ
「おたすけぶち」
主人公A子は10年以上前に事故死した兄へ弔いの花束を
事故現場「おたすけ淵」へと捧げに行く。
そこはやたら事故が多く、一旦事故ればまず助からないと言われてる場所だった。
なんでも「事故った人間は皆『お助け~』と祈ってしまう程危険だから」
その名前がついたらしい。
ちなみに兄は友人と酒を飲んだ挙句スピード違反の車に同乗していたので
その辺の同情心は特別なかったのだが、事故後「運転していたのはお前の兄貴だろ」
と同乗者の遺族からイチャモンをつけられ怒った両親が裁判で徹底的に争っていた。
(実際には調べてすぐ、死体の状態等から判断するとそのイチャモンつけてきた人の
息子が運転手だった可能性がかなり高いと警察からも言われてたのだが、主人公兄だけ
死体が発見されなかった事もあって目を付けられたらしく、話がモメまくった)
そして10年裁判が続き、そこまで長引いたならもう後には引けないと家族全員で
必死になり、精神的にもボロボロになってて、勝訴はしたのだが親は心労からか倒れてしまった。
兄が死んだ淵の近くの街で、会社休んで来たから同僚へお土産も買わないとな~と
良い感じのハンカチを買ったら「この近くの小さな村で染めた物なんですよそれ」と言われ
へえそうか、と思って見てたらサインみたいにアルファベットが小さく入ってるのに気付く。
それが兄貴の名前だった。
684: 2/3:2009/09/28(月) 00:05:32 ID:xwX2wDag0
同じ名前なだけかも、と思いつつ場所が場所だけに気になって仕方ない主人公
店の主人から必死にその村の事を聞き出そうとするのだが
「辺鄙な場所にあるから車で行きにくいし、小さな村で住人は排他的
無視どころか酷い目に遭わされるかもしれないよ、この街の人間も殆ど関わってないというか
向こうから嫌われてるんだから」とか散々止められる。
しかし泊まったホテルの従業員に訊くと「友人がその村の住人と知り合いみたいですよ」
と言って、その人が知り合った場所で、それ以降もたまに会うという歯医者を教えてもらう。
「僕は知り合いじゃないからよく解らないけど、凄い美人らしいからすぐ解ると思います」と言われ
張り込んでいたら該当者らしき美女が乗った車が来て、二人降りてくる。
その片方が兄貴だった。
勿論即、話しかけに行く主人公。
何で事故にあったのに10年も何の連絡もしてこないのか、私達家族がどんな思いをしたか
と怒ったのだが、兄貴は事故の後村の住人に助けられ、医者にも連れて行かれず
手間隙かけて独自の方法で治されたはいいが
「帰ったらアンタが運転してたって言われて罪を擦り付けられるよ」
「この村から出ない方がいいよ、ここで暮らしなさいよ」とか洗脳じみた説得をされ
実際、罪を擦り付けられるかはともかく友達4人と全員で酔っ払ってて、そんな中
1人だけ生き残ったのが居た堪れなかったし、帰ったら責められるだろうし・・・と臆病になり
村に残って、例の美女と結婚したのだという。
685: 3/3:2009/09/28(月) 00:07:55 ID:5rVRHfpu0
適当な理由で言いくるめて兄貴を隠して軟禁まがいの事して変な村へ取り込んでる住人に腹が立つ
大体「絶対罪を擦り付けられる」なんて言ってるが実際はちゃんと違うと証明できたんだから
その為に10年も戦ってきたんだから、そのせいで両親は苦労して倒れてるんだぞ、と
言いたい事がありすぎる主人公はとにかく兄貴を連れ帰ろうと決意する。
説得すれば兄貴だって帰って来るはず、大体そんな不便な山の中より都会の便利な生活が
恋しくなるに決まってるし!と、説得するつもりで待ち合わせしようと言いだす。
兄貴は昔自分が事故をした「おたすけ淵」のそばの大木で、と指定してきたので
最初に会った土産物屋の主人にその地図を描いてもらい
夜、車でそこへ向かう主人公。
すると前面がいきなり物凄い光に包まれ、主人公の車は事故ってしまう。
気が付くと土産物屋の主人やら例の美女やら、見知らぬ老人やらに囲まれていて
「村の大事な人材となったあの人を連れて行かれると困るんだよ」
「あんたも村へ来るかね?A夫はまだ独身だったよな、あいつの嫁にしちまうか」
「そうして村で結婚して生活すれば、愛する者から無理矢理引き離す事がどれだけ酷いか解るだろう」
「そして都会の暮らしなんてロクでもない、この村の良さに気付くはず」
「妹さんが事故で大怪我したなんて知ったらあの人悲しむわ、だから私がついててあげないと」
とか勝手な事を色々しゃべってる。
あの光は特殊な照明装置で起こしたらしい。
怪我で口をきく事も出来ない状態で「おたすけ淵で起こっていた事故の何割かは
こうやってこの連中が意図的に起こしてたんだろうな、そしてこうやって住人を増やしてたんだろう
おたすけ淵の「おたすけ」とは、この村にとっての助けという意味なんだな」と悟る主人公。
で、終わり。
結局その後主人公がどんな目に遭ったのかは不明。
714: 本当にあった怖い名無し:2009/09/28(月) 21:06:38 ID:eZy2jw9Y0
>>683
乙でした。
兄も妹もいなくなって遺体(実際は死んでないんだけど)も戻ってこないって
両親気の毒過ぎ。
715: 本当にあった怖い名無し:2009/09/28(月) 21:27:52 ID:SQcES9egO
>>714なだけでも辛いだろうに
「妹が自分で運転中に事故起こして遺体が見つからない」
っていう状況を作られたせいで
兄のほうの事故も、やっぱり運転手は兄だったんだろうと
言われのない中傷が再燃するだろうと思うとさらに後味悪い
772: 本当にあった怖い名無し:2009/09/29(火) 22:43:28 ID:rLVGgEiyO
流れぶった切りな上、既出かもしれんけど、
京極夏彦の短編「いやな子供」(タイトル違うかも)
主人公はサラリーマン、奥さんとの二人暮らしで
やっとこさ念願のマイホームを手に入れる。
新居での暮らしを満喫しようと思っていた矢先、
何故か頭がデカく気持ち悪い子供が家に現れるようになる。
最初は主人公の前にしか現れなかった子供だが、
暫くして奥さんも目撃するようになり、夫婦は次第に追い詰められる。
ある日、子供の事で大喧嘩するが結局は和解し、お互いを見つめ直す。
それ以降、子供は現れなくなり、
あれはストレスが原因だったのか等と考えながら帰宅する主人公。
玄関を開けるとそこには服は乱れ虚ろな表情の奥さんと
奥さんに跨ってはぁはぁしながら腰を振る子供の姿が。
子供に掴みかかるが子供はふらふらしながら家の何処かに消える。
取り残された主人公が呆然としたまま終了。
773: 本当にあった怖い名無し:2009/09/29(火) 23:46:26 ID:RBDNHDm0O
>>772
>いやな子供
いや所の騒ぎじゃねぇwwww
777: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 00:58:57 ID:5yxEJ/5R0
>>772
その話、多分世にも奇妙な物語にあったと思うけど
ラストが帰宅した主人公の目の前に奥さんが呆然として座り込み
主人公が「どうした?」と声をかけると奥さんは
「イヤー!!きゃあああああ」と叫んで取り乱しその場から逃げだし
主人公が呆気に取られるとそこへ例の子供が現れ主人公を上目使いに見ており
お互いににらめっこ状態(?)
