1: 【中国電 71.0 %】 ◆fveg1grntk @\(^o^)/ 2015/01/11(日) 07:51:45.79 0.net
擦り傷業界にパラダイムシフトを起こした湿潤療法のパイオニアが書いた糖質制限本
しかし、本書が単なる「糖質制限お勧め本」の範囲に収まっていないのは彼が「常識を疑う強い心」を持っているからであり、そのような人間だけがパラダイムシフトを起こせるのだ
今回疑うべき常識は「炭水化物は主食」
単なるダイエット本、健康本なら「主食である炭水化物を制限しましょう」と主張するだろう
しかし、本書は「炭水化物はそもそも主食では無い」と主張する
炭水化物(糖質)は酒やタバコと同じ嗜好品なのだ

前半部は割と普通の「糖質制限お勧め本であり、糖質制限の効能などは実に共感できた
ご飯やパンを「角砂糖換算」するのは知らず知らずのうちに如何に糖質を大量に摂取しているかを知る有力な方法である
私自身も(著者ほど徹底していないが)糖質制限法で1年で15kg程度体重を落とした経験がある
ただ、彼のように「一度糖質制限をすると糖質を受け付けなくなって来る」と言うほどではないが・・・

中盤では現在行われている糖尿病治療に対する批判である
糖尿病治療はカロリー制限を重視した食事を推奨しているが、それよりも糖質を制限すべきであるとの主張
確かにこれは頷ける話だが、その後に「糖質制限治療法が推奨されないのは糖尿病学会と製薬会社が結託して、治療薬を売る利権を継続させるためだ」との陰謀論は穿ち過ぎではないだろうか
私は単に糖尿病学会がこれまでの学説を否定して、新しい治療法に踏み込む勇気が無いだけだ
専門家であり、権威である学会は古い、しかし間違った哲学をなかなか捨てられないモノなのだ

後半部からが本書の真骨頂である
ここからは説明しきれないのでとにかく本書を手にとって読んでほしい
全ては「糖質は人間にとって不要である」という主張を補強する材料なのだが、その内容が広く、深く、濃い
文化人類学、生命科学、地球科学、物理化学、歴史学、生物学・・・その多岐にわたる研究は圧巻である
「人類が定住し、農耕を行うようになった理由は?」「そもそもカロリーとは何か?」「今後の世界の穀物生産はどうなるのか?」「ブドウ糖代謝と脂質代謝の違い」「なぜ牛はセルロースから」
私は真核生物の進化の話が出てきたあたりで着いていけなくなった
とにかく主張したいことは1つ「人類に糖質は不要 てか、むしろ害悪」である

現在、穀物は世界中で「神」とされている
日本でも五穀の豊穣を祝う新嘗祭が行われているし、西洋の神話にも穀物神が登場する
美味で、安価で、大量生産出来て、長期間の保存が可能ゆえに、これまで「主食」として人類の繁栄の原動力となった炭水化物
しかし、一方で穀物生産による環境破壊や人体に与える悪影響も露呈し始めた
そろそろ炭水化物は「神」の座から降り、単なる嗜好品の1つとして受け入れるべき時代に来ているのかもしれない
荒唐無稽な話に見えるが、それこそがパラダイムシフトなのである
転載元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/morningcoffee/1420930305/
考えさせられる画像くれ
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4807038.html
炭水化物
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