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001 朝目新聞

罪悪感

なぜ大人になっても母親の顔色が怖いのか「良い子」を縛る承認と罪悪感

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第1章母親の返事を聞く前から、決心が揺らぐ
転職先を決めた。条件も悪くないし、自分でも納得している。それなのに母親へ電話をかける前から、決心が揺らぎ始める。「そんな会社で大丈夫なの」と言われる場面が、まだ何も言われていないうちから頭に浮かぶ。

結婚、離婚、引っ越し、休日の過ごし方でも同じことが起きる。「自分はどうしたいか」より先に、「母親はどう思うだろう」が出てくる。反対されそうな選択は、話す前から少し小さくなる。

厄介なのは、母親に人生を決められているという感覚が、本人にもほとんどないことだ。「心配をかけたくない」「育ててもらった恩がある」「親の意見も大切にしたい」。どれも間違いではないから、その奥にある恐怖に気づきにくい。

自分の人生を選んでいるつもりで、ずっと母親の採点表を埋めていた。

良い学校、安定した仕事、世間体のよい家庭。正解を重ねれば、いつか「あなたはそれでいい」と言ってもらえる。その願いは、いつから自分の希望より重くなったのだろう。
母親の顔色続きを読む

【北九州監禁殺人事件】なぜ家族は逃げられなかったのか 罪悪感と恐怖で「逃げ道」を消す支配の構造

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監禁されていた女性は、ひとりで車を運転して実家へ行き、母親と銀行にも立ち寄っている。助けを求める機会はあったように見える。

だが、女性は監禁先へ戻った。部屋には3歳の娘が残され、外出中も5分おきに電話を入れるよう命じられていた。


外には出られた。家族にも会えた。それでも逃げられなかった。


北九州監禁殺人事件の怖さは、この矛盾にある。1996年から1998年にかけて7人が死亡し、事件が明るみに出たのは2002年。なぜ人は、目の前に出口があっても、それを選べなくなるのか。

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