その後主人公は「うぉ~」と怯えてジ・ENDだったと記憶にある
810: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 14:54:37 ID:zrV3w+wj0
そんじゃま後味の悪い話でも。
ずっと昔の深夜に放送してた海外ドラマ。
内容はホラーとかSFとかをオムニバスでやってる感じで、
今ググッたけどクリープショーの第2話『ジョディ・ベリルの孤独な死』だってさ。
小さいころに親と一緒に見ただけだからかなりいい加減。
主人公は一人で農家やってるスーパーマリオのルイージみたいなオッサン。
そのオッサンが夜、一人でテレビとかを見ながらくつろいでると、
突然農場の方から地響きとか凄い轟音が響いてくるわけ。
なんだなんだと思って見に行ったら、全長一mくらいの隕石が落ちてて、
農場もちょっとしたクレーターみたいになってた。
「テレビ局に売ったら俺大金持ちの有名人になれんじゃね?」
そんな妄想しつつオッサンは隕石に触っちゃうんだけど、
落ちてきたばっかりで大気圏突入の摩擦熱でも残ってたか、
隕石が凄く熱くて触った手の指を火傷してしまった。
811: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 14:55:33 ID:zrV3w+wj0
だけど見た感じは水ぶくれが出来たかなーくらいの火傷だったからオッサン割と平気。
またすぐ家に戻ってテレビ見ながら、大金持ちになる将来とか妄想してしばらく悦に浸ってた。
だけどだんだん火傷が酷くなってくる。というか様子がおかしくなってくる。
この時点でオッサンも隕石から新種の病原体貰ったんじゃないかとか、
色々考えて病院に行こうかとか思うんだけど、
本当に恐ろしい病気で腕から先が切断…とかになったらたら怖いから逆に病院行けない。
そうこうしていく内に火傷の異変は広がっていって、
指だけじゃなくて手や腕や、指をなめていた舌にまで。
だけど切断怖いからテレビを見続けるオッサン…
数時間後、
オッサンだったものは人の形をした草の塊になってた。
まるで着ぐるみのような草の塊。それなのに何故かオッサンの意識は残っていて。
最後はオッサンが自分の意思で、猟銃で頭を貫いて自殺。
貫かれた草の塊の人間なら頭部に当たる部分には、ただ草が詰まっているだけだったけれど、
それきり動くことはなかった…っていう話だったと思う。
837: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 20:42:52 ID:dn8pZ12b0
チョーモンインシリーズっていう、超能力者が密かに存在する世界で、
超能力者が起こした事件をロジカルに解決していこうというシリーズ小説のうちの一つ。
主人公の女性は、知人男性のつてで、彼の起こした会社でアルバイトをしている。
小さな会社にはその知人の他にも社員A・Bがいたが、主力は知人だった。
しかし、その知人は橋から川に落ちて亡くなってしまい、社内は沈鬱とした。
ただ死なれただけで悲しいのに、社員たちは幻覚にも悩まされるようになる。
それは、橋から川に落ちていく知人の姿。鮮明な映像が毎日お昼頃に脳裏に浮かぶのだった。
映像の橋にはデジタル時計のようにして深夜の時刻も表示されている。
その幻覚がなんなのかと皆は不思議がっていた。
主人公と知人は特別な関係を持っているわけではなかったが、
仕事を紹介するといった単なる親切な行為を周囲には曲解され、恋人同士のように思われていた。
知人の急逝や幻覚だけではなく、周囲からの「恋人に死なれて可哀相」という
的外れな目線も主人公を悩ませた。
雨の日に喫茶店に入った主人公は、帰りに自分の傘がなくなっていることに気づいた。
傘立てに残った傘の数と、店内の客の数を比べると、傘が一本足りていなかった。
きっと傘を持たずに入った者が、主人公の傘を盗んだのだろうと思い、
腹立たしく思いながら主人公は他人の傘を同じように盗んで帰った。
主人公は近くの店に寄り、そこから喫茶店を眺めていた。
すると、まだ店内に傘があるはずなのにも関わらず、傘なしで飛び出て来た女性を見かけた。
色々あってその女性と知り合い、自分が持って行った傘が女性のものだと知った主人公は、
間違えて持って行ってしまったと傘を返した。
自分が嫌な目にあっても、それを更に他の人に
転化しようとしない女性と比べて、主人公は自身を恥じた。
女性と親しくなった主人公は、知人が死んだことと幻覚のことを話した。
実は女性の知り合いには超常現象の専門家がいるとのことで、専門家を紹介された結果、
主人公が悩まされていた幻覚は、超能力者によって意図的に送信されているものだとわかった。
838: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 20:43:59 ID:dn8pZ12b0
超能力者は女の人で、知人とは生前なんの関わりもない人物だった。
唯一の共通点は、彼女の恋人が数か月前に身を投げたのが、知人が死んだのと同じ場所だということ。
彼女の持つ能力は後天的なもので、最近になって目覚めた様子だという。
負の感情に限ったわけではないが、脳から溢れて他者に伝播しそうなほどの、
強い怒りや憎しみを感じた際に発現されやすい能力だという。
元々知人のつてで就職しただけの主人公は、その知人がない今会社を辞めたいと申し出た。
すると、社員Aはいきなり主人公を婦女暴行しようとしてきた。
若い主人公を知人だけが独占するなんてずるい、
知人がいない今、自分が主人公をものにできると思っていたのにと。
社員Bが助けてくれたものの、Bは慰めるふりをしながら執拗に主人公の体をなでまわしてきた。
そんな社員らの態度を見ながら、主人公は自分も傘のように扱われているのだと思った。
持ち主がいない隙に順繰りに利用していくだけ、そんな風に見られていたのだと失望した。
鬱状態になった主人公は、ふらふらと知人が死んだ橋へと向かった。
着いた時には、いつも幻覚に表示されていたのと同じ時刻だった。
今自殺したら、後追いだとして恋人に死なれた者だというレッテルがより確かなものになる、
そう自嘲しながら橋の高い柵を超え、主人公は柵の向こう側に立った。
すると、何者かがいきなりやってきて、主人公を柵の内側に押し込み、
その勢いでバランスを崩してその人自身が勢いのある川の濁流の中に落ちて行ってしまった。
その人物は、超能力の専門家に写真で見せられた、
主人公らに幻覚を送ってきていた超能力者だった。
主人公は全てを理解した。
知人が死んだ日、恋人を失った超能力者は、後を追おうとここで自殺しようとしていたのだった。
それをたまたま通りかかった知人が発見し、助けようとした結果、
先ほどの超能力者のようにバランスを崩して落下した。
839: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 20:45:31 ID:dn8pZ12b0
死ぬためにやってきたのに他者を死に追いやってしまった、
そのことは超能力者に罪悪感を与え、罪悪感を背負わせた知人への怒りと憎しみをも生み出した。
元々恋人が死んで、後追いを決意するほど悲しんでいたのに、知人は更に重荷を背負わせたのだ。
その負の感情を誰かに転嫁させよう、そうして自分は楽になって今度こそ死のう、
超能力者はそんな思いから、憎しみで発現した能力によって、
知人の死の瞬間を主人公らに何度も送り、後追いさせようと、
自分がされたように寸前で死ぬ権利を奪ってやろうと考えたのだった。
その証拠に、川へと落ちていきながら超能力者は笑っていた。
幻覚に時刻が刻まれていたのは、知人の死になぞらえて後追いをするなら、
時刻も同じにするだろうと想定してのことで、自殺割り込みのための監視をやりやすくするためだった。
虚脱状態の主人公のもとに女性が駆けつけてきた。
嫌な目にあってもそれを他人に転嫁しない女性ならば、
自分が目の前で負の感情を全て女性に委ねて死んでも、
きっとここで負の連鎖を断ち切ってくれるんだろうなと主人公はぼんやりと思った。
ややこしい話をあらすじ化したら、なんか更にややこしくなってしまったのでわかりにくかったらサーセン
841: 本当にあった怖い名無し:2009/09/30(水) 22:21:20 ID:jjOk8xEr0
>>839
後味悪…
というか最後主人公。
優しい人に全部擦り付けんな。
852: 本当にあった怖い名無し:2009/10/01(木) 03:46:14 ID:Voi3fUYU0
>>841
いや擦り付けてない。
というかラスト微妙に違う。
虚脱状態の主人公は
「自分も同じように誰かに擦り付けてやる」
と思いかけるんだが、
駆けつけてきた彼女(の存在)によって思いとどまるとこで〆。
865: 本当にあった怖い名無し:2009/10/01(木) 23:07:06 ID:nL6ZUMDCO
映画になったし何度も出てそうだが「青の炎」うろ覚えだけど
主人公は学生で母、妹がいて家に転がり込んだ男(母の愛人だったかな)が一人家で幅を利かせている。
暴力的で母妹に暴力をふるい、確か妹に性的暴力までふるった男に主人公は
殺意を抱き心臓発作に見せかけ身体に電流を流し殺害、
殺害方法が発覚したときのために自分は学校にいたことを装い
アリバイ工作をするが級友の一人に工作がバレる。
その級友に脅迫され金を要求され、主人公はそいつもコンビニ(級友のバイト先)で殺害。
レジカウンター内で二人で倒れた拍子に刃物が偶然刺さったことにしようとした。
しかし足のみが映った防犯カメラの映像では倒れてから級友の
足がひきつるまでに間があり、主人公が刺したことがバレる。
それに前後して最初に殺害した男には持病があり、放っておいても近い将来に死んでいたこともバレ
感電させるときに電流を流した金歯が外れていたことから男が殺害されたこともバレ、
主人公は八方塞がりとなるが刑事が中途半端な優しさで一日の猶予を主人公にもたらす。
そのまま捕まれば犯罪は明るみに出る、母と妹は連続殺人犯の家族となってしまう。
それを防ぐため、対向車線にはみ出してしまった自転車を装い大型トラックに突っ込み主人公死亡。
868: 本当にあった怖い名無し:2009/10/01(木) 23:45:50 ID:CrqMrqgb0
>>865
大型トラックの運転手(&会社)が可哀相だな
876: 本当にあった怖い名無し:2009/10/02(金) 00:15:51 ID:2wi3MtcVO
>>865
補足。
男は確か母親の再婚相手。
ずっと前に離婚したのに最近、家に上がりこんできた。
(母親が何も抵抗しないのは男が末期癌であることを知ってたから。)
妹は性的暴行はされてない。実は妹は男の連れ子(実の親子)。
男は妹の部屋に無理矢理入り込み、妹に実の父であることを告げただけ。
級友ってのは幼なじみだが、DQNで中退して以降、主人公とは疎遠だった。
主人公は秀才だが、夜神月風の中二病w。
コンビニは主人公のバイト先。
DQNに凶器の変圧器?をかくしてるところを目撃され、
脅されたのでコンビニ強盗の芝居をしてくれたらレジから大金を払う、と誘い込む。
そして襲われて倒されたフリして刺殺。
主人公は童貞ではなく、クラスメイトのヒロインの処女を美味しく頂くシーンもある。
22:本当にあった怖い名無し:2009/08/17(月) 17:36:49 ID:CwYxB8T5O
昔テレビで見た西部劇、うろ覚えだから細かく違ってたら堪忍して下さい。
主人公は子供の頃盗賊?に襲われ一家惨殺、主人公だけ助かったが片手を失う。
執念で片手の早打ちガンマンに成長して、かたきを見付け敵討ちをしようとするが、
決闘前に闇討ちにあい、残った片手も使い物にならなくなる。
しかしそれでもボロボロでかたきに立ち向かう主人公。
両手が使えないのにどうするのかと思ったら、あっさり額を打ち抜かれて終わり。
ボーゼンとなった。
後味が悪すぎる。
24: 本当にあった怖い名無し:2009/08/17(月) 18:49:04 ID:7InN+XVsO
>>22
うわ~、あらすじ読んだだけでモヤモヤするわ…
87: 本当にあった怖い名無し:2009/08/19(水) 14:00:46 ID:lY4NgGf/0
>>22
殺しが静かにやってくる 監督セルジオ・コルブッチ
子供の時、片手を失うのではなく声が出なくなる
それ以外は>>22のまんま
北米版ではハッピーエンドバージョンもある DVDも出てる
26: 本当にあった怖い名無し:2009/08/17(月) 19:14:07 ID:wqrBS3Mu0
数年前、某深夜ラジオでしてたお笑いのキングオブコメディ高橋の話
子供の頃、住んでたマンションの階段踊り場に見慣れない子供たちがいる。
自分とほぼ同年代のその子らは、こっちに気付くとなにやらクスクス笑いだした。
感じとしてはこっちを馬鹿にして盛り上がってる風だったそうな。
腹が立ってその場を後にするも、翌日以降もそんな感じで笑いものにされ続けた。
さすがに我慢ならなくなった高橋少年は、友達数人と計画を立ててそいつらをとっちめようと踊り場に向かった
例によってこっちを見てクスクスニヤニヤしだすグループ。
最初に友達の1人が「俺がまず行って話をつけてくる」と言い出す。
が、話に行った友達もしばらくすると、同じように自分を嘲笑し始めた。
それから次々とそのグループにまじってはこちらを笑い出す友達連中。
とうとう全員が踊り場の集まりに参加して、高橋くんは一人になってしまった。
怒って友達に掴みかかっても「別になんでもない」の繰り返し。
しまいに高橋くん以外の全員で野球をすることになったらしく、駆け出していく踊り場グループ
なんかもうわけがわからなくなって泣きながら家に帰ったそうです。
自分の日常が侵されて行くような、そんな嫌な後味の話で基本笑いの番組だったけど
聞いた後ずっとモヤモヤしっぱなしだったなぁ、今でも後日談とかが気になる
118: 1/3:2009/08/20(木) 15:03:05 ID:r4AYFEQg0
泡坂妻夫の短編「わんわん烏」
※鳥(とり)じゃなくて烏(からす)です。長文ごめん。
主人公は商店の若旦那。
新妻・加代と2人で暮らしている。
ある朝、烏が「カアカア」ではなく
「わんわん」と鳴いているように聞こえたことについて、加代と話をする。
「きっとあの烏は、生まれてから親烏の鳴き声を聞く前に、
犬のわんわんという鳴き声を聞いて刷り込まれちゃったんだね」と主人公が話すと
「わんわん烏ね」と加代も寂しそうに笑った。
半年前、加代と見合いをした主人公は、
加代のその寂しげな笑顔にも惚れ込んで、一生懸命に口説いた。
純情な主人公にとって、加代は初めて本気で好きになった相手だった。
内気な加代は、家業を手伝うことにも難色を示したが
店に出なくていい、ずっと家にいてくれたらいいという条件で結婚したのだ。
その朝、店に出勤した主人公は、母親や親戚にも
「加代はまだ店に出たがらないのか」とつつかれる。
「そういう約束で結婚したんだから…
加代が手伝ってもいいと自分からいってくれたら別だけど」となだめるが
商店街の人々もみんな、商家に嫁いだのに手伝わない加代を
よく思っていないことに、主人公は気づく。
加代に自発的に店に出てもらうには、自分のほうに目を向けさせるだけじゃだめだ。
そういえば自分は、加代が昼間に何をして過ごしているのかも知らない。
もっと加代といろんな話をしよう、お互いに理解しあおうと決めて帰宅した主人公。
しかし「私はわんわん烏でした。どうか私のことは忘れて」という書き置きを残して、
加代は姿を消していた。
119: 2/3:2009/08/20(木) 15:03:52 ID:r4AYFEQg0
翌日、加代の父親が主人公の元を訪れた。
加代は主人公が良くしてくれることを感謝していた、
主人公に落ち度はないのでどうかあの馬鹿娘のことは忘れてくれ、と
平謝りする加代の父親に、主人公は説明する。
「わんわん烏」という言葉は、初めに覚えたことは直せないという意味だろう。
やはり内気な加代は、商家には馴染めず負担を感じていたのだろうか…という主人公に対し、
加代の父親は思い切って話し出した。
わんわん烏というのは、加代が初めて想いを寄せた男のことだろう。
加代には好きな男がいたが、恋心を伝えることは無かった。
娘の気持ちを知らない両親の勧めで、主人公と見合いをしたが
加代に惚れ込んだ主人公を断るだけの強さもなかった。
しかしその男は、加代が結婚したと聞いて初めて自分の恋心に気づき、
いてもたってもいられなくなり加代に告白した。
それを聞いた加代も、「自分の結婚は間違っていた、
主人公と離婚して男とやり直したい」と加代の両親に訴えたという。
もちろん両親は激怒し、そんな不誠実なことをするなら親子の縁を切る、と叱ったが
その説得も加代の心には届かず、加代は男と駆け落ちしてしまった。
自分達は加代はもう死んだものとあきらめたが
主人公にはどんなに詫びても詫びきれない…
話を聞いて呆然とする主人公。
加代がいつも寂しそうな顔をしていたのは、
夫を取るか、それとも全てを捨てて好きな男を取るか悩んでいるためだったのか…
120: 本当にあった怖い名無し:2009/08/20(木) 15:08:01 ID:r4AYFEQg0
主人公は失望のあまり、働く気力も失くしてしまい
毎日、失った加代との生活を思い出し悲嘆にくれていた。
ある日、わんわんと鳴く烏の声を聞いているうちに、
加代の寂しそうな笑顔を思い出し、烏になって飛んでいってしまった。
烏の主人公は、毎日いろいろなマンションのベランダを飛び回って加代を探した。
何年かたって、ようやく主人公は加代の家を見つけた。
幸せそうな顔の加代を見て、主人公は安心した。
加代は主人公が飛び降り自殺をしたことを知らず、
最愛の恋人と再婚して幸せな生活を送っていた。
しかし、最近ベランダによく来る烏が「かよかよ」と鳴くので、
ふと主人公との短い結婚生活を思い出して、烏にパンくずをあげるのだった。
-----------------------
自殺した主人公や、嫁の裏切りのせいで一人息子が死んでしまった主人公の両親や
まともそうな加代の両親と
周りを不幸にしたあげく、主人公が自殺したことも知らずに
ちゃっかり一人だけ幸せになっている加代との対比が後味悪かった。
主人公が加代を恨んでいないのが救いなのかもしれないけど。
132: 本当にあった怖い名無し:2009/08/21(金) 00:05:17 ID:tv57jDBp0
>>120
乙です。
読み易かったし面白かったよ。
主人公も元嫁も初めて好きなった相手が忘れられなかった
わんわん鳥ってことなんですね。
まさか本当に鳥になってしまうとは思わなかったので
吃驚したけどw
123: 本当にあった怖い名無し:2009/08/20(木) 16:30:29 ID:ETeYysNJ0
うん、後味の悪さより悲しさを感じる話だ(´;ω;`)
でも面白かった。
73:本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 02:12:34.31 ID:rNsvfALK0
スティールボールラン
20世紀初頭(かな?)行われたアメリカ横断レースを舞台にした物語で
ウェカピポというキャラの顛末が後味悪い。
ウェカピポはナポリ王国の護衛官の家柄で両親は既になく、妹と二人暮しだった。
妹は17でウェカピポの同僚に嫁ぐ。
家柄も良く、仕事も出来る男だったので妹は幸せになっていると信じていたのだが
実際はその男はDVで妹を失明にまで追い込んでいた。
ウェカピポは二人を離婚させるが、夫の同僚は「恥をかかせた」と決闘を申し込む。
決闘でウェカピポは勝利するが、直後立会人に攻撃されてしまう。
同僚は国にとって重要な人間の息子であったためウェカピポは死んだことにされ国外追放になった。
妹は犯罪者の身内として目も見えず、身寄りもない、誰にも保護されず働くしかなかった。
国外追放になったウェカピポは妹の生存は知らず(実際は主人公の父親に保護されている)
ラスボスの大統領につき、大陸横断レースに関わる任務に携わっていた。
主人公たちとの戦いで妹の生存を知らされ改心するも
最期は主人公と対立するキャラに騙され捨てゴマにされて死亡した。
レースが終わったらいつか妹と再会できると思っていたので辛いラストだった。
妹が毅然と生きていることだけは救いかも。
74: 本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 02:30:45.06 ID:Hbv3lRIi0
>>73
駄目だウェカピポのせいで笑いが堪えきれない
82: 本当にあった怖い名無し:2012/05/05(土) 10:37:54.61 ID:G/ZB1T0Z0
>>74
読み始めてすぐにここは突っ込んじゃダメだよな…
と思ってたのにおまいときたらw
109: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 13:31:22.35 ID:XClP/APDO
ちょっと話題逸れるけど、昔虫歯菌がいないから
虫歯になったことない、虫歯にならないから歯磨きしないみたいなことを
自慢気に語ってるガキがテレビに出てたなー
子供の時は、なにそれうらやましい!と思ったけど、
今思うと虫歯菌以外の菌はいるんだから歯周りガタガタになるだろうし、
なんで親は注意しないのかとか色々思うところあるな
112: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 17:23:02.98 ID:pTOYmu1Z0
>>109
同じような主張をする中高年の歯周病患者
(しかも手遅れ)が増えてるって何かで見たな
113: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 17:53:54.66 ID:3gBEVm1NP
昔、はいしゃの治療ミスで死んじゃった患者、って話を思い出したな。
しかも、知らずとはいえ、親が子供を殺す手伝いまでしてしまったという。
115: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 19:04:25.38 ID:u4bu7JQ8O
これだぬ、探してみた
てかこんな最近だったっけ?
27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/18(日) 00:49:39.64 ID:tSNmTTCg0
1982年:東京都八王子市の歯科診療所で、
フッ素塗布液のNaF(フッ化ナトリウム)とHF(フッ化水素酸)を間違えて塗布し、
診察台から2mもハネ飛んで幼児急死(4.20)
これ、塗布された瞬間に女児が大騒ぎして暴れだしたので、
治療していた歯科医が、付き添いでそばにいた母親と助士に女児を押さえている様に言って、
母親が押さえつけているところに更に塗布して、
筋肉の痙攣で大の大人二人を跳ね除けた上で2メートル吹っ飛んだと言う。。。
歯の神経の痛感ってのは、人体が感じる様々な痛み。
つまり、痛覚としては2番目に強力なものなんだよ。
まあ、麻酔がなかったら普通は耐えられない。だから拷問なんかにも使う。
116: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 19:05:14.78 ID:u4bu7JQ8O
歯にフッ酸塗るとどういう痛みを感じるかっつーと、
塗られた歯が全部、末期の虫歯の痛みを同時に引き起こし、
さらに、フッ酸が浸透を続ける顎や頭蓋骨の中を通ってる痛感神経も、
最大強度の痛感を発信するようになる。
まあ、ここまで強力な痛覚になると、もう脳というか神経系全体が耐えられんわな。
そんで、自律系の神経が機能不全を起こし、その端末である各種臓器も不全、
いわゆるショック死へ、という流れ。
やっちまった医師が、通夜の席で土下座して詫びて、そのまま脳溢血起こすのも、まあ無理はない。
仮にも医者なら、想像しただけでも気絶したくなるほどむごい状況を、
年端もいかない女児を押さえつけて引き起こしたって事が、まるわかりだからな。
自分にゃ嘘はつけないし、誤魔化しも効かんよ。
およそ人が知覚し得る最大限の苦しみを自らの手で与えたって事実からは、逃げようがないわな。
むしろ、そのへんの知識も想像力もない親は、単に毒を塗られて殺された~くらいの認識だろう。
まあ、愛娘が単に殺されただけでなく、
人としておよそあり得る最大限の苦しみを与えられて死んだ、
なんて話は、親には言わんほうがいいけどな…。
124: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 20:08:18.86 ID:GmJQLI3/O
>>115
うわぁ
子供もだけど母親の事を考えると泣きそうになってきた
126: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 20:43:02.20 ID:FfybKUzcO
>>115
2ちゃんでよく書き込まれてる事件だけど、
見る度に心が痛む。誰の立場に立っても辛い。
確か、歯医者の奥さんが電話で注文を言い間違いして、
受けたのが新人だった為に何の疑問もなく劇薬持って来たんだよね。
歯医者さんはその後回復したのかな?してても地獄だろうけど…。
128: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 21:45:24.37 ID:BM3iO55z0
>>126
受けたのは新人かどうか知らないけど、
フッ化水素酸は歯科技工士が使う薬品だったため、
歯医者の人(奥さん)が受け取りに来ても
何も疑問に思わず渡したって流れだったと思う
118: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 19:10:10.26 ID:u4bu7JQ8O
あっ勘違い、レスが2010年で事件自体は1982年だた
119: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 19:49:20.68 ID:K7xb8xi+0
医者も加害者とは言え可哀相
結構後味の悪い話だよね。
125: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 20:21:14.89 ID:f5yYP6fb0
腹腔鏡下外科手術の失敗で自殺してしまった男性の例も後味悪かったな。
へたくそな医師に腸を傷つけられて排便のコントロールが全く出来なくなってしまい
夜は何度もトイレに起きて熟睡できないとか、
いつ粗相をしてしまうか分からないので外出する時は前日から絶食とか。
毎日トイレと部屋の往復で仕事もできなくなり手術した病院の前で焼身自殺した。
裁判で一応病院側の過失は認められたんだけど
医師のミスについては曖昧なままだった。
130: 本当にあった怖い名無し:2012/05/07(月) 22:17:22.64 ID:mqZuLm2+0
>>125
テレビでちらっとだけ見たけど、亡くなった場所知らなかった
病院の前で亡くなったのか…
なんでよりによって一番苦しそうな死に方を選ぶんだって思ってたけど
病院関係者に「お前らがここまで追い込んだんだぞ」って
見せつけてやりたかったんだなあ
225: 1/6:2009/09/15(火) 00:53:07 ID:I9d4/ZoC0
小説だが、タイトルや作者は忘れた。
内容も微妙に覚え違いがあるかも。やや作って書いてる箇所がある。
長文になってスマソ。ちなみにホラーではない。
主人公Aは30歳くらいの綺麗めの女性で、やや落ち目の化学系会社(中堅規模)の社長の娘。
いいかげん結婚しろと、祖母に電子機器会社?の息子との見合いを持ちかけられ
今さら相手の人柄よりも肩書きを重視する祖母に失笑しつつも、断るのが面倒でAは受ける。
ところが、見合いの席で出会った男性Bは、子供の頃の知り合いだった。
10歳くらいの頃、父の会社は公害訴訟を起こされ、重厚長大型産業は既に時代遅れだった。
地元からの嫌がらせが家族まで及ぶのを避けるため、Aは引っ越しで転校させられた。
しかし、公害企業の娘というのは転校先にも知られており、子供の無邪気な正義感から
会社業務には無関係なAまで、悪者の子には当然の制裁というようにいじめを受ける。
Aは、父は確かに時代の先見には劣ったが、利便生活の恩恵を受け入れた消費者も同罪だろうと反感を持つ。
そんな中で、ちょっと精神的に幼めでトロいクラスメートの少女Cだけは、社会問題とかあまり念頭になく
普通にAに話しかけ、Aとしてはそんなつもりは無いが友達同士のような位置づけになっていた。
ある日の図工の時間、AはうっかりつまずいてCの粘土細工を潰してしまう。
のろまだが何故かこういう手先だけは器用なCに嫉妬したんだろうと、クラスメートは一斉にAを批難した。
そこを、天然無垢のC本人だけは、Aちゃんはそんな事しないよとかばってくれた。
が、Cが精一杯Aをフォローすることで、かえってクラスメートにはAの故意を印象づける結果となる。
理不尽だが、AはそんなクラスメートよりもCのほうを憎く思った。
その後、母子家庭で食事の用意をしているCの家の前を通りかかったAは、
道端に落ちていたライターを見つけた瞬間、Cを困らせてやりたい衝動に駆られ、
Cが台所を離れた隙に火のついたティッシュを窓からコンロ脇へ投げ込む。
すぐ戻ってくると思ったCはなかなか現れず、コンロを焦がすボヤどころか
226: 2/6:2009/09/15(火) 00:56:10 ID:I9d4/ZoC0
燃え広がって火事になった。通報を受けた消防車が駆け付け、野次馬の人だかりの中でAは
Cを抱えて家から逃げ出てきた兄Bと一瞬目が合う。必死の形相だったからか睨むような目つきだった。
火傷で黒むくれのBとは違い、きれいな赤い頬をしていたCは、しかしその時すでに酸欠で死んでいた。
Aは結果の重大さに恐ろしくなって本当の事を言い出せないまま
事件は留守番の子供(C)の火の不始末とされ、Bと母親は焼け家を出て引っ越して行った。
粘土の濡れ衣でさえ猛攻撃を受けたのに、正真正銘の犯罪を断罪されずに過ごす不釣合いを
Aはものすごく後ろめたく感じたが、言い出せないまま、自分もやがてまた引っ越して地元に戻った。
その後、罪の意識を引きずって生きてきたAは、本心を話せる親友もなく
何人か男性と付き合っても今一つしっくりいかず、何となくこの歳まで来てしまった。
大人になって自分の前に現れたBを見た瞬間、ああ、復讐しに来たのだと覚悟を決めた。
ところがBは、火事後に心労で母まで亡くしたショックで、幼児返りしたような性格だった。
当時の鋭い目つきと同一人物とは思えないくらい、Cに似た柔和な表情で、
ただ、頭の切れは良く優秀なため、今の養父母に跡継ぎとして施設から貰われていた。
一中小企業だった会社を今の状態にまで発展させたのは、Bの手腕によるところが大きい。
ちょっと頼り無さそうに見えるものの、にこやかな人当たりも取引先には概ね好評だった。
目鼻立ちが整って地位もあるBなのに、この精神的幼稚さのせいで今まで女性経験は無かった。
自分と出会ったことは忘れているのだろうか?と、Bの意図をつかめず戸惑うAだったが、
今まで興味を示さなかった見合い話の中から何故かBが自発的に
Aとの面会を希望したのだと養父母から聞き、何か喋りなさいと促されて
「殺したいほど人を憎んだことがありますか?」という場違いなAの問いに
即答で「はい」と返したB(養父母たちは、温厚なBがあっさりそう答えるのを意外そうに驚く)を見て、
接触を図ってきた彼を受け入れるべきだと、縁談の進行を了承した。
227: 3/6:2009/09/15(火) 00:58:05 ID:I9d4/ZoC0
Bの精神的欠陥を後から知った祖母はこの縁談に難色を示しだしたが、Aは頑として進行を主張し、
縁談はトントン拍子に進んでAとBは結婚した。二人きりの新居は、誰も目撃者のいない密室だ。
しかし、Aの緊張に反して、Bは紳士的で(相変らず子供っぽくはあるが)、穏やかな新婚生活だった。
この人は結婚の意味が解っているのだろうか?と、幼稚園児のおままごとのように結婚式を喜ぶBを
Aは訝ったが、そこは一応30代の男で、初体験で不慣れながら夜の営みもこなし、上達も早かった。
Cの「お兄さん」と認識していたBと交わることに、Aは当初 近親婚のようなな違和感を感じ
「私を犯すこともこの人の復讐の一環だろうか?」などと考えていたが、やがて夫婦として馴染んだ。
Aとの結婚生活が円満に進むにつれ、Bは、人当たりの良さはそのままに、少しずつ
子供のようにはにかむ照れ笑いが消えて、普通に次期経営者として
頼り甲斐のある好青年の振舞いになっていた。
なんとなくこのまま平穏に時が過ぎればいいなと思い始めていたAだったが、
近所では、奥さん達グループの新入りいじめの対象になっていた。
そんな中、おっとりした奥さんのDだけは、皆をなだめてAをかばってくれた。
Cと違って聡明で身なりも小綺麗なDだが、かつてのCと似た雰囲気を感じたAはDを苦手に思った。
D夫妻はとても仲が良いので評判だったが、長年子供に恵まれずにいた。
それでも周囲にはいつもにこやかだった。
数ヶ月たって冬になり、通勤するBの襟元が寒そうだと思ったAは、ふと思い立ち
若いころ習わされた手芸を思い出してマフラーを編むことにした。
こうしていると何だか本当の夫婦みたいだと、ささやかに幸せな気分になった。
ところが、完成寸前の日、会社帰りの夫は手土産にカシミアのマフラーを2つ買ってきた。
似合うよ、と、Aの首にも掛けてくれるBだったが、滑らかな高質カシミア織りを巻いているBを見て
Aは自分の手編みの毛糸マフラーがみすぼらしく見劣りして思え、編みかけのまま棚に封印した。
自分たちは好き合って結婚したんじゃないのに、何を浮かれていたのだとAは自分を嗤う。
その夜、Aの入浴中に棚で探し物をしていて、Bは編みかけのマフラーを発見する。
Aの態度が変だったのはこのためかと勘付くが、何も言わずそのまま再び毛糸をしまう。
228: 4/6:2009/09/15(火) 01:00:08 ID:I9d4/ZoC0
翌日の夕方、みぞれが少し積もった道で、買い物帰りのAはDと出会う。
Dは、長年待ち望んでいた子供をやっと授かったのだと、いつもの笑顔に増して嬉しそうだった。
一瞬戸惑いつつ、そうですか、おめでとう、と言葉を交わして別れたAは、心の中で
周囲にチヤホヤされ何もかもに恵まれていたDは、唯一欠けていた子供まで得たのか…と思う。
ふと肩越しに振り返ると、みぞれの坂道を危なっかしい足どりで下ろうとするDの後ろ姿が見えた。
Aは無意識のうちにその背中に手を伸ばす。
「何やってるんだ。」 ふと、その手首を誰かに掴まれた。振り返ると、帰宅中のBだった。
Aはハッと我に返った。何をするつもりだったんだろう? 坂道で手を貸すつもりだったのか、
突き飛ばして流産でもさせる気だったのか。詰問調のBの言葉に、後者のような気がしてきた。
Bの声にDも振り向いたが、「あら、Aさんのご主人」と挨拶をして帰った。
DはBの言葉を、普通に路上で妻を見つけて「何してるの?」と尋ねたのだと思っていた。
Dが去った後、Aは青ざめて「ち…違う」とBに首を振ったが、Bは「帰ろう」と
Aの手首を掴んだまま引っ張った。その目は、いつものように笑ってはいなかった。
「私は、Dさんが妊娠して本当に良かったと思った。それは嘘じゃない…」
自分でも整理がつかず、部屋の電気もつけずに頭を抱えて泣くAを、「わかってるよ」と
ベッドの端に腰掛けて肩を抱きながら、Bは優しいけれど淡々と感情の無い声で言った。
やがてAは泣きながら寝入った。
次にAが目を覚ました時、キナ臭い匂いと、開いた戸口からチラチラ揺れてる明かりが分かった。
Bが台所に火を放っていた。裁きの時が来たのだ、と、Aは諦念して
じっとベッドに座ったまま壁に背をもたれ掛けた。「逃げないのか?」という声にハッとして
顔を向けると、戸口の影にBが立ってこちらを真っ直ぐ見据えていた。
229: 5/6:2009/09/15(火) 01:01:10 ID:I9d4/ZoC0
「あなたこそ」と返すと、「僕はじき行く」と答える。その目を見ながら、
「やっぱり、子供っぽい性格は演技だったのね。柔和に振舞って人の目を欺きながら、
ずっと復讐のチャンスを窺っていた…」とAは苦笑した。
「そこまで計算高くは生きられない。情緒不安定だったのは事実だ」と答えるB。
「もう行かなきゃ火が回るわよ」と促すA。「わかってる」と言いつつなかなか動かないB。
乾燥した季節だったCの火事とは異なり、みぞれで湿気て寒い今日は燃え広がるのが遅かった。
「君がうちの火事の原因を作ったんじゃないかというのは、初めて目が合った時から直感していた。
明らかに周囲の野次馬とは表情が違い、問わず語りだった。
見合い写真の中に君を見つけた時、これは運命だと悟った。とにかく会わなきゃと思った。
会ってみてどうするとも決めていなかった。だが、君と暮らしてみて分かった。
小さい頃から故なく周囲の攻撃にさらされて反抗的な態度に育ってきたが、根は悪い子じゃない。
皆が子供扱いして下に見る僕へも対等に接してくれたし、だからこそCも君が好きだったんだろう。
もっと周囲と心安らかなふれあいがあれば、優しい人間に更生できると思った。
Cのことはもう時効だし、復讐なんてCも望んでないだろう。君を支えて、二度と同じ誤ちを
起こさせないことが、事情を知る僕の役目であり、Cへの供養だと思った。
でも、君はまた何の罪もないDさんを手に掛けようとしていた。僕では改心に力及ばなかった。
四六時中、君を見張っておくことは不可能だ。第二第三の被害者を出さないためには、
せめて僕の手で君をこの世から消し去ることぐらいしか出来ない。それが事情を知る僕の責任だ。」
Bが語っているうちに、Aはガスを吸って意識を失っていた。
戸口に立つBよりも、部屋の奥で壁伝いにいるAの方にたくさんの煙が流れ降りてきていた。
Aが意識を失ったのを見届けて背を向け、家を出ようとするBだったが、途中で逡巡し
Aを助け出すために炎が勢いを増す家の奥に向かって引き返して行った。
230: 6/6:2009/09/15(火) 01:02:35 ID:I9d4/ZoC0
半年後?or一年半後?。
新入社員の女の子達が、若社長はかっこいいのになぜ夏でも必ず長袖で片手に手袋をはめている
んだろう、と噂し合っている。Bはもうどこにも幼児的な表情はなく、堂々とした立派な男性だった。
先輩の女子社員が、あの人は結婚早々 新居が火事に遭い、
奥さんを助けるために炎の中に飛び込んで火傷を負ったのよ、と説明する。
「まあ、それは大変で…。愛妻家なんですね」と答え、話題は次に移る。
場面は変わって、家?病院?で、Aの車椅子を押すB。
「どなたか存じませんが、どうもご親切に」と、屈託のない顔で微笑みかけるA。
火事後のショックでか、Aは記憶を失い精神的におかしくなっていた。
その膝では、夏にもかかわらず延々と毛糸のマフラーを編み続け、編み終わりの処理をしないので
裾が異様に長く延びている。時々Bが先をはさみで切ってやると、また延々と編み続ける。
「それ、誰の?」とBが尋ねると、「好きな人の」と答えて恥かしそうにはにかむA。
Bは、あのとき自分にはもうAを消すことしか手立てが無いと言ったが、そもそも
前夜に編みかけの毛糸を見つけた後、ありがとう、待ってるよと、ただ一言でも
気持ちを伝えるフォローの声を掛けていれば、AはDさんの背に手を伸ばすような事をしただろうか?、
と、自問する。
そして、今のAの姿が過去にA自身が犯した罪の償いなら、
この先の人生をAとともに生き、世話をしていくのは
僕の罪の償いであり、喜びでもある、とBは思う。
「あのマフラーは、いつか完成する日が来るのだろうか?」 ――――
238: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 08:23:54 ID:shEo0PiAO
>>230
乙です!すごいおもしろかった
233: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 02:37:46 ID:kH6ABlQm0
普通に面白かった。
1/6って時点で「長文過ぎんだろw」と思ってたがw
サラっと読めた。乙。
235: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 03:56:34 ID:iSuz27s20
後悪というより普通に青春でせつない話だった。長すぎだけど何とか読めた
239: 本当にあった怖い名無し:2009/09/15(火) 10:11:28 ID:d13+mac7O
すげえ。
大絶賛の嵐だな。
まあ、面白かったから当然か。
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